・ | 3月4日(土):右手の肩の辺りが痛いと食事を左手で食べていた。
先月の介護日記に母の食事中の写真を載せたが、これは4日に撮ったもので、コーヒーカップを左手で持ち、右側を何となくかばっている様子がうかがえる。
このとき、既に右肩が痛かった。このときは、寝違いかも知れないと思い、様子を見ることにした。 |
・ | 3月5日(土):一日ベッドで寝ていて食事も三食食べなかった。ベッドから起きたくても右手で突っ張れないせいか、起きることができない。
夜8時過ぎにベッドの頭の方を電動で少し上げて水とバナナを勧めたら寝たまま食べた。0時頃、ベッドに起きることができたので、作っておいた卵入りお粥を温めて勧めたら食べた。
その後トイレにも行き、着替えもできた。一安心。 |
・ | 3月6日(日):少し調子が良くなり、食事もできた。しかし、右手は相変わらず痛いらしい。脳梗塞でも起きたか心配であったが、
しゃべるのはしっかりしているし、編み物は右手を使ってやっていたので緊急事態ではないと考え、日曜日でもあったので医者に相談等は行わなかった。 |
・ | 3月7日(月):相変わらず右肩が痛いらしく、ベッドから起きてこなかった。診療所に連れて行きたかったが、無理そうなので診療所の婦長さんに
電話で相談した。状況を話したら「連れて来れるなら是非連れて来て欲しい」とのことであったが、いろいろ試みたが無理であったので結局、本日の様子を見てその結果により、明日連れていくかどうか決めることになった。 |
・ | 3月8日(火):気分が良さそうで肩の痛みを訴えなくなった。ベッドにも座ることができ、食事も二食、食べることができた。本日はいつも診ていただいている医者が休みなので、悪化していないこともあり診療所には連れていかないことにした。
夕方から右手の肘が痛いと言う。痛い場所が肩から肘に移ったようだ。 |
・ | 3月9日(水):右手の痛みはなくなったようだが、座った状態から立ち上がれなくなった。
夕食のためにお膳についてもらおうとしたら足が痛いと言って体が動きづらくなった。しばらく休んだ後、自分の下着のお腹の部分に千円札を3枚突っ込んでいたが、「薬を入れたら直った」と言ってニコニコした。
千円札を薬の積もりでお腹に貼り付けたらしい。それで気分が変わり、元気になり、その後夕食を食べた。 |
・ | 3月10日(木):体調は大分戻って来たが、食事は朝食しか食べなかった。殆どベッドで編み物をしていた。 |
・ | 3月11日(金):右肘が痛いらしく自分でさすっていた。食事は何とか三食食べた。夜、久しぶりにお風呂・洗髪に成功。 |
・ | 3月12日(土):痛みはなくなりほぼ以前の状態に復活した。 |
・ | 3月23日(水):デイサービスに行ったついでに検診していただいた。担当していただいている先生により、診察と血圧測定が行われた。むくみはなく、血圧も正常。
血液検査もやろうとして腕にゴムを巻いたら「こんなことをしたら死んでしまう。止めてください。」と嫌がったのでやめた。レントゲンも止め。 |
・ | 3月28日(月):デイサービスに行ったので、先日失敗したレントゲンと採血に再挑戦。
看護婦さんと看護士さんと私と3人で母をレントゲン室に連れていった。レントゲン室で3人で母の好きな「瀬戸の花嫁」を歌うと母もつられて歌いだした。
そこで私は「はい、立って!」と言うと母は車椅子から立ち上がった。「それでは歩きましょう。」と言って3人で歌いながらレントゲンの機械に向って行進を始めた。
母も一緒に付いて来た。機械の前で止まり、「ハイ、そこにくっ付いて!」と言って両側から押さえているうちに写真を撮った。大成功!
次にさっきと同じように3人で「瀬戸の花嫁」を歌いながら採血室へ。歌っている間に腕にゴムを巻きプツリ。一瞬「痛い!」と言ったが、腕を押さえているうちに終了。成功! |
以上の経過をたどって母は元気になりました。