介護レポート:2004年4月度
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10月 | 11月 | 12月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | |
合計 | 848分 | 763分 | 855分 | 1282分 | 1010分 | 430分 | 240分 |
回数 | 32回 | 28回 | 26回 | 31回 | 36回 | 12回 | 17回 |
1回当り時間 | 26.5分 | 27.3分 | 32.9分 | 41.3分 | 28.1分 | 35.8分 | 14.1分 |
1回当り60分以上回数 | 3回 | 3回 | 6回 | 10回 | 3回 | 4回 | 0回 |
・ | 炊事、洗濯などの日常生活行動をできるだけ一緒にしてあげる 日常生活行動を一緒にしているときには、幻聴は聞こえないか、聞こえたとしてもそちらに関心は行きません。 |
・ | 母の自叙伝「私の人生」を大きな声で読んであげる 母の自叙伝は自分でも時々読んでいますが、どの程度理解できているか分かりません。そこで私が補足説明を加えながら大きな声で 読んであげると、「初めて聞いた」「びっくりした」「おかしいよ」などをを連発しますが、それでもすごく関心をもって聞いているのがよく分かります。 少なくとも、読んであげている間は幻聴は聞こえないようです。 |
・ | 赤ちゃん(ひ孫)の写真を見せる 何回も見ていると、「これ、見たことがある」と言って興味を示さなくなるので、時々新しい写真を追加します。そうすれば、再び興味を持ちます。 アルツハイマー病の人は新しいことを記憶できないと言いますが、母の場合、赤ちゃんの写真を何回も見ているとその写真を見たことを記憶できています。 右脳はアルツハイマー病に侵され難いというのは正しいようです。 |
・ | 好きな音楽を聞かせる 好きな歌をかけてあげると一緒に口ずさんだり、指揮をとったりして楽しそうです。最近、母が好きな歌は「母さんの歌」、「瀬戸の花嫁」です。 |
・ | 笑顔が多い、楽しそうなテレビ番組を見せる 笑い顔が溢れている楽しそうな番組がいいです。怖い顔や怖い風景が出てくる番組は見せない方がいいです。そこから妄想の世界に入り、幻聴が始まるからです。 |
1.母の大演説 | ||
母はいつも、食事の後の食器洗いを自分の仕事と思ってやっているのですが、 先日、ほとんど私にやり方を聞かずにできたときは満足そうに私のところに寄ってきて次のような演説を始めました。 | ||
母 | 「私のお母さんは私が食器を洗えるように厳しく叱って教えてくれた。 だから私は食器洗いが上手にできるようになった。あるとき先生が生徒に食器を洗わせたが、できたのは私だけだった。それで私は先生に褒められた。 他の人は、家でお母さんに厳しく叱られなかったので食器洗いができなかった。 母親は子供を厳しく叱らなければいけない。私は母親に感謝している。」 | |
私 | 「パチパチ」(拍手) |
○体操選手権のテレビを見ていて、選手と一緒に自分も着地姿勢をとる母
(2004年5月3日撮影)