介護レポート:2003年5月度
「母は復活して元気になった!」

母は先月下旬から身体の調子が悪くなり、デイサービスに行くことは無理となりました。このため、今月はデイサービス の代わりに診療所に診療で通うはめになりました。デイサービスは診療所で行っているので、看護婦さんも周りの人も日頃から よく知っている方々であり、母も診療という違和感は持たないで済んだようです。4月30日に診ていただいた結果、肺に水がたまって いるということで利尿剤を飲むことになりました。看護婦さんからは、トイレが間に合わないかも知れないと言われましたので、 初日は妹に頼んで母にオシメパッドを付けてもらいました。利尿剤を飲んだ後、確かに1時間おきにトイレに行き、本人もびっくりする くらいおしっこが出たのですが、すべて間に合って自分で歩いてトイレに行けましたので非常にホットしました。男性である私に とって母にオシメパッドをつけるのはまだ無理だからです。5月2日に再び診療所へ行き経過を診てもらいましたが、「レントゲン を撮った結果、肺の水はだいぶひいている。しかし、心電図は今一歩。食欲が出ないのは困るな〜」と言う診断でした。

その後、食事は1日1回くらいはまあまあ食べるようになってきましたが、まだ快方に向かっている感じはありませんでした。 5月7日に再び診療所へ行き、診察の結果、「水はほとんどひいているが、血沈濃度が高くなっている。なぜ高くなって いるか分からないが、もしかすると今回の原因はこれかも知れない。本当は胃の検査などを行いたいが、無理だろうから試しに 抗生物質を出そう。食事が進まないようだから、少し塩分を摂ってもいいから食事が進むことを優先して考えよう。」と言われました。 すごく痩せてきましたので、とにかく食事をとらせるためにいろいろ工夫しました。先月の母との会話に書いたような なやり取りとか、おかず、お菓子、果物など食べそうなものを少しずつ用意しておき、調子が良さそうなときに少しでも 食べさせました。おやつを食べると食事が進まなくなるなどと悠長なことは言っておられず、食べられるときに食べてもらおうと考えたのです。 ところが、10日に腹痛を起こしたので、念のために診療所へ連れて行きました。突然行ったのですが、丁度いつもの 先生がおられて診てくれました。診察の結果、痛いところは胃であり、大事はないであろうと言うことで胃の痛み止めを出して もらいました。その後、食欲は少しづつ戻り、おしっこも通常のペースに戻ってきました。母はどんなに調子が悪くてもトイレは自分で歩いて 行ってくれましたので非常に助かりました。

その後、夜寝るときや明け方に首筋が痛いと痛がりました。寝違いかも知れないので、看護婦さんに相談して湿布薬を貼って様子 を見ることにしました。一時はそのために食事も進まなくなりましたが、2、3日するとそれも段々おさまってきました。 体調も段々良くなり、昼間退屈そうにしているので、21日からデイサービスを再開してみました。その方が母の気分転換になるし、 万が一体調に変化があっても診療所なので安心できたからです。ケアマネージャーさんとも相談し、21日以降は、原則としてデイサ ービスに行くこととしてヘルパさんの送り迎えは来てもらうようにしておき、体調が悪そうなときにはその場で断ることとしました。 それがほぼ完全に回復したと感じたのは6月の1週目ころでした。結局、母の調子が悪くなったのは4月23日ですから、6週間くらい 体調が悪かったことになります。本日は6月11日ですが、元通り元気にデイサービスに行きました。本当に 復調したかどうかはもう少し様子を見ないと分かりませんが、本日のところ元気です。

元気になった母と私(2003年6月8日撮影)

(2003年6月11日)

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