バス廃車体全国版

北海道(道央)1(北海道中央バス・・・いすゞ)

北海道中央バスの廃車体です。
北海道中央バスと言えば、1980年頃に岩手県交通と十和田観光電鉄にいすゞBU10Dの中古車が流れてきたことを真っ先に連想してしまいます。驚いたことに、それとほぼ同型の廃車体が札幌近郊にかなり残存しているとのこと。ただし、年式の違いはもちろんのこと、天井に採光窓があるなどの違いがあるということが分かりました。

廃車体
北海道中央バス

撮影:北海道(2024.4.26)

北海道中央バス いすゞBA741(1965年式)

北海道中央バスの前後ドア車で、初期のワンマンカーの仕様を伝える貴重な廃車体。側面の方向幕窓や、後ろドア後位の引違窓など、特徴的な外観なのですが、木が成長してしまい、よく見えません。
以前は手前が畑になっていましたが、所有者がいなくなってしまい、このような現状です。
(年式は特急北海様によります。前後ドア車の導入は1965年のみだそうです)

廃車体
北海道中央バス

撮影:北海道(2024.6.7)

北海道中央バス いすゞBU10
北海道中央バス

撮影:北海道(2024.6.7)

川重の丸形ボディのワンマンカー。後面通気孔の形状も丸い初期型のBUで、1965年式くらい。前面の方向幕には、系統幕やワンマン表示の小窓が併設されており、北海道中央バスらしい顔をしています。

廃車体
北海道中央バス

撮影:北海道(2024.6.7)

北海道中央バス いすゞBU10D

やはりBU10D
前面には標識灯があり、方向幕に系統幕とワンマン表示窓が併設されていますので、1966年くらいの初期車。尾灯が出っ張って車端に寄っていますが、これは後年の改造でしょう。

廃車体
北海道中央バス

撮影:北海道(2023.6.9)

北海道中央バス いすゞBU10D

北海道中央バスの廃車体の中では最も多いのではないかと思われるBU10D
この車両は、尾灯の位置が上がった1969年式くらい。

廃車体
BU10D

撮影:旅男K様(石狩市 2005.9.24)

北海道中央バス いすゞBU10D

北海道中央バスのBU10D。かつて岩手県交通や十和田観光電鉄に移籍した車両を思い出させます。もっとも、この廃車体はテールライトの形が違うので、1969年式くらい。屋根上には採光窓があるようです。

北海道中央バス いすゞBU10D車内
BU10D

撮影:kuri様(北海道 2007)

廃車体

北海道中央バスのBU10Dの天井にある採光窓を車内から撮影した画像です。通常はベンチレーターがある天井に、採光窓が見えます。
撮影者によると、この採光窓は1969〜1971年式のBU10Dに採用されていたとのこと。1971年式後期の20両のうち10両(空知車)には天窓がなかったそうです。

廃車体
BU10D

撮影:旅男K様(石狩市 2005.9.24)

北海道中央バス いすゞBU10D

屋根上の採光窓が最もよく分かる写真です。中央部分に3ヶ所の採光窓があるようです。北国のバスにどうしてこのような採光窓を設けたのか、興味のあるところです。
(ストリートビューによると、2011年には存在しましたが、2018年時点で撤去済み)

廃車体
BU10D

撮影:旅男K様(石狩市 2005.9.24)

北海道中央バス いすゞBU10D

後ろからの屋根上の採光窓が見える写真。この付近には、この類似車両の廃車体が大量にあるようです。
(ストリートビューによると、2011年には存在しましたが、2018年時点で撤去済み)

廃車体
BU10D

撮影:旅男K様(石狩市 2005.9.24)

北海道中央バス いすゞBU10D

上と同じくらいの年式の同型車。
屋根上のベンチレーターが見えないので、やはり採光窓のある車両のようです。
(ストリートビューによると、2011年9月時点で撤去済み)

廃車体
BU10D

撮影:旅男K様(石狩市 2005.9.25)

北海道中央バス いすゞBU10D(1971年式)

こちらは岩手県交通に移籍したのと同じ年式でありながら採光窓のある車両。側面最後部の雨樋縦管が直角で交わっているので1971年式。
方向幕がなくて3連テールライトを持つこの後ろ姿。岩手県交通の滝沢営業所の車両をカッコいいなあ、と眺めていた当時が懐かしく思い出されます。

廃車体
BU20

撮影:旅男K様(札幌市 2005.9.24)

北海道中央バス いすゞBU20

中央バスのワンマンカーには長尺車が多くあり、それはいすゞ車も同様です。
これは、このスタイルでは最終期の1971〜72年式のようです。

廃車体
BU20D

撮影:旅男K様(石狩市 2005.9.24)

北海道中央バス いすゞBU20D

川崎ボディのモデルチェンジ後の長尺車。川重車体の場合、リアの窓ガラスは方向幕がない場合はメーカー標準で大型ガラスになります。3連テールライトと相まって、観光バスのような豪華なイメージになります。
(ストリートビューによると、2011年10月時点で撤去済み)

廃車体
BU20D

撮影:旅男K様(石狩市 2005.9.24)

北海道中央バス いすゞBU20D

上と同形車で、石狩川河口にたたずみます。
北海道中央バスには、同時期にBU10Dも導入しており、引き続き岩手県交通に転入してこないかなあ、などと当時期待したものですが、叶いませんでした。
(ストリートビューによると、2011年9月〜2023年4月の間に撤去)

廃車体
BU20D

撮影:旅男K様(石狩市 2005.9.24)

北海道中央バス いすゞBU20D

石狩川の河口にたたずむ廃車体。北海道らしい光景です。
青く塗られていますが、北海道中央バスで、リアのエンジン通気孔がないため、上のものより新しいことが分かります。
(ストリートビューによると、2011年9月時点で撤去済み)

廃車体
北海道中央バス

撮影:北海道(2023.6.10)

北海道中央バス いすゞBU20D

石狩川河口には、以前はかなりの数の廃車体がありましたが、2023年時点での北海道中央バスはこの1台のみ。
後面にエンジン通気孔のない1975年以降のスタイルです。

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