バス廃車体全国版

長崎県1(西肥自動車)

西肥自動車は、長崎県佐世保市に本社を置き、長崎県北部や五島列島、及び佐賀県西部に路線を持つ事業者です。肥前の国の西部を走ることから社名がついています。
銀色に紺色の帯が入るデザインを長く続けており、窓下の紺色帯の上下には細い赤い帯が入ります。

廃車体
RB10

撮影:将平様(長崎県 2016.1.8)

西肥自動車 日野RB10

金産ボディのワンマンカーで、前中折り戸。前ドアの脇に、乗り口が後ろであることを示す表示があります。
ぽると出版(2002)「金沢ボデーのアルバム」の巻末表によると、1965〜67年に導入実績があります。
前後の方向幕に系統幕が併設されており、早くから系統番号を表示していたことも分かります。

廃車体
RC301

撮影:将平様(長崎県 2018.3.26)

西肥自動車 日野RC301
RC301

撮影:将平様(長崎県 2018.3.26)

公民館の物置になっている前ドア車。側面の窓柱が太い部分があるのは、直結冷房車の特徴です。
高出力車ですが、系統幕やワンマンスピーカーを持つ路線バス。後面に方向幕はありません。
1978〜79年式。

廃車体
RC301

撮影:将平様(長崎県 2018.3.26)

西肥自動車 日野RC301
RC301

撮影:将平様(長崎県 2018.3.26)

上の車両と同型車。
非常口側にも窓柱が太い部分があり、その下の通気孔の網が、サブエンジン冷房です。
側面窓下には、西肥自動車株式会社と正式な社名が書かれています。

廃車体
RC301

撮影:将平様(長崎県 2015.1.31)

西肥自動車 日野RC301

オレンジ色に塗られた上、潮と波でかなり大規模に破壊された廃車体。
ストリートビューには、これよりちょっと前の状態が写っており、おでこの形状、前ドア次位の窓、ワンマンスピーカーなどから、上の前ドア車と同型車であることが分かりました。

廃車体(長崎22あ48)
BM320

撮影:将平様(長崎県 2016.8.8)

西肥自動車 日野BM320
BM320

撮影:将平様(長崎県 2016.8.8)

日野のマイクロバスの廃車体で、金産ボディ。前面の方向幕に「西肥バス」の文字が貼られているほか、後面の通気孔から冷房車だと分かりますので、貸切バスだと思われます。
前掲の書籍によると、1970〜73年の間に導入実績があります。側窓が角張っているので、この期間の製造であることは分かりますが、側面最前部び縦長の窓がないので、期間中でも初期の車両のようです。登録番号からは22ナンバー初期であることが分かります。
車番はK053

廃車体
AM100

撮影:将平様(長崎県 2018.3.26)

西肥自動車 日野AM100
AM100

撮影:将平様(長崎県 2018.3.26)

日野のマイクロバスの廃車体で、冷房車。
後ろ面にK069という車番が見えます。

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