バス廃車体全国版

長野県9(その他のバス事業者)

長野県内のその他のバス事業者や県外のバス事業者の廃車体です。自治体バスであったり、前歴不明ながら営業用バスであったと推察されるものも、ここに掲載します。

廃車体
ボンネットバス

撮影:南佐久郡(2006.3.21)

日産 セミキャブオーバーバス
ボンネットバス

撮影:長野県(2006.3.21)

戦前か終戦直後のものと思われるボンネットバスの残骸です。方向幕と両脇の明かり窓から時代が分かります。ただ、ボンネットや後面窓部分は失われているようです。セミキャブオーバーとの情報を頂き、再確認したところ、確かにそういう形状が見て取れます。であるならば、メーカーは日産です。
側窓下の帯のところに文字痕が見えるので、元ユーザーの特定は可能かもしれません。
しかし、物置としても老朽化が激しく、持ち主の判断次第では、いつ撤去されてもおかしくない状況です。

廃車体
BD14

撮影:ポンコツ屋赤木様(塩尻市 2010)

岐阜市交通部 日野BD14P(1959年式)

国道沿いのバイク屋さんの車庫に保管されていたというセンターアンダーフロアエンジン車。屋根下なので、状態は悪くありません。
スタンディウィンドウの丸みがなくなっているものの、運転席窓の上で雨樋が下りているので、1959年式くらいだと思います。腰板のカラーデザインから、岐阜市営の貸切バスだと思われます。そうなると、該当車両は1台しかないようです。(注1)
(国道拡張に伴う区画整理により、2010年に撤去)

廃車体
4R94

撮影:ヒツジさん様(長野県 2004.7.19)

上田交通 日産デ4R94(1968年式)

富士重工製ボディの2ドア車の廃車体。中ドアは折戸で、前ドアは増設したようです。車番はN-6811となっており、番号の一部が年式を示すようです。
(Kj様によると、2020年現在、撤去済み)

廃車体
BA741

撮影:ヒツジさん様(真田町 2004.4.3)

国際興業 いすゞBA741
BA741

撮影:ヒツジさん様(真田町 2004.4.3)

かなり錆が出ていますが、後部のKKKのロゴから元国際興業だということが分かります。 ヘッドライト2灯、後面3枚分割窓なので、1961〜62年式くらいだと思われます。
車内は薪の置き場になっているようですが、律儀に詰め込んだ奥のほうからどのように取り出すのでしょう。
(2010年7月に撤去を確認)

廃車体
BA05N

撮影:長野県(2005.9.17)

星野温泉 いすゞBA05N(1972年式)

ナローボディのいすゞBA。いすゞでは、狭隘路線用にナローサイズのバスを作り続けていました。それは、モノコックボディの最終期まで続いています。
星野温泉は軽井沢町の温泉リゾートで、限定免許で営業ナンバーのバスを運行していました。グリーン地にテントウムシのデザインが往時を偲ばせます。

廃車体
RC300P

撮影:長野県(2018.4.14)

日野RC300P

採石場で頭にベルトコンベアを載せているオバQバス。前ドアが外れている以外は、ここからの角度だとそれほどの痛みはありません。
屋根上のダクトの位置などから日野車で、3連テールなので1970年以降の最終期の車両だと思われます。外れたテール灯の跡から、水色に細い白線のカラーが見えます。
情報提供:ポンコツ屋赤木様

廃車体
BH20P

撮影:明科町(2003.6.18)

遠州鉄道 いすゞBH20P(1970年式)

オバQバスの廃車体。オバQ特有のマスクがなく、社名表示が通常より高い位置にあります。またウィンカーも特有の丸型でなく、一般型です。
カラーは褪色したのかグレー系の濃淡。最後は自家用だったと思われるローマ字名が車体側面に描かれています。
(注2)
(2010年頃に撤去を確認)

廃車体
MAR470

撮影:長野県(2020.8.8)

内山観光バス 三菱MAR470
MAR470

撮影:長野県(2020.8.8)

別荘地の奥に置かれた廃車体で、電気が引かれていますので、別荘の離れとして使われていたのかも知れません。
呉羽ボディのメトロ窓で、後面が丸いので1967年までのスタイル。後ろのおでこをよく見ると、「内山観光」の文字が読み取れました。東京の内山観光バスです。側面の腰板には、赤い尖ったラインも見えました。
情報提供:新星急行様

廃車体
B905N

撮影:長野県(2020.8.8)

はとバス 三菱B905N(1973年式)

レモンイエローのはとバスカラーのまま置かれている廃車体。近くの温泉名が書かれていますので、この色のまま、温泉宿の送迎バスに使われていたのでしょう。
かつては、はとバスの中古車というのは、こういった送迎バスで相当数見ることができました。
はとバス時代の車番374も残ります。
情報提供:ポンコツ屋赤木様

廃車体
BU20KP

撮影:長野県(2018.7.18)

いすゞBU20KP

ライトグリーン1色に塗られた観光バスの廃車体。この色を見た限りでは、川中島バスの1980年代カラーだろうと思ったのですが、側面のDeluxeの切り文字がついている半面、「川中島観光」の文字を付けた形跡が見当たらないことなどから、色は似ているけれど関係のない自家用バスと推察。しかし、生まれはどこかの観光バス会社でしょう。

廃車体
CCM410

撮影:ヒツジさん様(立科町 2004.5.22)

群馬バス いすゞCCM410(1979年式)

群馬バスの中型車の廃車体。
それにしても、この廃車体は社名表記や東急グループのマークがそのまま残り、まだ走り出しそうな感じです。社番は、63217と書かれています。
(畦道ノスタルヂィ様によると、2019年5月現在、撤去済み)

廃車体
RC300

撮影:長野県(2018.7.10)

日野RC300
RC300

撮影:長野県(2018.7.10)

金産ボディの前ドア車です。前面、後面とも2枚ガラスで、屋根の突起から扇風機付と思われますので、貸切車だったのでしょうか。ドア側の窓配置には「中扉枠」もあり、地域的には信南交通の可能性が高いのですが、確証はありません。
集会所か休憩所のようで、電気も引かれています。
型式は推定。
情報提供:ポンコツ屋赤木様
(畦道ノスタルジィ様によると、2020年9月現在撤去済み)

廃車体
RJ170AA

撮影:長野県(2018.12.27)

川上村営 日野K-RJ170AA(1982年式)

牛舎の脇に置かれた川上村営バスの初代車両の廃車体。村営バススタート時に新車導入された中型車で、モデルチェンジされたばかりの日野RJ。色々な意味でインパクトが大きかったものと思われます。
同村営バスは、今でも同じカラーリングで運行中です。
情報提供:ポンコツ屋赤木様

注意事項
本ページは、「廃車体は文化遺産である」と言う趣旨によって作成しております。当サイトを訪れる方は、この趣旨を御理解いただける方だと思いますが,万が一,本ページの悪用による廃車体への損傷等があった場合は,本ページ及び関連する事項は即刻削除いたします。
(注1)
ぽると出版(2002)金沢ボデーのアルバムの巻末表による。
(注2)
この廃車体の前所有者情報は長野の廃バスまにあん様(掲示板2006.12.5)によります。また、年式はその情報を元に参考文献で調べました。
ページ上部へ戻る
メニュー

80s岩手県のバス“その頃”