バス廃車体全国版

長野県8(国鉄バス)

長野県にある国鉄バスの廃車体をまとめます。長野県内の国鉄バスは、信越自動車部に属する小諸営業所と、中部自動車部に属する下諏訪営業所、伊那営業所がありましたが、分割民営化直前に関東自動車部に移管され、その後JR東日本を経てJRバス関東となっています。そういう経過から、日産ディーゼルの車両が多く見られるのが特徴です。

廃車体
4RA103

撮影:53様(長野県 2005.5.26)

日本国有鉄道 日産デ4RA103(1962年式)
4RA103

撮影:53様(長野県 2005.5.26)

国鉄バスの旧塗装車の廃車体です。窓ガラスが割れてしまっていますが、その割には窓枠などはそのまま残っており、富士重工R11型の面影をしのぶことが出来ます。
国鉄バスの車番は538-2501です。窓配置と車番から型式は4RA103と推察しました。

廃車体
4R92

撮影:ヒツジさん様(長門町 2004.6.26)

日本国有鉄道 日産デ4R92

旧カラーの国鉄バスツーマン車。恐らく1965年式。
このタイプの廃車体はこの地域にほかにもあり、車両自体の数が多かったのか、廃車を処理した業者がまとめて売却したのか、興味が湧きます。

廃車体
4R92

撮影:ヒツジさん様(立科町 2004.2.28)

日本国有鉄道 日産デ4R92(1965年式)

街道沿いにあった国鉄バスの旧塗装。このエリアに多く残されていた仕様ですが、この個体は早めに撤去されました。

廃車体
4R92

撮影:諏訪市(2009.9.23)

日本国有鉄道 日産デ4R92

高原の農家の奥で大切に保管されている国鉄バスの廃車体。
この仕様の4R92はこのエリアには複数見られます。

廃車体
4R92

撮影:諏訪市(2009.9.23)

日本国有鉄道 日産デ4R92

上の個体のすぐ近くに置かれている同型車。ちょうど逆側に当たる非常口側が見えるように置かれています。

廃車体
5R94

撮影:長野県(2022.8.16)

日本国有鉄道 日産デ5R94(1967年式)
5R94

撮影:長野県(2022.8.16)

幹線道路からちょっと外れた斜面の空き地に置かれた国鉄バス。中ドア引き戸のツーマン車です。
前照灯2灯。
情報提供:ポンコツ屋赤木様

廃車体
5R94

撮影:和田村(2004.7.10)

日本国有鉄道 日産デ5R94
5R94

撮影:和田村(2004.7.10)

国鉄バスのツーマン車で、旧塗装のまま廃車になっています。廃車体になってから、一旦は青系の色に塗りつぶされたようですが、そのペンキも褪せ、元のカラーが現われています。
前照灯は2灯なので、1966〜67年式くらいだと思われます。
道路から見える場所にありましたが、いつの間にか見えなくなったので、撤去されたのだと思います。

廃車体(松本2あ350)
5R94

撮影:新星急行様(長野県 2018.10.9)

日本国有鉄道 日産デ5R94(1969年式)

日産ディーゼルの中ドア車。車番は538-9004
諏訪地区で見られたタイプで、山岳路線に使われるためか、高出力タイプになっています。
屋根下にあるせいか、状態は悪くありません。

廃車体
5R94

撮影:ヒツジさん様(富士見町 2004.8.8)

日本国有鉄道 日産デ5R94

長野県と山梨県の県境近くの国道沿いに置かれていた国鉄バスのワンマンカー。元は深緑系の旧カラーだったと思われますが、青系の新塗装に塗り替えられています。
(撤去済み)

廃車体
6RA107

撮影:小諸市(2010.7.24)

日本国有鉄道 日産デ6RA107

国鉄バスの高出力車で、長野県でよく見られた車両です。路線シャーシですが、高速バスなどに使用されるJNRマークが付けられています。正面は方向幕がおでこにある路線顔ですが、ツタに絡まれてそれも見えません。
山の斜面にある畑で放置され、窓ガラスもサッシごと失われています。
(2015年にGoogleマップで撤去を確認)

廃車体
BU15KP

撮影:立科町(2014.12.21)

日本国有鉄道 いすゞBU15KP、日産デ6RA107
BU15KP

撮影:立科町(2014.12.21)

国鉄バスが2台並んでいました。後ろ姿はほとんど同じですが、前側は3Bと呼ばれる傾斜形と、3Eと呼ばれるワンマン対応の顔つきで、違いがあります。また、後ろ側のエンジン通気孔も異なり、通気孔のないほうがいすゞ車、2つついているのが日産ディーゼルです。
型式は推定ですが、いすゞBU15KPの方は前中折り戸、日産デ6RA107の方は前ドア車で、いずれも小諸営業所に在籍していた模様です。
(ストリートビューによると、2018年4月時点で撤去済み)

廃車体
U30H

撮影:長野県(2021.5.22)

国鉄バス 日産デU30H

国鉄バスの2ドア路線車。1975年式くらい。
情報提供:ポンコツ屋赤木様

廃車体
U30H

撮影:新星急行様(長野県 2020.7.1)

JRバス関東 日産デU30H(1978年式)

日産ディーゼルの短尺前中ドア車。国鉄バスにはよくある仕様です。
車番は538-8009。森の中にあり、人通りも少ないため、破損も少なく、樹液にまみれている以外は良好な状態を保っています。

廃車体
U30H

撮影:畦道ノスタルヂィ様(長野県 2022.5.9)

JR東日本 日産デU30H(1975年式)
CPA550

撮影:畦道ノスタルヂィ様(長野県 2022.5.9)

JR東日本には引き継がれたものの、JRバス関東に移行前に廃車になった車両。
前後のスタイルは路線タイプで、側面はメトロ窓。この地区には前ドア車が多かったと思いますが、これは前中折り戸。登場時はツーマンで使用されていたかもしれません。
車番は、538-6005

廃車体
RA50P

撮影:ヒツジさん様(望月町 2004.7.19)

日本国有鉄道 日産デRA50P
RA50P

撮影:ヒツジさん様(望月町 2004.7.19)

長野県の国鉄バスは秋田県と同じ信越自動車部なので、日産ディーゼルの車両が中心になっています。その中で、富士重工製ボディの観光タイプはどこにでもあるスタイル。国鉄バスではいすゞ車も三菱車もこのボディで入れていたので、よく見ないとシャーシは判別できません。
この廃車体は日産ディーゼルの観光シャーシで、後面の通気孔が左側に2個あるので1976年までのRA50Pだと思います。

廃車体
CPA550

撮影:畦道ノスタルヂィ様(長野県 2022.5.9)

JR東日本 いすゞK-CPA550(1980年式)

国鉄バスの観光形で、新塗装になっています。シャーシは路線用という国鉄によく見られたタイプ。
後面の点検蓋の形状がおかしいので型式の特定に手間取りましたが、錆が流れた跡だと分かりました。

廃車体
BU20K

撮影:小諸市(2010.7.24)

JRバス関東 いすゞBU20K(1977年式)

日野ボディのいすゞ車。サッシ窓になってはいますが、中ドア後ろの車掌台窓は雨樋まで届いていないという過渡期のスタイル。
今これがある場所は小諸市内ですが、小諸営業所は日産ディーゼル主体でした。西那須野などから最終期に転じてきていたんでしょうか。
車番は531-7405。冷房車。

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