バス廃車体全国版

茨城県2(関東鉄道)

茨城県の関東鉄道グループの廃車体です。
関東鉄道は、1965年に常総筑波鉄道と鹿島参宮鉄道が合併して成立した会社で、土浦市に本社を置く京成資本のバス事業者です。

廃車体
MR520

撮影:菅沼天虎様(茨城県 2014.5.25)

関東鉄道 三菱MR520

ブルー系と臙脂系が混じった関東鉄道の初期カラーで、側面に社紋がついた三菱車。前面には系統幕もあります。
ウインカーの形状から、1969〜72年式と思われます。

廃車体
BU10

撮影:菅沼天虎様(茨城県 2015.3.28)

関東鉄道 いすゞBU10
BU10

撮影:菅沼天虎様(茨城県 2015.3.28)

帝国ボディのいすゞ車という特徴ある車両ですが、関東鉄道には相当数あったようです。似たような車両が岩手県交通にも移籍してきていました。
この車両は、前輪フェンダに縁があるので、1973年式以降。車番は3609

廃車体
BU10

撮影:菅沼天虎様(茨城県 2015.5.2)

関東鉄道 いすゞBU10(1973年式)
BU10

撮影:茨城県(2018.11.22)

こちらは川崎ボディのいすゞ車。後面にエンジン通気孔があり、前を見ると方向幕と系統幕が同じ枠につながっていますので、多分1973年式。このボディでは最初期の特徴です。

廃車体
BU10

撮影:菅沼天虎様(龍ヶ崎市 2014.3.21)

関東鉄道 いすゞBU10
BU10

撮影:菅沼天虎様(龍ヶ崎市 2014.3.21)

関東鉄道のいすゞ車で、上下のラインも青に統一されたカラーです。
後面のエンジン通気孔の網がなく、前ドアの窓が小さいので、1975〜77年式。
(撮影者によると撤去済み)

廃車体
CCM410

撮影:菅沼天虎様(鉾田市 2015.3.28)

関東鉄道 いすゞK-CCM410(1980年式)

いすゞの中型バスの廃車体。色は褪せていますが、状態は悪くなく、保存車のように見えますが、残念ながら撤去済みとのこと。
車番は1091HKと書かれており、鉾田営業所の所属だったことが分かります。
(撮影者によると撤去済み)

廃車体
MK116H

撮影:菅沼天虎様(茨城県 2014.6.8)

関東鉄道 三菱K-MK116H(1980年式)
MK116H

撮影:菅沼天虎様(茨城県 2014.6.8)

三菱の中型バスです。関東鉄道では、この時期、前後ともに幅の広い方向幕を採用していました。
屋根上に円形のファンのようなものが見えますが、三菱バスクーラーの分散型冷房装置です。
前後に車番がありますが、なんとか1103TCと読み取れます。土浦営業所の所属だったようです。

廃車体
B806L

撮影:菅沼天虎様(茨城県 2014.6.8)

関東鉄道 三菱B806L

呉羽ボディの貸切車。年式は1975年前後と思われます。後ろの方が見えませんので、型式は推定です。

廃車体
B800L

撮影:茨城県(2018.11.22)

日本水郷観光自動車 三菱B805K

呉羽ボディの観光バスの廃車体で、後面の破損が激しいなど、スルーしがちな案件でした。側面には野球で知られた高校名の記載もあり、最後は学校のバスだったようです。
しかし、その下から関東鉄道のカラーが見えていたため、よくよく眺めてみたところ、窓下の3本線の部分を臙脂色に塗り替えただけであることが分かりました。車体裾のカラーはブルーです。
後ろ面を見ると、米粒型のテールランプの跡があり、そこに3連テールに交換した痕跡も見てとれます。
(注1)

注意事項
本ページは、「廃車体は文化遺産である」と言う趣旨によって作成しております。当サイトを訪れる方は、この趣旨を御理解いただける方だと思いますが,万が一,本ページの悪用による廃車体への損傷等があった場合は,本ページ及び関連する事項は即刻削除いたします。
(注1) 当初は関東鉄道だと推察しましたが、3E様(掲示板2019.9.19)により、日本水郷観光自動車、B805Kに記載を変更しました。
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80s岩手県のバス“その頃”