バス廃車体全国版

岐阜県5(その他バス事業者)

岐阜県で見かけたその他のバス事業者の廃車体です。

廃車体
MR480

撮影:畦道ノスタルヂィ様(岐阜県 2020.3.9)

北恵那鉄道 三菱MR480
MR480

撮影:畦道ノスタルヂィ様(岐阜県 2020.3.9)

三菱のエンブレムのつく前ドア車ですが、今となっては珍しい新日国ボディ製。新日国工業は1961年に日産車体となっており、三菱との組み合わせでボディを製造していたのも、その前後までと思われます。
元カラーは明らかに名鉄カラーで、特注のライトベゼルがつくものの、青色の標識灯から乗合車だったと分かります。つまり、長距離路線バスだったと想像できます。前事業者は一旦、地元の北恵那鉄道と推定。
シャーシは、フレームの有無、エアサスの有無で型式は変わりますが、ノーマルなフレームレスと推定しておきます。

廃車体
BD15

撮影:岐阜県(2018.5.12)

濃飛乗合自動車 日野BD15(1961年式)

恐らく物置としての活用だと思いますが、屋根が付けられて、非常に良い状態で残されています。
カラーデザインから濃飛バスであることが分かります。クリーム色の流雲はもう1列ありましたが、一番下は茶色で塗りつぶされ、若干手が加えられています。
雨樋やスタンディウィンドウの形状から、金産ボディのこのスタイルでは最終形。

廃車体
MR410

撮影:畦道ノスタルヂィ様(岐阜県 2017.5.5)

濃飛乗合自動車 三菱MR410(1977年式)
MR410

撮影:畦道ノスタルヂィ様(岐阜県 2017.5.5)

濃飛バスの前ドア車で、前面はこの手のボディでは最末期の大きめの2枚ガラスになったスタイル。後面のエンジン点検蓋の形状から、最末期のMRであることが分かりますので、1977年式と推定。
濃飛バスは、前ドア車を主体にしていたものです。

廃車体
RC100P

撮影:畦道ノスタルヂィ様(岐阜県 2020.11.1)

近畿日本鉄道 日野RC100P
RC100P

撮影:畦道ノスタルヂィ様(岐阜県 2020.11.1)

高校の送迎バスになっていたという車両ですが、デラックスな観光仕様。おまけに側面に流雲形の塗り分けが見えるように、元近鉄のようです。前面のバンパーも独特で、近畿車輌製の高速バスを思わせる形状が見て取れます。

廃車体
RC100P

撮影:畦道ノスタルヂィ様(岐阜県 2022.4.3)

日野RC100P

民家の敷地内で輪切りになった廃車体。後ろ側が残っており、丸みのあるスタイルは、昭和40年前後の高速バスタイプ。川崎ボディの“オバQ”が有名ですが、これは側面のメトロ窓が斜めになっていないので“オバQ”ではなく、帝国ボディ。
型式は窓配置からの推定。近鉄には同型車がありました。

廃車体
RC320P

撮影:畦道ノスタルヂィ様(本巣市 2012.11.18)

近畿日本鉄道 日野RC320P

金産ボディの観光タイプで、これも近鉄風の塗り分け線が見える気がします。
と書いていたところ、撮影者から、過去に近鉄の文字があったとの情報で、近鉄で確定です。
(撮影者によると撤去済み)

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80s岩手県のバス“その頃”