保存車の世界

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トヨタ博物館

トヨタ自動車の本拠地である愛知県に、国内外の100台を越える自動車を保存・展示するトヨタ博物館が存在します。
日本に初めて自動車が持ち込まれた1898(明治31)年から現在までの、自動車が刻んできた歴史を振り返ることができる、日本最大の自動車博物館であると言っていいでしょう。
自動車に関する企画展も頻繁に開催されており、何度でも足を運べる、飽きない博物館でもあります。
トヨタ博物館

DATA

  • 名称・・・トヨタ博物館
  • 所在地・・・愛知県長久手市横道41-100
  • アクセス
    ・東部丘陵線(リニモ)「芸大通(トヨタ博物館前)」駅より徒歩約5分
    ・名鉄バス「長久手車庫」より徒歩約5分
    ・駐車場 乗用車320台、バス7台
  • 開館時間・・・9:30〜17:00(入館は16:30まで)
  • 休館日・・・月曜日(祝祭日の場合は翌日)及び年末年始
  • 入場料・・・大人1,200円 小学生400円ほか
  • 公式サイト・・・https://toyota-automobile-museum.jp/

この情報は、2024年5月現在です。

トヨタ博物館
博物館は、1988年にオープンしたクルマ館と、1999年にオープンした文化館に分かれています。
トヨタ博物館 入館料を払って博物館に入る前、クルマ館のエントランス部分に、早くもボンネットバスが置いてあります。トヨタのバスというのは、1970年代初めまでで生産が終了してしまい、ここトヨタ博物館でもボンネットバスが1台あるだけです。しかし、入館前に出会えるこのボンネットバスは人気者で、子供連れやカップルが入れ替わり立ち代り、このバスの前で記念写真を撮ったり、車内で遊んだり、常に人の姿が絶えません。
トヨタ博物館 クルマ館には、ガソリンを燃料とする自動車が誕生した19世紀末から20世紀までの自動車の歴史を、約120台の展示車両により知ることができます。2階に自動車黎明期から1950年代までの車が、3階に1950年代から現在までの車が展示されており、もちろんトヨタ製以外の車両もたくさんあります。

1階 シンボルゾーン
トヨダAA型自動車(レプリカ)
トヨタ博物館

チケットを購入して最初のゲートを入ったところにある「シンボルゾーン」には、1台の黒塗りの乗用車が飾られています。
これは1936(昭和11)年製のトヨタ初の乗用車で、当時最新のアメリカ社を手本にしながら開発したもの。

2階 自動車の黎明期から日本車の誕生
トヨタ博物館

2階には、1890年代から1950年代までの自動車が時代ごとに並べられています。

フォードモデルT(1909)
T型フォード

シボレーシリーズ490(1918)
シボレー

フォードモデルA(1929)
A型フォード

大量生産を可能にしたT型フォード、それに対抗して作られたシボレー、モデルチェンジ車のA型フォードなどからスタートです。

山羽式蒸気自動車(1904)模型
山羽式

東京市営バス“円太郎”(1924)模型
円太郎バス

オートモ号(1925)模型
オートも号

実車のないものは、模型として展示されています。
日本初の国産自動車「山羽式蒸気自動車」、乗合自動車普及のきっかけとなった「円太郎バス」、国産車初の輸出車である「オートモ号」などがあります。

3階 モータリゼーションの進展と多様化
トヨタ博物館

3階には、1950年代から現代までの展示されており、日本車もたくさんあります。
「この車も博物館入りか」などと感じるほど、時代は常に流れています。

トヨタ博物館

その3階に上がったエントランスに置かれているのが、歴史遺産車にもなっている「トヨペットクラウンRS型」(1955年)です。
クラウンの初代モデルで、日本車の技術を確立するとともに、日本人の憧れでもあった車です。ここに堂々と置かれているのは、やはりこの車がトヨタのみならず日本車の王者だからだろうと感じざるを得ません。

文化館 クルマ文化資料室
トヨタ博物館

新館である文化館の2階にあるクルマ文化資料室へは、クルマ館1階からの連絡通路を通って行くことが出来ます。屋外からもアクセスできます。
ここには、昔のカタログ、ポスター、自動車切手、玩具などの文化資料が常設展示されています。

収蔵庫
トヨタライトバスRK170B(1963年式)
トヨタ博物館

撮影:トヨタ博物館(2024.5.25)

2013年にトヨタ車体が復元した初代ライトバスが、2015年にトヨタ博物館に寄贈され、収蔵庫に保管されています。
普段はお目にかかれませんが、2024年に開催された「お蔵出し展」の際に撮影しました。

屋外
過去の保存車両
IMTS

撮影:トヨタ博物館(2014.2.23)

2005年の「愛・地球博」で会場内交通として活躍した新交通システム。IMTS(インテリジェント・マルチモード・トランジット・システム)と呼ばれ、一般道路では通常のバスとして、専用道では無人運転可能な乗り物です。隊列運行も可能。燃料は圧縮天然ガスだそうです。
2022年までここに置かれていましたが、どこかに移設されたそうです。

トヨタ博物館


保存車両の概要
  • バス(1両):トヨタFB80(1963年式)
  • マイクロバス(1両):トヨタライトバスRK170B(1963年式)・・・(非公開)
  • 乗用車など(約120台)
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