保存車の世界

保存バスを見に行こう

東武博物館

東武博物館は、東武鉄道が創立90周年を記念して1989年に作った博物館で、私鉄が自ら博物館を作るという行為としては、草分けとなるものです。鉄道車両を中心に、バス関係の展示物も数多く見られます。
屋外・屋内含めての車両展示と、歴史を振り返る様々な展示物、時に応じて開催される企画展など、本格的な博物館としての機能を持つほか、運転シミュレーションや模型コーナーなど遊ぶための機能ももたせ、子供も大人も楽しめるように構成されています。
東武博物館

DATA

  • 名称・・・東武博物館
  • 所在地・・・東京都墨田区東向島4-28-16
  • アクセス・・・東武スカイツリーライン東向島駅より徒歩約0分
  • 開館時間・・・10:00〜16:30(入館は16:00まで)
  • 休館日・・・月曜日(祝祭日の場合は翌日)及び12月29日〜1月3日
  • 入場料・・・大人200円 こども(4歳から中学生)100円ほか
  • 公式サイト・・・http://www.tobu.co.jp/museum/
この情報は、2018年8月現在です。

1階は車両展示をメインにしたエリアとなっており、入口を入ると、開業時の姿に復元されたイギリス製蒸気機関車のB1形が出迎え、やはり東武線電化時の姿に復元された木造電車のデハ1形が続きます。展示車両を見ながら、パネル展示により車両の変遷や安全への取り組みが分かるようにもなっています。
東武博物館 さらに奥に進むと、キャブオーバーバスと明智平ロープウェイの展示があり、鉄道だけでない奥の深い展示車両に触れることができます。また、その近くには、実物のバスの運転席を活用したシミュレーターも置かれています。
東武博物館 2階に上がると、すぐ横を走る実際の東武鉄道の電車の台車部分を見ることができる「ウオッチングプロムナード」があり、家族連れには飽きない仕組みが作られています。





保存車両

デハ5

ED101

5701

保存車両のうちのいくつかをご覧に入れます。
1924(大正13)年に東武最初の電化(浅草−西新井間)に際して新造された木造電車デハ1形は、正面窓が5枚に分かれた特徴的なスタイルです。最後は入換車となっていたものを、復元して展示しています。
昭和初期のイギリス製輸入電気機関車のED101形は、近江鉄道から買い戻しての展示となりました。
戦後になって日光方面の有料特急用に新造されたモハ5700形は、博物館のリニューアルに際して、登場時の流線形の湘南スタイルに復元されました。

バス関係の展示

スーパーハイデッカー

エルガ

座席

東武鉄道は既にバス事業を分社していますが、バス関係の展示にも力が入っています。
まずは1980年のスーパーハイデッカーいすゞP-LV719Rの1/20模型で、レーザーディスクやボトルクーラーなど最新設備を備えた豪華仕様でした。カラーデザインも1980年代のものです。
最新型バスの模型では、奥に日野セレガ、手前にいすゞエルガが配置されています。
「活躍するバス」と言うビデオを鑑賞するためのスペースには、貸切バスに使われていたリクライニングシートを並べています。バスに乗っている気分で寛げます。

保存車両
  • バス(1両):キャブオーバーバス
  • 鉄道車両:8両
  • ロープウェイ:1両
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