80年代のバス・・・そのあと
岩手県北バス2(高速バス)
岩手県北バスは,“その頃”は車両の入れ替えが早く,古い車両でもせいぜい13年くらいのものでした。2000年代に入り、まだ活躍を続ける80年代の車両の写真です。なお、解説文は撮影時点での状況に基づいています。
岩22か2060
撮影:白神バス軍団様(西根営業所 2005.8.12)
岩手県北自動車 日野P-RU638A(1984年式)
撮影:白神バス軍団様(西根営業所 2005.8.12)
106急行に使用されていたミドルデッカー。窓周りは黒くなりましたが、側面方向幕が小さいタイプ。
一般路線に転用された姿ですが、カラーデザインを含めて“その頃”とあまり変わりません。考えてみれば、バリアフリー法もなかった20年前から高速・急行バスに後部方向幕を装備していたのですから、立派です。
岩22か2169
撮影:岩手県交通ファン様(盛岡バスセンター 2003.3)
岩手県北自動車 日野P-RU638A(1985年式)
こちらは側面方向幕が大きくなったタイプ。
ヨーデル号や106急行に輸送力を発揮した12列シートはそのまま。床下トランクの「お客様荷物室」表示も健在です。
側面のローマ字の社名表記「IWATEKENPOKU BUS」は、“その頃”にはありませんでしたが、高速バス時代に入れられたものと聞いています。
岩22か2158
撮影:岩手県交通ファン様(盛岡バスセンター 2004.5)
岩手県北自動車 日産デP-RA52T(1985年式)
日産ディーゼルのロングボディ12列シート車。この車両は宮古営業所に配属され、106急行に使用されていたものです。
現在は八幡平方面に使用されていますが、撮影者によると、同期のもう1台である岩22か2159のほうは残念ながら廃車になりました。
岩22か2341
撮影:岩手県交通ファン様(盛岡バスセンター 2003.6.29)
岩手県北自動車 日産デP-RA53TAE(1986年式)
“その頃”の最新型高速バス。逆T字型の窓は、新しい時代を予感させたものでした。
サイド板や100円区間を示すシールなどが貼られたことを除けば、高速バス時代とほとんど変わりません。
岩22か2422
撮影:岩手県交通ファン様(盛岡バスセンター 2003.4)
岩手県北自動車 日野P-RU638B(1987年式)
やはり“その頃”の最新型高速バス。
15年以上を経たとは思えない手入れのよさです。側面の方向幕は使用中ですが、同時に細かい経路の入った板も入れています。