80年代のバス・・・そのあと
岩手県北バス1(路線バス)
岩手県北自動車でも2000年代に入り、“その頃”活躍したバスがまだ走っていました。地味ながらも活躍を続けている県北バスの旧型バスの写真です。なお、解説文は撮影時点での状況に基づいています。
岩22か1563
撮影:岩手県交通ファン様(軽米営業所 2003.3)
岩手県北自動車 日産デK-UA31K(1981年式)
富士重工3Eボディを持つ乗合車。同年式で冷房車と非冷房車がありましたが、これは非冷房車。21世紀に残っているのは奇跡ではないでしょうか。少なくとも当時の県北バスからは、20年以上も使うというのは信じられません。
もっとも使用方法は、「買物バス」ということで、軽米中央商店会の借上げバスのようです。
(注):2003年3月末で軽米営業所が廃止されたため,この車両も廃車になったそうです。
岩22か1571
撮影:岩手県交通ファン様(盛岡営業所 2003.9.15)
岩手県北自動車 日産デK-UA31K(1981年式)
富士重工3Eボディの乗合車。こちらは冷房装置付です。コミュニティバス事業部でスクールバスに使用されているようです。
“その頃”は沼宮内営業所で盛岡−沼宮内間などに使用されていましたが、大きな改造や塗り替えもなく当時と変わらぬ表情で停まっています。
岩22か1571(廃車体)
撮影:ビッグサム様(西根営業所 2005.8.11)
岩手県北自動車 日産デK-UA31K(1981年式)
長く生き延びた3Eボディですが、登録をはずされて西根営業所に留置されているところ。(廃車になった後の写真ですが、一時的な留置状態であるため、「廃車体」コーナーではなくこちらに掲載しています)
岩22か1887
撮影:岩手県交通ファン様(伊保内営業所 2005.7.16)
岩手県北自動車 日野K-RR172A(1983年式)
初期の日野スケルトンバスの路線車。県北バスでは、前ドア、メトロ窓、エアサスというデラックス仕様で導入しました。
宮古営業所などの沿岸部に多く配属されていましたが、この岩22か1887は“その頃”1両だけ沼宮内営業所にあり、盛岡にも顔を見せていました。
現在は伊保内営業所で、そろそろ引退といった感じです。
岩22か1887
撮影:53様(東八幡平交通センター 2006.8.19)
八幡平観光タクシー 日野K-RR172A(1983年式)
上の写真ではそろそろ廃車かと思われていたこの車両、再塗装の上、県北バスの関連会社の八幡平観光タクシーへ移籍していました。
貸切登録で、方向幕の表示も「貸切」になっています。
岩22か2039
撮影:岩手県交通ファン様(一戸営業所 2006.11.5)
岩手県北自動車 日野P-RR172B(1984年式)
盛岡市内線用に新造された車両です。登場からわずかな期間は小型幕でしたが、まもなく大型化され、いつの間にか幕周りが黒色になって現在に至ります。
岩手22き151
撮影:岩手県交通ファン様(盛岡大学 2009.1.19)
岩手県北自動車 日野P-HU233BA(1989年式)
宮古地区に配属されていた日野の大型路線車。1970〜80年代に随時投入されていたRE系列の流れを汲む前ドア路線タイプです。正面の方向幕周辺の塗り分けが異質ですが、このタイプの車両は少ないのでどれが標準なのかはいまひとつ不明。
長く宮古地区にいましたが、20年を経た最近になって盛岡市内へと出世してきたそうです。その理由は分かりませんが。