“その頃”別の角度から

53様(1982年撮影)・・・廃車体

53様からいただいた写真です。
1982年に滝沢営業所付近にあった廃車体です。バス廃車体の多い岩手県ですが、同一地域にこれだけたくさん置いてあるというのもすごいものです。

廃車体
R470

撮影:53様(滝沢村 1982.1)

岩手中央バス 三菱R470
R470

撮影:53様(滝沢村 1982.1)

これは非常に珍しいものだと思います。ボディは日野センターアンダーでおなじみの金産ボディですが、シャーシは三菱。正面分割窓の最終期である1961年頃の製造と思われます。このボディで三菱シャーシに架装すると、後ろのほうはこうなるんだと言うことがわかりました。
譲受車であると思われますが、前歴は不詳。
型式は推定です。

廃車体
BA741

撮影:53様(滝沢村 1982.1)

岩手県交通 いすゞBA741(1963年式)
BA741

撮影:53様(滝沢村 1982.1)

1975年頃に国際興業から岩手中央バスに譲渡された短尺ワンマンカー。このタイプから国際興業カラーのままで就役するようになりました。
この時期に、神奈川中央交通からの譲受車などに押し出されて、まとめて廃車になった様子です。

廃車体
BA741

撮影:53様(滝沢村 1982.1)

岩手県交通 いすゞBA741,いすゞBA20,三菱MAR470

3台並んだ廃車体。左から国際興業カラー、岩手県南バスカラー、花巻電鉄カラー。当時の岩手県交通は様々なカラーのバスが走っていましたが、廃車体になってもこのような感じでした。
右端の花巻電鉄カラーは、メトロ窓の前ドア車だと思われます。
この場所にはこれらを含め大量の廃車体があったとのことですが、私が岩手県入りした1984年には真ん中の岩手県南バスカラー1両しか残っていませんでした。

位置図

撮影者の53様が、当時滝沢営業所周辺にあった廃車体の位置図を描いてくれました。
右の「ふそう」はこのページの一番上のR470、左の敷地の廃車体は2枚目と3枚目の写真のものです。
ちなみに300(元岩手中央バスBA741)324(元岩手中央バスRB10)は私も撮影しています。

地図

作図・写真:53様

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80s岩手県のバス“その頃”