1970年代奥の細道
宮城交通6(元宮城バス・・・日野)
板橋不二男様から頂いた1970年代撮影の宮城交通の写真を掲載します。ここでは、元宮城バスの日野車を紹介します。
宮城バスは日野でも帝国、金産、川崎とボディスタイルは多様です。
宮2く2380
撮影:板橋不二男様(気仙沼総括営業所 1975.9)
宮城交通 日野RB10P(1965年式)
撮影:板橋不二男様(気仙沼総括営業所 1975.9)
宮城交通カラーに塗り替えられていますが、正面の社紋や登録番号から元宮城バスだと分かります。金産ボディで1965年式くらい。
前面も側面も方向幕の中身はなく、正面窓に「三峰」と貼っての運行。ツーマン使用のようで、中ドア脇に「出入口」と表示しています。
宮2く2390
撮影:板橋不二男様(気仙沼総括営業所 1975.9)
宮城交通 日野RB10(1965年式)
撮影:板橋不二男様(気仙沼総括営業所 1975.9)
宮城交通カラーの前中引き戸のワンマンカー。正面の社紋は外したビス痕があります。側面の方向幕は中ドア次位の窓にありますが、白幕になっています。この時は中ドアを出入口にしてツーマン使用のようです。
登録番号から年式は1965年と思われますが、この時このようなワンマンカーの新造を始めていたということです。
宮2く2490
撮影:板橋不二男様(北仙台営業所 1977.5.7)
宮城交通 日野RB10(1966年式)
前中引き戸のワンマンカー。宮城交通カラーに塗り替えられていますが、正面の宮城バス社紋は健在。
中ドア次位に窓にある方向幕は使われていますが、その中ドアを出入口としたツーマン車として使用されているようです。
方向幕は「魚市場経由塩釜営」。「塩」のシールがありますので塩釜営業所の所属車。
宮2く2493
撮影:板橋不二男様(仙台港 1976.6.26)
宮城交通 日野RB10(1966年式)
宮城バスカラーの2ドア車ですが、中ドアは増設のようです。
方向幕には「仙台駅前・北仙台→泉ヶ丘ニュータウン」と書かれていますが、撮影場所は海沿いです。
宮2く2494
撮影:板橋不二男様(北仙台営業所 1977.5.7)
宮城交通 日野RB10P(1966年式)
同型車。
前ドア次位の方向幕を使っていますが、中ドアが出入口と書かれており、ツーマン車として使われています。
営業所シールは「泉」。
宮2く2558
撮影:板橋不二男様(吉岡営業所 1978)
宮城交通 日野RB10(1967年式)
川崎ボディの日野車です。このボディで前照灯2灯というのは、RB10の証。中ドア次位の車掌台窓に方向幕が組み込まれています。
宮2く2575
撮影:板橋不二男様(吉岡営業所 1978)
宮城交通 日野RB10(1967年式)
こちらは帝国ボディ。同じシャーシでも、ボディメーカーが違うと古く見えます。
前ドアを増設してワンマンカーに改造しています。
宮2く2614
撮影:板橋不二男様(白石営業所 1977)
宮城交通 日野RC300P(1968年式)
恐らく下の車両と同型車ですが、こちらは前照灯が通常の4灯に改造されています。
宮2く2619
撮影:板橋不二男様(北仙台営業所 1977.5.7)
宮城交通 日野RC300P(1968年式)
撮影:板橋不二男様(北仙台営業所 1977.5.7)
宮城バスカラーの前ドア車。前ドア次位の窓に方向幕があります。前照灯はオーバル型ライトのまま。
方向幕には「特急仙台駅前」と表示されており、「気」のシールがありますので、気仙沼の所属でしょう。
宮2く2621
撮影:板橋不二男様(白石営業所 1977)
宮城交通 日野RC300P(1968年式)
やはり同型の前ドア車。方向幕には「宮城観光」と表示していますが、一般乗合車で、兼用車のような位置づけと思われます。
宮2く2690
撮影:板橋不二男様(南仙台営業所 1977.5.7)
宮城交通 日野RC300P(1969年式)
宮城バスカラーの“オバQ”。
一般貸切の文字がありますが、方向幕には「定期観光」との表示が見えます。
宮2く2764
撮影:板橋不二男様(吉岡営業所 1978)
宮城交通 日野RC300P(1970年式)
1970年式の“オバQ”は、参考文献「消行く名車オバQバス」によると3両ありますが、そのうちの1両。こちらは宮城交通カラーに塗り替えられ、貸切バスとして使用されています。
もっとも、正面窓の中に「定期観光」の表示が見えます。