1970年代奥の細道

宮城交通1(元宮城中央バス・・・いすゞ)

板橋不二男様から頂いた1970年代撮影の宮城交通の写真を掲載します。
ここでは、元宮城中央バスのいすゞ車を紹介します。
宮城中央バスは宮城県北部の古川地区を営業エリアとする事業者でした。1964年に陸前乗合自動車と栗原電鉄が合併して成立した宮城中央交通から、1968年に再びバス部門を分離独立させた会社です。
近鉄バスとよく似た茶色系のカラーで、宮2く4000番台の登録番号でした。

宮2く4193
宮2く4193

撮影:板橋不二男様(丸森営業所 1977)

宮城交通 いすゞBU10P(1967年式)

宮城交通カラーの観光タイプで、正面には観光マスクが付きます。貸切用に作られたのだと思われますが、この時点では乗合に格下げされています。

宮2く4197
宮2く4197

撮影:板橋不二男様(北仙台営業所 1977.5.7)

宮城交通 いすゞBU05P(1967年式)

宮城中央バスカラーのワンマンカー。メトロ窓の貸切車に中ドアを増設しています。こういうドア増設改造で、屋根肩部に側面方向幕を増設するというのは、珍しいのではないかと思います。
ハイバックシートのデラックスなワンマンカーで、方向幕には「急行仙台駅前経由北仙台」の文字。
営業所シールは「丸」ですので丸森営業所でしょうか。

宮2く4198
宮2く4198

撮影:板橋不二男様(古川営業所 1978)

宮城交通 いすゞBU05P(1967年式)

上の車両と同型の中ドア増設車ですが、こちらは宮城交通カラーに塗り替えられています。
「古」のシールが付き、方向幕に「古川営業所」と出ていますので、場所を古川営業所と推察しています。

宮2く4213
宮2く4213

撮影:板橋不二男様(丸森営業所 1977)

宮城交通 いすゞBA30(1968年式)
宮2く4213

撮影:板橋不二男様(丸森営業所 1977)

宮城中央バスカラーのツーマン車。
ツーマン時代から側面方向幕を中ドア上に置くところが、宮城中央バスのアイデンティティのようです。

宮2く4230
宮2く4230

撮影:板橋不二男様(吉岡営業所 1978)

宮城交通 いすゞBA30(1968年式)

宮城中央バスカラーの初期ワンマンカー。やはり中ドアの上に方向幕があります。

宮2く4234
宮2く4234

撮影:板橋不二男様(南仙台営業所 1977.5.7)

宮城交通 いすゞBU10P(1968年式)

宮城交通カラーに塗り替えられた観光バスタイプですが、正面の社名表示窓が外れ、窓の中に行き先表示を取り付けているなど、だいぶ使い古した感があります。車内にはハイバックのセパレートシートが並んでおり、居住性は悪くないはずです。

宮2く4259
宮2く4259

撮影:板橋不二男様(一ノ関駅 1976.5.4)

宮城交通 いすゞBA30(1970年式)

宮城中央バスカラーのワンマンカー。
一関からの「栗駒営業所」行。

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80s岩手県のバス“その頃”