1970年代奥の細道

弘南バス5(日野)

板橋不二男様から頂いた1970年代撮影の弘南バスの写真を掲載します。
ここでは、日野車を紹介します。日野車は、弘前、黒石、青森の営業所に多く配置されており、中でも黒石営業所は日野車のみで構成されていたようです。


青2く2489
青2く2489

撮影:板橋不二男様(青森営業所 1977.3.11)

弘南バス 日野RB10(1965年式)

帝国ボディのワンマンカーで、中ドアは増設のようです。正面窓にワイパーの付け根が大きく張り出していますが、その割に助士席側のワイパーがありません。正面窓の上にはヒサシ付。
車番は5564-4

青2く2522
青2く2522

撮影:板橋不二男様(青森営業所 1977.3.11)

弘南バス 日野RB10(1966年式)
青2く2522

撮影:板橋不二男様(青森営業所 1977.3.11)

帝国ボディのワンマンカーで、中ドアは増設のようです。(注1)。正面窓の上にはヒサシ付。
方向幕は「準急新町経由青森」です。バスには珍しい「準急」です。
車番は5665-4。後面窓の上にも車番が書かれているのが、弘南バスの特徴です。

青2く2626
青2く2626

撮影:板橋不二男様(青森営業所 1977.3.11)

弘南バス 日野RB10(1965年式)

金産ボディのワンマンカー。弘南バスのオリジナルと言っても通りそうな車両ですが、車番、登録番号ともに譲受車であることを示しています。青森ナンバーでの登録は1970年です。
方向幕は「急行青森」ですが、車番の末尾が-2なので弘前営業所所属車。弘前〜青森線に使用されているようです。
車番は5585-2

青22か67
青22か67

撮影:板橋不二男様(青森営業所 1977.3.11)

弘南バス 日野RC300(1971年式)

金産ボディの日野車で、中ドアは増設されたように見えます。元々は前ドアのバス窓車だったものを、ワンマン改造したようです。1971年式の割には、正面屋根上の標識灯や横長のウィンカーなど、仕様には特徴があります。
車番は5106-6

青22か1264
青22か1264

撮影:板橋不二男様(青森営業所 1977.3.11)

弘南バス 日野RD120(1973年式)

9mサイズの大型車で、弘南バスにはよくあったサイズですが、この車両は1973年式ながら1977年に登録されています。再登録なのか、譲受車なのかよく分からない車両です。ドア側は前中折り戸の標準的なワンマンカー。
写真の非常口側に車番はありませんが、資料から5312-5だと推察されます。藤代営業所の所属のようです。

青22か1104
青22か1104

撮影:板橋不二男様(青森市内 1977)

弘南バス 日野RC300P(1976年式)

路線マスクでメトロ窓の貸切バス。エアサスですが、冷房はありません。
車番は5614-5。まだ新車に近い時期で、学生団体を乗せて運行中です。

青22か1563 弘南バス 日野RC320P(1972年式)ほか
青22か1563

撮影:板橋不二男様(弘前営業所 1981年頃)

弘前営業所に並ぶ観光バス。弘前営業所には日野車が多く配置されていました。
左から2台目が表題のRC320Pで、金産ボディの高速ボディ。1972年式を1978年頃に譲受しています。
1台飛んで左から4台目青森22か466で、1973年式の冷房付貸切車RC320Pです。
その隣の左から5台目青森22か865で、1975年式の路線マスクの貸切車RC300Pです。

(注1)
日本バス友の会(1985)「日本路線バス総合カタログ」に、これと1番違いの青2く2521の写真が掲載されていますが、中ドアの位置が窓1個分異なっており、中ドアが増設であることが分かります。
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