1970年代奥の細道
岩手県交通1(元県南バス・観光タイプ)
板橋不二男様から頂いた1970年代撮影の岩手県交通の写真を掲載します。ここでは、元岩手県南バスの車両の中から県南バスの自社発注車の中で、メトロ窓を持つ観光タイプをまとめます。
岩2く1459
撮影:板橋不二男様(水沢営業所 1977)
岩手県交通 日野RB10P(1964年式)
岩手県南バスオリジナルの貸切車で、中ドア路線車に格下げされています。
岩2く1466
撮影:板橋不二男様(遠野駅前 1977)
岩手県交通 日野RB10(1965年式)
岩手県南バスオリジナルの貸切車で、リーフサス。遠野営業所で中距離路線バスとして使われています。
側面の県南バスマークはそのままですが、その下の「I.K.B」の文字はなくなっています。
岩2く1474
撮影:板橋不二男様(水沢営業所 1977)
岩手県交通 日野RB10(1965年式)
岩手県南バスオリジナルの貸切車を中ドアに改造したもの。
方向幕は「ながさわ」と出ています。金ヶ崎町にある「永沢」に向かう細野線ですが、漢字で書くと「水沢」と混同するので平仮名書きにしたのでしょう。
岩2く2144
撮影:板橋不二男様(大船渡営業所 1979以降)
岩手県交通 日野RB10P(1965年式)
東部バス(釜石市)が購入し、岩手県南バスに引き継がれた貸切タイプ。
1976年に県南バス時代の姿も板橋さんは撮影していますが、その時に比べると、赤色の退色が進み、年を重ねたのがよく分かります。
側面のべた書き広告は釜石のものですが、方向幕は「バイパス経由大船渡バスセンター」。釜石〜大船渡間の路線でしょうか。
岩2く1478
撮影:板橋不二男様(大船渡営業所 1981頃)
岩手県交通 日野RB10P(1966年式)
中ドア増設を前提にしていたと思われる観光タイプ。結局前ドアのまま生涯を終えます。
側面にあった県南バスのマークがなくなっていますが、まだ大船渡〜水沢間の中距離路線に使われています。
岩2く1482
撮影:板橋不二男様(千厩営業所 1978)
岩手県交通 日野RB10P(1966年式)
岩手県南バスの所でもご紹介した正面次世代スタイルの車両。県南バスの写真では高田営業所所属だったようですが、この時は千厩に移動しています。側面についていた県南バスのマークもなくなっています。
方向幕は「南小梨」、後に路線廃止により千厩町営バスに移管された南小梨線です。
岩2く1510
撮影:板橋不二男様(遠野営業所 1982)
岩手県交通 日野RB10P(1967年式)
似たようなスタイルで3年間購入が続いた観光タイプの最終年度。
遠野営業所に転じての活躍をしていたようですが、この時点で方向幕を抜かれており、間もなく廃車になる頃ではないかと思います。
岩2く1514
撮影:板橋不二男様(千厩営業所 1978)
岩手県交通 日野RB10P(1967年式)
似たようなスタイルで3年間購入が続いた観光タイプの最終年度。
方向幕の「関上」は千厩町の北端。この路線も廃止により町営バスに移管され、磐清水線という路線になっています。
岩2く1642
撮影:板橋不二男様(遠野営業所 1982)
岩手県交通 いすゞBU15P(1970年式)
岩手県南バスが1970年に新車で購入した貸切バスですが、岩手県交通でも貸切バスとして使うため、県交通カラーに塗り替えたようです。
冷房はありません。