岩手県北バスのパンフレット

岩手県北バスが発行した観光パンフレット類です。
八幡平と陸中海岸の両国立公園をエリアにしているため、冊子になった出来のよい観光パンフレットが毎年のように配布されています。これは内容をよく見ると、エージェントなどの業者向のものと、一般の旅行者向けのものとがあるようです。
ここでは紹介しきれない量がありますので、主に車両の紹介にかかわるページを中心にお見せします。

岩手県北自動車(1985)「東北の旅」
東北の旅 岩手県北バスは積極的にこのような観光パンフレットを作成していました。
ここにあげたのはB5サイズで30数ページの非常によくまとまった冊子です。モデルコースや主要駅の観光バス発着場所が掲載されているので、首都圏や関西のエージェント向けに作成したものと思われます。
表紙には、八幡平アスピーテラインを行く急行バスの写真と「Top Exper」が、裏表紙には艇団運行するスケルトンデッカーの写真が掲載されています。
なお、発行年度の記載がありません。表裏とも1984年度製の貸切新車なので、1985年度の発行と推察します。
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主な内容|裏表紙

岩手県北自動車(1986)「八幡平」
八幡平 岩手県北バスが発行した観光パンフレットの中でも、観光客向けに作られており、見開きのグラビアがあるなど豪華なつくりの1冊です。A4サイズで38ページ。表紙はイラストになっていますが、八幡平アスピーテラインを行く県北バスのボンネットバスと言う構図です。
中身の中心は観光ガイドですが、ボンネットバスを紹介した見開きページと東八幡平交通センターを紹介したページがあるので、合わせてご覧に入れます。

主な内容|ボンネットバス東八幡平交通センター

岩手県北自動車(1984)陸中海岸
陸中海岸 岩手県北自動車には浄土ヶ浜に観光船事業部という部署があり、浄土ヶ浜島めぐりや船越半島めぐりなどを、陸中丸という観光船で運航していました。
この「陸中海岸」というリーフレットは毎年発行されており、ページ内には観光船時刻表も掲載され、三陸鉄道と組み合わせての陸中海岸観光ができるようになっていました。

主な内容|時刻表ページ

岩手県北自動車(1985)琥珀号
岩手県北バス 久慈駅を起終点として、小久慈焼かコハク作品の手作り体験や小袖海岸の観光が入った食事つきの観光コース。岩手県交通観光サービスの主催旅行ですが、実質的には久慈市が主体となった事業のようです。
「久慈版はとバス」と謳っています。定期観光バスという概念が一般人に分かりにくいことから、東京の「はとバス」と似たものだとアピールする手法です。
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岩手県北自動車(1986)啄木青春讃歌 盛岡・渋民めぐり
岩手県北バス 石川啄木生誕100年記念ツアーとして、岩手県北バス観光サービスが主催旅行として会員募集を行った日帰りツアー。啄木新婚の家や渋民の啄木記念館、啄木歌碑なども巡りますが、岩鋳の南部鉄器工場、県立博物館などもコースに入っています。
のりばは中央通りの県北バス本社のほか、盛岡駅前の7番のりばも含まれます。
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花巻観光バス(1991)イーハトーヴ号
花巻観光バス 花巻市内の定期観光バスという位置づけで、花巻観光バスが主催旅行として実施した「イーハトーヴ号」。これは平成3年のものなので、私が岩手県を離れてから発行されたチラシですが、上記の県北バスの諸ツアーが始まった頃に起源があることからここに掲載します。
花巻駅と新花巻駅を発着地として、賢治詩碑、高村山荘、賢治記念館などを巡ります。
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北部陸中海岸観光開発(1985)北山崎巡り観光船
北山崎巡り観光船 岩手県北自動車のグループですが、別会社が運航する北山崎巡り観光船のリーフレット。船自体も県北バスと同じで「第六陸中丸」の写真が載っています。
船の中からウミネコせんべいをウミネコに手で与えるというアトラクションもあります。
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80s岩手県のバス“その頃”