岩手県の古いバスのチョロQ
“その頃”の岩手県及び近隣県のバスを連想させるチョロQのいくつかです。
チョロQはタカラ(現タカラトミー)の商標登録で、レギュラー品の中に都営バスがラインナップされていました。1990年代の終わりごろからその金型でバス会社が特注品を作って自社で販売するという流れができ、一時期ブームにもなりました。特徴的だったのは、バス会社の窓口で数量限定で売ることで、チョロQコレクターだけでなく地元の一般人が行列を作り、早々に完売すると言うパターンが続出したことです。
決してリアルな造形ではないところに「おもちゃ」としてのかわいらしさがあり、子供から大人まで広く支持を得ることができるのもチョロQの特徴です。
なお、2000年代末期に「チョロQ」ブランドの一般販売品は生産終了してしまったようですが、企業特注品の生産は継続しているとのことです。
岩手県交通 ボンネットバス「弁慶号」
岩手県交通が一関、中尊寺周辺で定期観光に使用していたボンネットバスのチョロQです。日野ボンネットバスの特徴あるボンネットグリルを忠実に再現し、かつチョロQならではの可愛さも持ったバランスある新金型を使って生まれました。
1999年に休車から復活する際に、武蔵坊弁慶の生年にちなんで「1151」という登録ナンバーになりました。
(2001年発売)
1999年に休車から復活する際に、武蔵坊弁慶の生年にちなんで「1151」という登録ナンバーになりました。
(2001年発売)
岩手県北バス 106特急
岩手県北バスのチョロQ第1弾は、106特急バス。「106急行」の速達形として106特急が登場したのは1992年と言うことなので、“その頃”には存在しませんでしたが、伝統の県北バスカラーと言うことでここの仲間に入れました。
実物のセレガGJを表現しており、ロゴやマークなども実物に忠実なのですが、いかんせん色合いが淡い感じで、気になりだせば高知県交通に見えてきます。屋根にロゴを入れたのは、そんな邪推を防ぐためのマーキングでしょうか。
(2001年発売)
実物のセレガGJを表現しており、ロゴやマークなども実物に忠実なのですが、いかんせん色合いが淡い感じで、気になりだせば高知県交通に見えてきます。屋根にロゴを入れたのは、そんな邪推を防ぐためのマーキングでしょうか。
(2001年発売)
岩手県北バス 貸切バス
岩手県北バスの貸切バスで、特別車の「Exper」(エクスパー)をモデルにしています。白っぽい地色や途中で段差がつく3本ライン、青いラインが特徴的。実物には富士重工製ボディのスーパーハイデッカーがいるため、チョロQのこのスタイルもしっくり来ます。
“その頃”のTop Experはその前のモデルで、青いラインはありませんでした。
(2004年発売)
“その頃”のTop Experはその前のモデルで、青いラインはありませんでした。
(2004年発売)
岩手県北バス ボンネットバス「八幡平号」
岩手県北バスに残るボンネットバスがチョロQになりました。モデルとなったのは、川崎車体のTSD40改で、ナンバーの「6111」も再現されています。カラーも106特急の時より実物に近くなりました。
“その頃”の愛称は「八幡平樹氷号」でした。
(2004年発売)
“その頃”の愛称は「八幡平樹氷号」でした。
(2004年発売)
秋北バス 高速バス「みちのく号」
秋田県の秋北バスが盛岡−大館間で運行する高速バス「みちのく号」のチョロQです。赤と黄色のオリジナルカラーにローマ字ロゴ入り。このロゴの字体は1988年に導入されたスーパークルーザーからのもの。
現在では「みちのく号」も国際興業グループカラー化されているとのことですが、この赤と黄色のカラーはかわいいチョロQのスタイルによく似合っています。
(2001年発売)
現在では「みちのく号」も国際興業グループカラー化されているとのことですが、この赤と黄色のカラーはかわいいチョロQのスタイルによく似合っています。
(2001年発売)
秋北バス 高速バス「ジュピター号」
秋北バスが1989年に池袋−能代・大館間に夜行高速バス「ジュピター号」を運行開始して15年経ったのを記念して発売されたチョロQ。東北地方の国際興業グループの夜行高速バス共通デザインなので、岩手県交通や十和田観光にも見られるデザインです。屋根の上はこうなっていたんですね。
チョロQのモデルは現行のガーラのようで、リアウィンドウは2分割になっています。
(2003年発売)
チョロQのモデルは現行のガーラのようで、リアウィンドウは2分割になっています。
(2003年発売)
秋北バス 昭和50〜60年代頃の路線バス
レトロ調(?)バスの新金型で登場した創立60周年記念のチョロQ。中途半端にリアルないすゞCLMを表現した金型にはチョロQの可愛さが感じられず好きにはなれませんが、パッケージにいすゞBUの並んだ写真が出ていると言うので思わず入手してしまいました。
手書き風の「大館駅前」と言う方向幕や「秋北バス」の社名文字などは実物に忠実に再現されてはいます。
(2004年発売)
手書き風の「大館駅前」と言う方向幕や「秋北バス」の社名文字などは実物に忠実に再現されてはいます。
(2004年発売)
弘南バス
弘南バスの創立60周年を記念して発売されたチョロQ。貸切バスをモデルにしていますが、“その頃”は高速バス「ヨーデル号」もこのカラーだったので、懐かしく感じます。屋根の上はこんなデザインだったんですね。
モデルはライト周りの色からセレガRのようです。
(2001年発売)
モデルはライト周りの色からセレガRのようです。
(2001年発売)
羽後交通
秋田県の羽後交通もかつては盛岡まで乗り入れていたので、ここに仲間入り。
赤色が実物よりも鮮やかに見えるので、小田急バスと見間違われては困るという理由からか、屋根に会社名を大書きしています。貸切車だとおでこの塗り分けの違いもよく見分けられませんし。
小田急バスからもチョロQが出ていますので、羽後交通という設定で並べてみたい気もします。
(2001年発売)
赤色が実物よりも鮮やかに見えるので、小田急バスと見間違われては困るという理由からか、屋根に会社名を大書きしています。貸切車だとおでこの塗り分けの違いもよく見分けられませんし。
小田急バスからもチョロQが出ていますので、羽後交通という設定で並べてみたい気もします。
(2001年発売)
関連する商品
国際興業(貸切バス)
これは親会社のチョロQですが、グループのバス会社では必ず見られた国際興業貸切カラー。
東北地方のバス会社から出たチョロQと並べてしまえば、誰が見ても岩手県交通や秋北バスや十和田観光に見えてしまいます。
プロトタイプは、正面の社名表示の形といい後面の窓の形といい、ガーラの特徴を現しているので、“その頃”のバスではありません。
(2001年発売)
東北地方のバス会社から出たチョロQと並べてしまえば、誰が見ても岩手県交通や秋北バスや十和田観光に見えてしまいます。
プロトタイプは、正面の社名表示の形といい後面の窓の形といい、ガーラの特徴を現しているので、“その頃”のバスではありません。
(2001年発売)
国際興業(路線バス)
これも国際興業本体のものですが、1970〜80年代の岩手県交通でも見られた国際興業カラー。21世紀になって再び岩手県交通で見られるようになりました。
「KKK」のロゴは、岩手県交通では「IKK」になり、その後両者ともなくなりました。
(2001年発売)
「KKK」のロゴは、岩手県交通では「IKK」になり、その後両者ともなくなりました。
(2001年発売)
国際興業(ワンステップバス)
これも岩手県のバスではないですが、国際興業のワンステップバスカラー。在来色よりも明るいライトグリーンを使っているのが特徴です。東北地方でもこちらのカラーのバスが徐々に増えていくことと思います。
(2001年発売)
(2001年発売)
京浜急行バス「初代ノクターン号」
1986年に東京と弘前を結ぶ高速バスとして開業し、バス業界に夜行高速バスブームを巻き起こした「ノクターン号」の初代モデル。当時では珍しかった白地に極細のストライプをまとったボディデザインです。パッケージの説明によると「ピンストライプカラー」というそうです。
実物に忠実な三菱スーパーエアロの金型(オリジナル?)を使い、「品川22か3506」のナンバープレートも実物どおりです。
チョロQとしては、可もなく不可もなくといった出来でしょうか。生意気な発言ですみません。
(2004年発売)
実物に忠実な三菱スーパーエアロの金型(オリジナル?)を使い、「品川22か3506」のナンバープレートも実物どおりです。
チョロQとしては、可もなく不可もなくといった出来でしょうか。生意気な発言ですみません。
(2004年発売)