絵葉書でめぐる日本バス紀行(福岡県)
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福岡県★ 福岡県は、九州北部に位置し、九州地方の経済の中心であると同時に、西日本での大阪市に次ぐ人口規模を誇る福岡市を擁する県でもあります。県庁所在地の福岡市は、関門海峡、関門トンネルを経由して本州との入口に当る北九州市とともに、政令指定都市に指定されています。
県域は、北九州を中心にした北九州地域、福岡市を中心にした福岡地域、久留米市、大牟田市を中心にした筑後地域、飯塚市を中心にした筑豊地域の4地域に区分されます。特に北九州地域は工業地帯、筑後地域はかつて三池炭鉱があった炭鉱地帯として知られます。
山陽新幹線の博多駅、国内外主要航路が発着する福岡空港は県庁所在地の福岡市にあり、日本各地との交通の要衝にもなっています。
地形的には、中心部に筑紫山地があり、東は周防灘を介して瀬戸内海に、北は玄界灘を介して日本海に接します。

福岡地域

殷賑の都・博多の観光
博多の観光

撮影時期:1930年代(1933年以降)

繁華の中心 東中洲附近を行き交う路面電車や自動車。
背後の福岡玉屋には、「全館大安売」や「航空界の寵児グライダー展」の垂れ幕が見えます。今は春のようです。左端には「昭和堂帽子店」があり、右側には「アサヒビール」「サクラビール」の看板が出ている建物が並びます。

中央を走るバスは福713のナンバープレートがついており、バンパーには「博多駅−今川橋」と運行区間が書かれています。その左上には「今川橋」と書かれていますので、博多駅を出て、この後西大橋を渡るバスです。
後ろを走る路面電車には「92」の番号が見えます。

博多 天神町附近
天神町

撮影時期:1960年代(1962年以降)

福岡市天神の中心街を行く路面電車。
左側には岩田屋、住友銀行、同和火災海上、富士銀行などが並ぶ金融街であることが分かります。
恐らく、天神橋口交差点から渡辺通りを南方向に望んだ風景と思われます。右側の住友信託銀行の赤茶色いビルは、今も同じビルで三井住友信託銀行になっています。
市の心臓部で県庁・市役所を始めとする諸官庁と一般商社の近代的建築物が肩を並べている。

電車は西鉄福岡市内線の500形で、8系統。
赤いバスは堀川バスで、三菱、西日本車体のようです。

北九州地域

若戸大橋
若戸大橋

撮影時期:1960年代(1962年以降)

北九州市の戸畑区と若松区を結ぶ吊り橋。
車両画像を拡大

西鉄バスはいすゞBA551(西日本車体)あたりのようです。

筑後地域

炭都大牟田市不知火町
大牟田市

撮影時期:1960年代

福岡県名所という絵葉書の中の一つです。
良質の石炭の産出と之に関連する化学産業の振興によって近代都市大牟田は生まれた

西鉄バスは日野BK30系列(1956〜60年式、西日本車体)。後面の非常口の所に方向幕のような窓が見えます。なぜかナンバープレートが赤く塗られていますが、手彩色のせいでしょう。
右端に縦目の初代日産セドリック(1960年〜)が走っているので、1960年以降の撮影です。

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80s岩手県のバス“その頃”