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羽後交通のトップドア新製車
Re:羽後交通のトップドア新製車
左党89号様、こんばんは。
羽後交通の田沢湖は前ドア車の宝庫でしたが、このような後継車が入ったんですね。
エルガ/ブルーリボンのモデルチェンジで、路線バス用のツーステップ設定がなくなりましたが、「自家用があるから何とかなるな」と思っていたら、その設定さえも無くなってしまいました。
観光路線などで座席を多く確保したいときは、自家用ベースの仕様は便利だったんですけどね。
メーカー側も、少量生産のバスに、イレギュラーな仕様をいろいろ揃えておく余裕はないわけで、仕方がない話ではありますが。
山岳道路のカーブで車高の低いノンステップが入れず、途中のアクセス路が狭隘で観光バスの12mは走れない、などという悪条件があったなら、道路の方を改良してもらえということでしょうね。
ここで添付した写真は、岩手県北バス・・・ではなくて、島原鉄道です。
島原鉄道も前ドア、ハイバックシート、メトロ窓、エアサスというデラックスな仕様を好んでいた会社でした。
カラーデザインもメーカーも岩手県北バスと共通性が高かったんですよね。
もちろん、最近の新車は普通の2ドアノンステップに変わりましたし、京王とかからの中古車まで入っていました。
更新後記(2018.10.26)
関連性が出てきてしまったので、このスレッドを活用して更新後記です。
自家用バスがメーカーカタログの中できちんと区分されるようになったのはいつ頃からだろう、などと考えてみました。
やはりそれは1980年代だろうと思ったのですが、1970年代のいすゞBUで、すでに前ドア車をメインにした「自家用バス」のカタログが存在しました。
もっとも、この場合、前ドア2人掛けにしただけで、基本仕様が路線バスと変わるわけではありません。
1980年代のいすゞLV(キュービック)についても、同じような傾向でした。
キュービックでは、「一般観光」などという名前の下に小さく「自家用」と書いてあったりもします。「自家用」というより「一般観光」の仕様だと書く方が、見栄えが良かったのでしょうか。
そういえば、キュービックが発売されて間もなくの頃、そのカタログ(或いは広告)を見る機会があり、キュービックの前ドア車に「一般観光」の文字を見つけ、「観光バスもこのボディになるんだ!」と早合点した記憶があります。
ここで添付した画像は、大分交通の前ドア車です。どうやら自家用バスの譲受車のようです。こういう仕様が必要な場合は、しばらくは自家用バスの中古などを探して調達することになりそうです。
自家用仕様車
自家用仕様車といえば、トップドア・メトロ窓というパターンのようですが、先月訪れた弘南バス五所川原営業所では二段窓のLRが在籍していました。
車番が11001-3なので1998年式となりますが、同年式のいすゞ車の新製導入がなかったことから中古導入されたこの車両がいすゞ製の第1号車を取得しています。(登録番号が青森200か926なので2014〜15年ごろの登録です)
もっとも正面デザインが変更される前のLRは新製導入された実績はありますが…。
※オフ会での撮影のため通常では撮影できない停車位置ですのであしからず
Re:自家用仕様車
これは自家用の中古ということですか?
LRのこのマスクは、撮りたいと思って撮れるほど走っていないし、それの2段サッシというのは、より貴重ですね。おまけに短尺ですか。
こういうおかしな組み合わせのバスを見ると、所有者はどのような意図で発注したのかとか、ディーラーの営業マンとどんなやり取りをしたのかとか、興味が湧きます。
観光(自家用)タイプを買おうと思って「横の窓は上に開ける方式でいいや」というパターンと、路線タイプを買おうと思って「でも正面の方向幕はいらないから、大きな窓にしてよ」というパターンがあるでしょうね。多分後者の可能性が高いですが。
そういう時、営業マンも「それならカタログにある観光タイプにしましょうよ」とか言わずに、発注者の意図を汲み上げた結果がこのバスなんでしょうね。
前回の更新での話題に関連しますが、トップドア車を導入していた事業者にとっては、コンテンツでも触れられていたように交通バリアフリー法が一番のターニングポイントになったのかもしれません。
県北バスの場合、盛岡近郊のみならず宮古地区や一戸・伊保内管内でも2000年代からは前中扉の導入が進んでおり、高速・貸切転用車を除いて20年ほど前までは普通にトップドア車が走っていたとは信じられないほどです。
ところで、羽後交通田沢湖営業所では写真のブルーリボンが2台導入されています(秋田200か1245・1246)
特筆すべきはこの車両の製造が2016年12月。
2015年に現行型のLV/KV290系が登場したあともしばらく発売されていた自家用仕様を導入している点でしょう。
羽後交通に導入された中古車でも、田沢湖営業所の場合はエリアの特殊性からトップドア車が集中的に配置されていますが、こういう車の出玉もこれからは減っていくことを考えると新製導入も必要になってくるのかもしれません。