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全国路線バス大百科
Re:全国路線バス大百科
こんばんは。
最近、その手の本は色々出ているので、その話を聞かなければスルーしていたでしょうね。
さっそく見てきました。
花巻電鉄カラーのメトロ窓車は、ピンストライプカラーのため、スマートな長いバスに見えたのかも知れないですね。
本に載っている写真は、確かに盛岡バスセンターですので、雫石か網張に使われていたんだと思います。
それと県北バスですが、確かに見慣れない塗り分けですね。おでこにもストライプが入っています。
ただし、昔のカラーがこういう塗り分けだったということではなく、直線状のものと曲線のものと両方存在したようです。
県北バスは、古い写真があまり出てきませんので、車種もカラーもまだ分からないことが多いんです。
Re:全国路線バス大百科
岩手県北バスのカラーデザインの一例が分かるリーフレットがありました。
多分昭和30年代に発行されたものと思われるものです。
おでこに赤い色とストライプがあり、側面のラインも前のほうで太い部分があります。正面の3本線は直線です。
よく見ると、側面に日野ブルーリボンのリボンマークがありますので、ブルーリボンのカタログカラーのアレンジと混じっているのかも知れません。
ちなみにこのバスは天窓付の豪華観光バス。各地で見られたものですが、県北バスにも存在したんですね。
Re:全国路線バス大百科
リーフレットの車、パッと見では県南バスに見えなくもありません(笑)。
昔の県北バスが気になって、もしかしたらとyoutubeの岩手放送公式チャンネルにてUPされている「いわてアーカイブの旅」(テレビで放送されたものをUP)で、何か参考になるものがないか幾つか見てみましたが、盛岡市内の映像には中央バスがチョコチョコ映るものの県北バスはほとんど登場しません。
(49回、111回にはほんの僅かに後ろ姿が移ってます)
この頃(1970年代前後)は盛岡市内の県北バスの路線は運行本数が少なかったのでしょうか。
同じチャンネル内の「IWATE HISTORY」には盛岡バスセンター落成の映像がありますが、バスの発着や乗客の乗り降りする様子は映ってませんで・・・
また八幡平有料道路開通の映像には県北バス・八幡平観光ではなく花巻電鉄バスと思しき車が映っています。残念(!?)。
Re:全国路線バス大百科
とまりますさん、いいものを教わりました。
「いわてアーカイブの旅」さっそく見てみました。
岩手県北バスはあんまり出てきませんが、「第62回出稼ぎの時間」に、”幻の”岩手県南バス貸切カラーを発見しました。(1970年の画像)
実は昔から「岩手県交通の青銀カラーは、岩手県南バスカラーをベースにしている」という話があったのですが、「何のことやら」と思っていました。本にもWebにも写真がなかったですし。
そのカラーを初めて見ることができました。全体的には関連会社の岩手急行バスカラーと似ていますが、腰に巻かれた青いライン(細線付)は、県交通の青銀カラーと全く同じです。
ここで写っている車両は、後に赤白の県南バスカラーに塗り替わっていますので、1970年代の早いうちに塗り替えたのでしょう。
カラーデザインという観点では、「第11回県庁落成」で、岩手中央バスの都営バスカラー(深緑やグレーの)が写っていますが、車両が1964(昭和39)年式の川崎ボディです。
この翌年のワンマンカーはクリームに青帯で新造されていますので、都営バスカラーの中央バスが1964年までは新車で入っていたことが分かります。
それから「第6回馬力大会」で盛岡市内を走っているボンネットバスの後姿が写りますが(1953年の画像)、これが白地に濃い細線が1本入るデザインで、中央バスなのか県北バスなのか、よく分かりません。
Re:全国路線バス大百科
「いわてアーカイブの旅」のバスが写っているものをまとめてみました。情報の羅列だけで失礼します。
「第6回馬力大会」盛岡市内ボンネットバス後姿(1953年)
「第10回湯川温泉」県南バスの日野・金産ボンネットバス
「第11回県庁落成」中央バスのワンマンカーと都営カラー(1965年)
「第30回一関盛岡間駅伝」県南バストヨタ・三菱ボディ(1959年)
「第36回冬の国体」中央バス観光カラー三菱MR490
「第47回集団就職」中央バス観光カラー三菱MR490
「第49回運転免許のまち」県北バス日野RE中ドア車(1970年)
「第53回ゴールデンウィーク」中央バスいすゞBR20(ワンマンカー)
「第62回出稼ぎの時間」県南バス観光カラー日野RB10(1970年)
「第76回上野盛岡電化」中央バス三菱MR510ワンマンカー
「第113回山開き」県南バスいすゞBA741ワンマンカー
「第129回岩手山冠雪」中央バス日野・金産RB10(岩2く256)
最後の岩手中央バスの岩2く256は、ワンマン化前の新車(1963年式)でありながら、2扉車です。
Re:全国路線バス大百科
他にないか探してみました。
「128回仙人峠」遠野市内を走る県南バスor東部バスの貸切車(1959年)
「78回八幡平と仙人峠の紅葉」アスピーテラインを走るバス(1969年)
「観光バスのガイド」という解説ですが、この頃には盛岡−八幡平頂上直通のバスが運行を開始しており、フロントガラスには「急行」のプレートが見えるので、路線バスで車掌が観光案内をしているようにも見えます。
(「急行」のプレートの表側に何と表示されているのかはよく見えません・・・)
ところで、「第62回出稼ぎの時間」で”幻の”岩手県南バス貸切カラーの貸切車とすれ違っている車は旧カラーの国鉄バスでしょうか。
「その後の廃車体(岩手県)」でUPされているいすゞBR351P(1962年式)と似ているようなので・・・
世田米ならば国鉄バスが走っていてもおかしくないですし。
Re:全国路線バス大百科
こんばんは。
> 「128回仙人峠」遠野市内を走る県南バスor東部バスの貸切車(1959年)
画像を止めてみると「バス」の前の文字は「部」に見えますので、東部バスでしょう。
正面のエンブレムから民生の「コンドル号」であることも分かります。
> 「第62回出稼ぎの時間」で”幻の”岩手県南バス貸切カラーの貸切車とすれ違っている車は旧カラーの国鉄バスでしょうか。
その通りですね。長さとかは分かりませんが、丸いエンジン通気口が見えるので、いすゞのBA/BR系でしょうね。
報道の映像で街を撮ると、たいていバスが写りこみます。特に昔は一般車は少なく、バスが多かったので尚更です。
ほかにも眠っている映像とかが、こういう機会を使って出てくることを望みます。
いわてアーカイブの旅
こんにちは。
古いスレを上げて恐縮ですが、youtubeの岩手放送公式チャンネルにてUPされている「いわてアーカイブの旅」で盛岡仙台急行線と中央バス新庄線の開通式の様子がUPされました。
以前どこかで見た仙台盛岡線の時刻表では停車停留所名は基本的に「○○市」「○○町」だったのが印象的で、花巻から盛岡まで乗ったことがあるという母親の話しでは「花巻市」停留所は国道4号線花巻バイパス(当時)の里川口交差点近くにあったとのことでした。
写真は東北道を走る盛岡行き「アーバン」。
動画のほうは、沿線の景色のためかのんびりとしたローカル路線に見えてしまいます。
Re:いわてアーカイブの旅
とまりますさん、こんばんは。
アーバンの前身である盛岡−仙台線の出発式の映像ですね。沿線風景ものどかですが、女性車掌さんがマイクで喋っている光景も、時代を感じます。
長距離バスですので、バス停名称が「花巻市」というのは、それでいいような気がします。国鉄(JR)の駅も中心部にあろうがなかろうが「花巻」「日詰」「水沢」と付けますからね。
庄内交通の高速バスで鶴岡に行こうとした人が「エスモールバスターミナル」というバス停で降りるように言われ、「素直に鶴岡ってバス停名にしてくれればいいのに」と言っていました。
あと新庄線の開通式。住民たちが集まっていますね。
でも、ここで目を引いたのが、写っているバスです。1963年式なんですが、前中引き戸のワンマンカーなんですよね。
岩手中央バスのワンマン化は1965年のことで、前中折り戸のワンマンカーが最初だと思っていたのですが、その前に引き戸のワンマンカーを購入していたということです。
この年式の車両は廃車体も記録写真もなくて、よく分からなかったんですが、また新たな謎が生まれました。
宣伝みたいで恐縮ですが・・・
小学生だった80年代初めの頃、花巻電鉄カラーのふそう車でメトロ窓の鉛スキー場行きを目撃して「カッコいいバスが走っている!」と軽く興奮したのですが、書店にて『バスマガジンSpecial全国路線バス大百科(別冊ベストカー)』というムックを見つけ(昨日27日発売)眺めてみたら、岩手県交通の解説で昔の車両として岩手中央バスで電鉄カラーのいすゞBU10P(ナンバーは5047)が登場、正面には「スキーバス ○○スキー場行き 岩手中央バス」のエプロンが付けられていて(○○の文字はよく見えない)ふそうといすゞの違いがあるものの「あの時見たカッコいい車だ!」と当時の興奮を思い出しました。
(撮影場所は花巻かと思ったのですが、よく見ると盛岡バスセンター向かいの待機所のようです・・・)
また、県北バスの解説では八幡平頂上バス停で発車を待つ、正面の塗り分けが旧宮城バスのような感じの車両(ナンバーは6110)が載っています。
(方向幕は「急行盛岡バスセンター」でフロントガラス内側に「急行」のプレート。)
今となっては貴重な写真を撮影した皆さんに感謝する思いで、このムックを眺めていました。