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彼が一体いつまで貴重な廃車体を発掘し続けるか分からなくなったので、これを一つのシリーズにまとめてみることにしました。
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- キャブオーバーバス 奇跡の復活(前編)
- キャブオーバーバス 奇跡の復活(後編)
- キャブオーバーバス 奇跡の復活(中間報告)
- キャブオーバーバス 奇跡の復活(完成編)
- キャブオーバーバス (宮城へ帰る編)
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仙台で発見された終戦直後のキャブオーバーバスの廃車体が、広島県福山市へ運ばれ、復活を果たすことになりました。一人の人物がこのバスの復活に奔走した記録です。
(2005年8月27日)
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塩釜交通のキャブオーバーバスが福山自動車時計博物館に運ばれて1ヶ月も経たないうちに、海和さんは早くも次のターゲットに目をつけ、これもまたレストアのための福山入りが決まりました。
(2005年9月22日)
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宮城県の塩釜交通キャブオーバーバス、秋田県の羽後交通ボンネットバスと相次いで貴重な廃車体を引き出して復元の道筋をつけた海和さんは、今度は岩手県南バスのボンネットバスのサルベージにチャレンジしました。
(2006年5月27日)
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今度は山形県で発見されたマツダライトバスをサルベージ。極端に大きなフロントガラスと四角形な車両断面形状が“超”人気だったマクロバスです。
(2006年7月1日)
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元羽後交通の北村ボディのいすゞボンネットバスをサルベージ。今回のバスはかなり破損が激しく、復元は困難を極めることが予想されます。
(2006年11月19日)
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2006年以来新たなサルベージから遠ざかっていた彼らが、ちょっと長めの冬眠から目覚め、再び動き出しました。
今回のターゲットは三菱のリアエンジンバス。箱型バスだと思って侮ってはいけません。
(2008年3月1日)
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秋田県のりんご畑で発見されたボンネットバス。今回は、4月末に報告されたものを1ヶ月と経たないうちに発掘すると言う、スピーディなサルベージとなりました。
(2008年5月17日)
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今回は自動車は脇役です。保存車を格納するために彼らが探し出してきたのは、畜舎用のビニルハウスでした。
(2008年6月7日〜7月6日)
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青森県田子町。田子と書いて「たっこ」と読むこの町は、ニンニク生産量日本一なのだそうです。そんなニンニク畑の奥にそっと置かれていたボンネットバスが今回の引き上げ対象です。
(2008年7月13日)
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サルベージも第2世代に移り、今回は若手の桂田さんが引き上げた岩手県南バスのリアエンジンバス日野RB10Pの引き上げ記録です。
(2009年5月10日)
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それは1本の電話から始まりました。「あなたに見せたいものがある・・・」
話によると、富士山のふもとの湖の近くに黎明期の高速バスを保管しているとのこと。色々なバスの廃車体を目にしてくると、こういう話を単なる都市伝説としてスルーすることができなくなってきます。
(2009年5月2日)
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「みんなでしあわせになるまつり2009」が終了して身も心も空っぽになっているはずだった海和さんから、「興味はないと思いますが、営林署のボンネットバスを2週連続で引き上げますので、連絡しときます」とメールが来たのは、9月24日のことでした。
(2009年9月27日・10月4日)
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宮城交通が創立10周年を記念して1981年に発行した記念乗車券の画像です。宮城交通の前身のバス会社のカラーデザインがイラストとして描かれており、これまでサルベージした車両と共通性のある車両も見えます。
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とある個人ブログの写真に写っていたキャブオーバーバス。一見すると富士重工製ボディに見えましたが、調べれば調べるほど謎が生まれてくる「キワモノ」でした。
(2011年2月12日)
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東日本大震災後、活動を再開したサルベージ隊の最初の訪問地は信州でした。
「林道の奥にはボンネットバスの廃車体がある」 ある日、海和さんがそうつぶやいたのがきっかけでした。2009年のサルベージの経験から、林道脇に旧営林署の置いたボンネットバスが残されている例が他にもあるはずだというのです。
(2011年11月5日)
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富士山西麓のある廃車ヤードに、金産ボディの日産U690型ボンネットバスの廃車体が置いてあるのが発見され、真冬の早朝にサルベージが決行されました。
真冬にしては気温の高い日でしたが、天気予報は「明け方から雨が降り出し、昼ごろには上がるでしょう。その後天気は急速に回復する見込みです」と、サルベージを狙い撃ちしたような冬の雨なのでした。
(2014年2月2日)
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東京副都心は、東京都庁の移転で東京新都心と名前を変え、林立する超高層ビルがかつての主役だった超高層ビルを隠すようにそびえ立っています。
こんな都会のすぐ近くの住宅街の片隅に、終戦直後に製造された古いバスが半世紀もの間、ほとんど誰にも気づかれずに取り残されていたことを、簡単には想像できません。
(2015年6月29日)
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5年ぶりのサルベージは岩手県の三陸地方の農家に眠る日産のボンネットバス。景勝地の鵜の巣断崖まであと2qの地点で、冬晴れの天気に恵まれたサルベージを実行できました。
(2019年2月24日)
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宮城県の峩々温泉で使われていたボンネットバス。これをいつの間にか入手し、いつの間にか栗原電鉄カラーに塗装して、栗原市の「みんなでしあわせになるまつり」でデビューさせるまでの物語です。
(2019年9月15日)
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サルベージ史上初めての2階建てバス。そして外国製バス。そんな記念すべきサルベージも、彼らにとっては失望と無念が入り混じったスタートでした。
(2019年10月23日)
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かれこれ19年前から譲渡交渉を続けてきたボンネットバス。呉羽ボディも希少ですが、やはり一筋縄ではいかない経歴を秘めていました。
(2023年10月14日)
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