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583系「はつかり」貫禄の12両編成
貫禄のある車両はと聞かれれば,ためらいなく
583系と答えるでしょう。大きな車体といい青いカラーリングといい長い編成といい、そしてまた使用される路線といい、電車の王者にふさわしい存在でした。
583系電車は、夜は寝台特急に、昼間は座席特急に使用できるという特別設計の電車で、その結果がこのような貫禄に仕上がったわけです。
しかし、新幹線接続特急に格落ちしていた「はつかり」は、1985年3月のダイヤ改正で、9両編成へと短縮されることになり、堂々たる12両編成も見納めになりました。
西岳を背に
撮影:奥中山−御堂(1984.12.9)
かつての蒸気機関車の撮影名所をいとも簡単に駆け抜けてゆく特急「はつかり」。
12両編成の1008M。
撮影:好摩−渋民(1985.3.11)
雪の大地を
岩手県の雪は春の雪解けが来るまで根雪になります。特急「はつかり」の走る道は、一面雪の中です。
10両編成の1005M。
寝台特急「はくつる」
撮影:野内−浅虫(1985.3.9)
青森県浅虫温泉近くの海岸を行く583系12両編成。
この列車は、上野から青森まで夜を徹して走ってきた寝台特急「はくつる3号」。この車両の夜の顔が寝台特急として走る姿です。
青森到着後は折り返しで座席特急に姿を変えるのでしょう。
撮影:好摩−渋民(1985.5.19)
田植えが始まる
春。東北本線沿線では田植えが進みます。
1985年3月のダイヤ改正後、583系「はつかり」は編成が短縮されて9両編成になりました。
岩手山の初冠雪
撮影:厨川−滝沢(1987.11.8)
11月はじめに岩手山は初冠雪。その雪は次第にふもとへ向けて広がってきます。
583系「はつかり12号」1012M。
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