バスカタログ聖地巡礼

日産ディーゼルRM81(1984年)


日産ディーゼルの中型バスは、昭和58年排ガス規制に対応してマイナーチェンジ。「ひときわ輝くリベットレスのフローイングボディ」「中型バスの基本エンジンで国内最大パワー」などの文字が躍るカタログです。確かに、他社の中型バスは175馬力が標準の中、180馬力ですから、最大パワーです。


光が丘団地(東京都)
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カタログ表紙
日産ディーゼルRM81

画像:日産ディーゼル工業カタログ(1984)

光が丘団地
日産ディーゼルRM81

撮影:練馬区(2020.2.11)

「科学センター駅」という行き先を表示した前後ドアの中型バスは、高層団地の前のバス停にさしかかりました。バス停の表示は一部しか見えませんが、「吉60 光が丘三丁目」という行き先が書いてありますので、東京都練馬区の光が丘団地であることが分かりました。
現在では、都営地下鉄大江戸線の光が丘駅ができたことで、バスの系統も大きく変わりましたが、引き続き西武バスが通ります。カタログ作成当時の西武バスは、日産ディーゼルの車両ばかり走っていたはずです。

光が丘団地

撮影:練馬区(2020.2.11)

光が丘団地は、1980年代に完成した新しい住宅団地で、11階〜14階建てなどの高層団地が立ち並ぶ半面、広い緑地帯が多く、人にやさしい街づくりになっています。
このカタログが作成された当時は、最新の団地だったのでしょう。

光が丘団地

撮影:練馬区(2020.2.11)

光が丘五丁目の横断歩道橋。団地の各エリアは、このような歩道で結ばれ、自動車の走る道路とは立体的に交差するようになっています。

日産ディーゼルRM81

画像:日産ディーゼル工業カタログ(1984)

見開きでは、スマートな富士重工6Eボディを存分に見せてくれます。
後ろの丸っこい窓の建物も光が丘団地でしょうか。今回は見つけることができませんでした。

新宿副都心(東京都)
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日産ディーゼルRM81

画像:日産ディーゼル工業カタログ(1984)

新宿副都心

撮影:新宿区(2020.2.11)

ワイドな視界の大型フロントウインドと、機能性を優先した運転席周りをアピールするための、車内からの前方画像。
こういう画像はほとんどの場合、車内と車外とは合成写真で構成されます。この写真も例外ではないと思うのですが、車内ミラーに映る車外風景は、間違いなくこの場所です。
新宿副都心の東通りと呼ばれる通りで、左の茶色い階段はKDDIビル。その前方には京王プラザホテル、三井ビルなどが見えます。
2020年の写真でリムジンバスの後ろ姿が見える辺りに、カタログの時のRM81がいました。右端にUDタクシーが写っているのは偶然です。同じネタを何度もやりません。

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80s岩手県のバス“その頃”