バスカタログ聖地巡礼

三菱MP(1982年)


三菱MPは三菱の大型路線バスで、1976年の発売後、1978年に新しいボディスタイルになり、路線バスの人気車種の一つになっていました。このカタログは特に大きなマイナーチェンジがあったわけでもない時期の発行で、競合車種が少しずつ新しいボディスタイルに変わり始める過渡期でした。

名古屋地方裁判所
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表紙
三菱MP

画像:三菱自動車カタログ(1982)

名古屋地裁

撮影:名古屋市(2025.1.25)

表紙写真は、前中ドアの低床式路線タイプが、「市内循環」の行き先を表示して停車している姿。
どっしりした茶色いタイルのビルは、最初はどこか分かりませんでしたが、愛知県の名古屋地裁であることが、ようやくは判明しました。その向こうの建物は、中日新聞社でした。
ボディを製造した名古屋工場から遠くない場所を選んだのかも知れません。
聖地を訪問すると、いすゞのトラックが停車中。ちょうど、三菱ローザが通りかかったので、後ろ姿を入れて撮影しました。

多摩ニュータウン(東京都)
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三菱MP

画像:三菱自動車カタログ(1982)

見開きで三菱MPの魅力を伝えるのは、前後ドアの低床式路線バス。この時期、関西を中心に前後ドアの路線バスは多数見られましたし、前中ドアを前後ドアに切り替える事業者も存在しました。もっとも、この画像では、後ろドア脇に側面幕があるにもかかわらず、前から乗って後ろから降りるという首都圏方式の風景が展開されています。
背景には、多摩ニュータウンの11階建ての高層住宅が4棟建っています。

多摩ニュータウン

撮影:多摩市(2020.2.29)

見開きページの中央に見える茶色い建物は保育園です。この保育園を、正面から見える角度で撮影しました。
カタログと同じ角度の写真をお見せできない理由は、写真の右側にちらりと見える中学校が建ってしまい、カタログ撮影時のような角度から、この場所を望むことはできなくなっていたのです。

三菱MP

撮影:多摩市(2020.2.29)

ちょっと悔しいので、カタログと同じような角度から、5階建ての低層団地と11階建ての高層団地をワンショットで収めてみます。バス道路をまたぐ歩道橋からの眺めです。

多摩ニュータウン

撮影:多摩市(2020.2.29)

カタログ写真が撮られたと思われる青木葉通りを、反対側から後輩のエアロスターが走ってきます。
カタログ写真でバスが止まっていた場所は、ちょうどカーブの先あたりです。カタログでは中央分離帯のある4車線道路でしたが、ここは2車線道路です。
カタログの方は、もしかすると合成写真だったのかも知れません。

三菱オートギャラリー(愛知県)
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三菱MP

画像:三菱自動車カタログ(1982)

ページ中にある自家用バスの写真は、灰色のビルの脇。ビルの前には池もあります。
YS様によると、これは三菱自動車岡崎研究所内にある三菱オートギャラリーであろうとのこと。この施設は予約制で見学可能ですが、外観は撮影不可とのことで、聖地を巡礼できても写真は残せません。

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80s岩手県のバス“その頃”