三菱MK(1980年)
三菱MKは、昭和54年排ガス規制に対応してマイナーチェンジされますが、その看板車種と位置付けられるのは、中型バスでは唯一のセミデッカータイプ。
もちろん、スタンダードな自家用バス仕様や、路線バス仕様など、複数のモデルが紹介されているカタログです。
小田急御殿場ファミリーランド(静岡県)
カタログ表紙
画像:三菱自動車カタログ(1980)
観覧車の中央部をジェットコースターがくぐり抜けるという珍しい光景。これは、1974年に御殿場市にオープンした小田急御殿場ファミリーランドに違いありません。
残念ながら、1999年に閉園してしまい、この観覧車もジェットコースターも、今はありません。
御殿場プレミアム・アウトレット
撮影:御殿場市(2024.9.23)
「小田急御殿場ファミリーランド」の閉園後、その土地は「御殿場プレミアム・アウトレット」になりました。
写真はその構内のバスターミナル。東京からの高速バスや、富士五湖や箱根からの路線バスが発着します。
この写真の場所や角度は、多分、カタログの観覧車写真とそう遠くない位置だと思います。
撮影:御殿場市(2024.9.23)
JR御殿場駅と御殿場プレミアム・アウトレットを結ぶ無料シャトルバスも発着しています。
こちらのバスはカタログと同じ三菱ふそう製でした。
撮影:御殿場市(2024.9.23)
撮影:御殿場市(2024.9.23)
家族連れやカップルなどのお買い物客でにぎわうアウトレット。
かつてファミリーランドがあった面影がないかと思いましたが、あるわけありませんでした。
ただし、小高い丘になっている「HILL SIDE」にある「ホテルCLAD」は、小田急が経営するホテルです。ファミリーランドで最後まで残った観覧車(カタログ表紙の観覧車とは別のもの)の跡地に建てられています。
箱根ハイランドホテル(神奈川県)
画像:三菱自動車カタログ(1980)
撮影:箱根町(2024.9.23)
セミデッカータイプが停車中のホテルは、茶色の瓦屋根が美しい箱根ハイランドホテル。小田急が経営するホテルで、1977年に新築された建物です。表紙のファミリーランドもそうですが、小田急の経営する施設でのカタログ写真撮影が多いような気がします。
聖地を訪れると、建物はそのままですが、車寄せの屋根が円形から山形に変っていました。
もしこの車寄せの長さが当時と同じなら、そこにバスが停車するスペースはなく、カタログの方は合成写真ということになります。
その他(場所不明)
自家用デラックス・スタンダード
画像:三菱自動車カタログ(1980)
自家用仕様の見開き写真。
山間部のゴルフ場近くの斜面というような場所で、若者たちがピクニックやボール遊びを楽しむという、自家用バスのカタログによくある風景。
実際のロケ場所は不明です。
自家用デラックス・スタンダード
画像:三菱自動車カタログ(1980)
こちらの写真は、会社員風の方々がにこやかな表情でバスに乗る場面。
背後の煉瓦の建物はどこでしょう。
路線用ワンマン
画像:三菱自動車カタログ(1980)
そして路線バス用は、「市内循環」と方向幕に表示した前後ドア車。
大学前のバス停という設定ですが、この建物も実際の大学でしょうか。