2019 05.18  野岳(雲仙)

夫婦で登る

池の原園地駐車場〜40分〜仁田峠〜20分〜野岳〜30分〜池の原園地駐車場

約4km 累積標高差360m  荷10kg 時間約2時間30分


土曜日は妻と山に行こうと以前から話していた。
が、前日の予報は雨。
あきらめるかと話して床につく。

朝、目を覚ましてみると、予報ほどに強い雨ではない。
「このくらいの雨なら大丈夫!行こう!」
と、のたまったのは妻である。

いやいや、そもそも、雨の日に歩いた経験もな妻なのに、大丈夫か。
慌てて荷物を詰め、いつもの弁当を作り、どこに行こうか思案する。
雲仙はミヤマキリシマ満開だがと、雲仙の情報を見ると、
「雨、風速21メートル、ロープウェイは運行中止」
う〜ん。
とにかく、弁当を食べるために屋根があるところがいい。

そうだ、池の原園地から歩き、風がひどければ仁田峠で弁当にできる。
きれいなミヤマキリシマは、近くならしっかり見れる。

で、雨の中、車を走らせ、池の原園地へ。
駐車場には、車・・・・なし。
ミヤマキリシマは満開だが、さすがにこの天気でここから登る人はいない・・・

身支度をし、妻が初めて身に付けるレインスーツを着るのを手伝い、いざ出発。
満開のミヤマキリシマが雨に濡れて鮮やかな色あいで佇んでいる。
雨もまたよしと歩を進める。
ときおり、風が吹き付けるが、熱くなった体を冷やすのにちょうどよい。

仁田峠に着いた。
ミヤマキリシマはガスの中。
今日は薊谷までかなとも思ったが、方向を変えて、野岳まで歩くことにした。
野岳までの道は、ミヤマキリシマが美しい彩りを見せていた。

緩やかな道が雨の中でも歩くことを楽しませてくれる。

 

山道に入り、野岳山頂まで行ってみたが、ガスの中で眺めなし。
引き返して、休憩所の屋根の下で弁当とする。

弁当を食べながら話すと、妻は汗ぐっしょりでレインスーツの中がべとべとだと言う。
どれどれと確かめてみる。
ありゃ、素材表示を確認すると、ナイロン製・・・・
こりゃ、ゴアテックスを買ってなかったか・・・

そうか、とりあえず雨がしのげればと買ったもので、
本格的な山仕様のものではなかった。

冬場でなくてよかった。
いずれゴアテックスに新調せねば。

屋根のある休憩所に腰掛け、弁当で腹を満たし、帰路に着く。
途中野ウサギが姿を見せた。

ミヤマキリシマの美しい場所に戻ってくると、
一人の若い女性が写真を撮っていた。
雨の中なのになんとも楽しそうである。

いやあ、好きな人はいるんやねえ。
人のことは言えないが・・・・

こんな雨と強風の日に・・・・
山は人を惹きつける。

 

せっかくなので、仁田峠のミヤマキリシマをぐるっと眺めて、
池の原園地に向かった。

久しぶりに雨の中を歩いてみると、
レインスーツの撥水性がひどく落ちているとがわかったり、
登山靴の中にうっすら水が染みてきたり、
道具のメンテナンスをしなければということに気づくことができた。

雨もまたよしである。




 
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