平治岳のミヤマキリシマ。 ずっと見たいと思っていたが、見頃の6月第一週は、毎年何か用事が入っていた。 6月と5月の境目に近い27日、ミヤマキリシマに出会うチャンスだ。 対馬から飛行機で大村に着き、 塾に行った娘を迎えに行く。 なんだかんだで、布団に入れたのは11時半。 2時半起床で、長者原を目指す。 長者原に着いたのは朝6時。 あまりに眠くて1時間仮眠をとる。 目が覚めると、日射しが強い朝となっていた。 身支度を整え、長者原を出発。 緑のシャワーに包まれ、カッコーの声を聞きながら、 雨が池を目指す。 一歩一歩、登っていく。 その昔、雨が池までの道は案外きつかった記憶がある。 この日歩くと、あれきつくない・・・ で、思い出した。 そうだ、前回は坊ガツルでテント泊するため重い荷物を担いだ8月だった。 新緑のこの道は、とても気持ちよく、心躍る道だった。 雨が池を過ぎ、坊ガツルを目指す。 下りの道を進んでいくと、突然視界が開けて、坊ガツルに着く。 ああ、またここに来れたという歓喜の時。 骨折した時は、もう坊ガツルも無理かなと思ったものだった。 今から目指す平治岳を眺める。 下から見る限り、山は下の方が少し色づいているかなと言う感じである。 坊ガツルで一休みし、大戸越を目指す。 林の中、滑りやすい道を進む。 しばし急になった道を進むと、大戸越に出た。 大戸越から見上げる平治岳。 来週が見頃であろうが、いやいや十分きれいだ。 滑りやすい急な登りを進んで行く。 だんだんと視界が開けていく。 見下ろすとミヤマキリシマが美しい。 南峰を過ぎ、本峰へ。 南峰に戻って、ゆっくり昼食とする。 冷やしてきたアイスコーヒーが格別である。 初めての平治岳。 ここがもし満開だったらと想像するだけでわくわくする。 その姿はまたまた絶景であろう。 また、人もすごいだろうが。 今日はよく歩いた。 これだけ歩くと、身体からアドレナリンが出てくる。 3時間睡眠で2時半起床の今日、そのアドレナリンのおかげで、 帰りの2時間の高速運転もまったく眠気がこなかった。 いい山旅だった。 これだけ歩けるようになった自分がうれしい花の山だった。 |
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