2011.02.26 有明山
一人で登る
厳原八幡神社〜20分〜清水山〜55分〜有明山〜60分〜厳原八幡神社
  
距離約6km 累積標高差600m  荷11kg  時間約2時間半
 




ここのところまた単独山行に戻る。
妻は杉の花粉症。この時期山には近づけない。
いつもの午前中の駆け足登山となる。
 
今日は荷が軽い。歩きだすと、なかなか調子がいい。
あまりペースを上げないようにと思って歩いて、
頂上まで1時間15分。まずまずかな。
山頂は風が強くて休憩できそうではないので、
ススキの中を鹿の獣道をたどって、日影方面に下る。
 
しばらく下ると、風が弱ま.る場所があったので、しばしのコーヒータイム。
20分ほど、休んで、頂上に登り返すと、
一人のご婦人が両手をあげて、歩きながら体操中である。
ぶしつけに声をかけるのは失礼なので、気づかれないようにそっと下りにかかる。
途中、ザックを下ろして、身を整えていると、
その方が下りて来た。
「こんにちは」
と声をかけると、にっこりとした笑顔を返していただいたが、声はなかった。

私を抜いた後、滑りやすい登山道の部分をそれて、木立の中を進んでいく。
その下りの歩の速さといい、
これはただ者ではないと勝手に確信する。
靴はスニーカー、ザックは山のものではなく入っているのはたぶん水程度。
あっというまに駆け下りて、姿は見えなくなった。

この山を熟知しているようにも見えたのだが、
韓国人なのか日本人なのかは、不明である。
ただ、声がない笑顔だけが脳裏に残っている。

有明山の女天狗にでも会ったかのような不思議な感覚の中、
対馬の山もいろんな方がいるとちょっとうれしくなる。

登山道にはツツジが蕾を膨らませ、春の到来を待ちわびていた。
 
 

山登りTOP