鹿嵐山(かならせやま)
一人で登る 2005.11.12
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地蔵峠に向かう道から振り返り見る雄岳の山容 |
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場所 |
大分県宇佐市院内町
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標高 |
鹿嵐山 758m
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歩く標高差 |
.累積630m |
歩行距離 |
約6Km |
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所要時間 |
大人
約3時間半 |
第1登山口〜55分〜雌岳〜20分〜雄岳〜60分〜地蔵峠分岐〜5分〜地蔵峠〜5分〜地蔵峠分岐〜10分〜第2登山口〜25分〜第1登山口 |
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駐車場 |
第1登山口と第2登山口に駐車場がある。第1登山口は20台くらい駐車可能。第2登山口は10台ほど駐車可能。
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データ |
秋真っ盛り。雨の合間の土曜日,奇岩と紅葉を眺めたくて,耶馬渓の近くにある鹿嵐山に行くことにした。
久々の朝3時発。天気予報は晴れだが,まだ小雨がぱらつく中,出発。家族を起こさないようにこっそりと家を出る姿は,家出をする少年のようだ。(笑)
大村から,山越え,田越え,町越え,4時間かけて第1登山口に着いた。が・・・朝7時。やっと明るくなってきた頃で,まだ空は曇っている。もちろん駐車場には誰もいない。せっかくここまで来て,曇りの中歩いてもしょうがない。よし,とりあえず・・・・寝よう・・・・1時間爆睡。太陽の光が顔を射して目が覚めた。おう,晴れた。出発,出発。
第1登山口から沢の涼しい音を聞きながら出発する。標識類がとてもよく整備され,たくさんの方が登っていることを感じさせる。思ったより,急な道を登っていく。さっきまで雨が降っていたので,踏み固められた場所では,足が滑りそうになる。植林帯を抜けると,シャクナゲの木があちこちに見え始める。突然,鳥が声を上げて,近くから飛び立った。きじのようだ。そういえば,この山は猪が多いと何かに書いてあった。いやいや猪なら,郡岳も負けないぞと,どうでもいい事を考えながら,標高を上げていく。
ほどなくして,雌岳に到着。山頂近くは昨日の雨のせいだろうか,登山道にたくさんの新しい落ち葉が敷き詰められていた。雌岳は周りを木々に囲まれているが,北側のみの眺めが見られる。雌岳からいったん下って,また登り返すと雄岳に着く。雄岳からは,南側と北側の眺めがよい。今日はちょっと霞がかかっているが,遠くの山々も見えていた。視界がいい日は絶景だろう。
雄岳山頂で,霞がとれはしないかと,30分ほど時間を過ごした。しかし,風が強く,まあ,帰りの車の運転も長いことだし,先に進むことにした。
雄岳からの下りにかかって,ぎょっとする。雨に濡れたこの急下りはつらい。ロープや木につかまりながら,ゆっくりと降りていった。20分ほど,道との格闘である。20分経つと,道は落ち着いてくる。すれ違う人を気遣いながらすれ違うとき,1回尻餅をついてしまう。まじに心配そうに見られたので,恥ずかしくなってしまった。こんなときは笑ってください。(笑)
その後はアップダウンをくり返しながら,右や左の奇岩の眺めを楽しみながらの歩きとなる。ところどころの紅葉が岩を一段とひきたてていた。ヤセ尾根,万里の長城と呼ばれるあたりの眺めは格別だ。この辺りになるとすれ違う方々が多くなってくる。
地蔵峠に寄り,下山する。地蔵峠から第2登山口までの道は,里山を歩く感じ。なんだか幼い頃を思い出した。
舗装路をてくてくと歩いて,第1登山口へ。山と里の風景がとても合っている。豊かな秋を感じさせる風景だ。
第1駐車場に着くと車がいっぱいでびっくりした。
地域の方々が大切にされていることをずっと感じて歩いた鹿嵐山だった。
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第1登山口には,立派な駐車場がある。
おまけにトイレまであって驚いた。
地元の方が,そうじもしてくださっているのだろう。
団体の場合は,「道の駅いんない」が387号線沿いにあるので,そちらを利用するといいかもしれない。
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一眠りして,駐車場の前の紅葉を楽しんで,さあ出発。
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標識類がしっかりしていて,道に迷うことはない。
シャクナゲの木がところどころにあった。
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雌岳山頂近くは,昨日落ちたような落ち葉がたくさん敷きつめられていた。
美しい登山道を踏みしめて歩く。
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雌岳山頂に着く。次はあの雄岳を目指す。
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中央登山口との合流点の鞍部を過ぎ,雄岳山頂を目指して登る。
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雄岳山頂に到着。結構風が強い。
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山頂から北側の眺め。霞がかっているが,山々と岩が美しい。
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雄岳を経てからの下りは,急な坂が続く。
ロープがあるので,うまく使って滑らないようにしたい。
約20分の辛抱だ。
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アップダウンを繰り返しながら,本日のメインの眺めへ。
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目の前に迫る奇岩の数々に圧倒ざれる。
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地蔵峠の分岐へ着く。
「足を運ばせたもれ」
の表示に誘われて,そっちの方へ。
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地蔵さんが祀られた小屋があった。
帰り道は里山の心地よい山歩き。
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第2登山口に出て,舗装路をてくてくと歩いて,第1登山口を目指す。
鹿嵐山の麓の村は豊かな秋を感じさせてくれた。
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地元の方にあいさつすると,笑顔で
「おつかれさんでした。」
という言葉を返していただいた。
いい山は麓の人の心も豊かにしてくれるのだろう。
いや,麓の方々が山を大切にしているからこそ,恩恵があるのかもしれない。
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