[ 三郡縦走 ]
宝満山(ほうまんざん)〜三郡山(さんぐんさん)〜若杉山(わかすぎさん)
3人で縦走し,合流して5人で歩く
hirokoさん,肉まんさん,vision + ごえもんさん,ばばっちさん
2006.12.10 |
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場所 |
福岡県太宰府市
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標高 |
宝満山 830m
三郡山 936m
砥石山 826m
若杉山 681m
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歩く標高差 |
.累積1300m |
歩行距離 |
約13Km |
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所要時間 |
大人
約6時間半 |
竈門(かまど)神社〜1時間30分〜宝満山〜1時間10分〜三郡山〜60分〜前砥石〜15分〜砥石山〜45分〜ショウケ越〜45分〜若杉山 |
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駐車場 |
竈門(かまど)神社の駐車場に駐車可。駐車料金400円。が,遅いと満杯のなりそうだった。
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データ |
ずっと登りたかった福岡の山,宝満山。
高速道路を走る度,3号線を走る度,その山容の美しさにぐっときていた。今回,肉まんさんが機会を作ってくださり,hirokoさんもご一緒してくださるようになった。しかも,三郡縦走。いきなり,初めての宝満山で,ごちそうをいただいた感じだ。しかも,若杉山には,ごえもんさん,ばばっちさんも忙しい最中に駆けつけてくださることになり,楽しみいっぱいの山となった。
午前7時前,かまど神社に着く。もう,肉まんさんとhirokoさんは到着済みだ。急用で参加できなかったかなこさんの気持ちも一緒に歩き出す。まだ薄暗い中だが,さすが九州一の登山者数を誇る宝満山だ。たくさんの方が登っておられる。登っているどころが,薄暗いのにもう下ってこられる方もいる。
今日は思ったより,寒くなく,暑くもない。天気もよく山日和である。ゆるやかな石畳の道から始まった宝満山の登り。
「この石,昔,階段にするために運んだんだよなあ・・・」
ととても感心してしまうほど,延々と続く。えいこらとっとと登っていき,百段がんぎを過ぎると,山頂が近づく。
山頂には上宮がある。立派な建物だ。大きな岩でできた展望抜群の山頂である。岩に登っては,こっちを眺め,違う岩に登ってはあっちを眺める。このすてきな山頂に来たくて,たくさんの人が登ってくるのだなあと納得した。山頂からは,今日の終点,若杉山が遠くに見える。
宝満山を過ぎ,三郡山へ向かう。冬枯れがとても心地よく,美しい道だ。ゆるかやな道は,数人で話ながら歩くのにとても心地よい。歩く道の土質も濡れていてもつるつると滑ることなく歩きやすかった。肉まんさんとhirokoさんの楽しい話がたくさん出てくる。食べ物を出したり,休憩の場所を選定したり,いろいろな解説も加えた肉まんさんのありがたい心遣いの中,楽しく歩かせていただく。話題にことかかないhirokoさんからは,楽しい話のてんこ盛り。そんなうきうきとした気持ちにさせてくれる心地よい縦走路だ。
レーダーのある三郡山を経て,砥石山に向かう。砥石の前は多少の登りがある。前砥石でちょっと早めの昼食とする。砥石山からの道も小さな登り下りを繰り返しながら,進む。冬木立の様が何ともよい。
「いいねえ。」「いいですねえ。」の言葉をお互いに繰り返し,美しい縦走路を話をしながら楽しんだ。
道路をまたぐショウケ越を過ぎ,若杉山へ。名の通り杉の中を歩いていく。途中若杉の鼻にくると,絶景が広がっていた。今日歩いてきたルートが一望できる。迫力ある眺めである。
若杉の鼻で眺めを楽しんでいると,上から青年が駆けおりてきた。
「こんにちは〜。」
ごえもんさんの登場である。午前中にあった陸上の長距離レースを終え,その足で山登り。すごい。いつ会っても元気を分けてくれる青年である。
若杉山のお宮を散策し,今度はばばっちさんと合流。ばばっちさんも長崎からの仕事の帰りだ。久しぶりに会ったばばっちさんの車に乗せてもらい,楽しい話をたくさんさせていただいた。
みんなで保養センターに向かい,楽しい一時を過ごす。hirokoさんの娘さん達,かわいいかわいいお孫さんとも会えて,楽しい楽しい一日は,気づくと日暮れ時になっていた。
帰り道,太宰府天満宮に眠る祖父母をお参りし,陽の落ちる頃,帰路に着いた。
とても歩きやすく,一人で瞑想にふけるもよし,グループでわいわい話ながら歩くもよし,懐の深さを感じさせる三郡縦走路だった。
山登りを始めて4年目。仲間に感謝しながら,いろいろな思いが巡った素敵な一日に感謝,感謝。
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かまど神社はまだ暗い。
舗装路を少し歩き,石段の道を登り始める。
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石段の道をずっと登っていく。
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ガイド本にものっている
百段がんぎ
石畳が美しい
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大きな岩が見えるようになり,やがて山頂へ。
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宝満山 山頂。
露岩の美しい山頂である。眺めも抜群。
宝満山が人が惹かれてやまないわれがよくわかる。
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山頂を照らす朝日が気持ちよい。
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宝満山山頂から,三郡山へ。・
ゆるやかな起伏の道を,楽しい話をしながら進む。
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美しい冬枯れの縦走路。
「いいねえ。」「いいなあ。」「気持ちいい。」
口をついて何度も出てくる心のことば。
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三郡山山頂。風もなく穏やかである。
山頂にはレーダーがある。
そして,砥石山へ。
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心地よい道を進んで,前砥石に着く。
11時,ここで昼食とした。
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ちょっと登りをがんばると,砥石山山頂に。
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ショウケ越の橋で車道を横切り,若杉山へ。
若杉山に向かう道は,イノシシが掘った後がたくさんあった。
木が伐採されていて,以前より明るい道となったそうだ。
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若杉の鼻から,今日歩いた宝満山からの縦走路を眺める。
縦走した後,歩いた道を眺めるのは格別である。
このあと,ごえもんさんとばばっちさんと合流する。
楽しい一日の終わりの夕暮れ時は,いつになくちょっとセンチな気分になった。
三郡縦走,
またひとつ行きたかった山を踏破できた喜びと,
仲間の温かさとやさしさにふれた喜びと
そんな日々を過ごせた数年間に感謝しながら,
夕陽の中,車を走らせ,帰路に着いた。
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