有明山(ありあけやま)
八幡神社〜成相山を巻いて佐須峠〜有明山〜八幡神宮
一人で登る 2009.03.01 (荷12kg)
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佐須峠から柳ノ壇山に向かう春の道 |
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場所 |
長崎県対馬市厳原町
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←地形図はここをクリック |
←断面図,概念図はここをクリック |
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標高 |
有明山 585m
清水山 210m
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歩く標高差 |
.累積1000m |
歩行距離 |
約13Km |
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所要時間 |
大人
約5時間半 |
八幡神社駐車場〜25分〜清水山〜10分〜成相山を巻く林道〜60分〜佐須峠への分岐〜30分〜林道終点〜10分〜佐須峠〜10分〜柳ノ壇山付近〜15分〜林道分岐〜25分〜柳ノ壇山付近〜35分〜有明山〜60分〜八幡神社駐車場
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データ |
成相山を巻く林道がある。この道を使うと有明山を周回するルートがとれないかと前から思っていた。途中からやぶに入り有明山の登山道に合流すればいつもと趣の違った歩きが楽しめそうだ。
清水山を経て、成相山を巻く林道に入る。有明山への取り付きも探したいと思い、地形図で現在位置をよく確認しながら歩く。春を思わせる陽ざしは柔らかく、青い空のもとをのんびり歩く。初めて歩く道は、初めて見る眺めをプレゼントしてくれる。厳原の町も袖振山もいつもと違った眺めである。砥石渕を見下ろし、権現山、上見坂方面へ伸びる稜線が美しく目に入り、対馬が山岳の島であることを感じさせてくれる。
林道に入って1時間ほどで、ヘアピンカーブの場所に出て、沢と出会う。水量の豊富な沢だ。この辺から取り付けば70mほどやぶをはい上がることで、有明山への登山道と合流することが可能なようである。本来はここで取り付くはずだったが、意外に林道歩きが楽しく、もう少し林道探検をしてみることにした。
ヘアピンカーブの場所から国道に向かって下りていくと、佐須峠に向かう「有明林道43支線」に出会う。掛かり木(本来は倒れるはずの木が他の木にかかって倒れないでいること)が存在し、安易に入るべきではないのだが、今回はルート調べのために入らせていただく。
この支線は地形図では途中までしかない。しかし、案外佐須峠まで続いているのではと淡い期待を持ちながら歩いてみる。この支線に入って15分ほど歩くと、大きな岩が目につく沢と出会う。この沢の先から上に上がる作業道があり、ここから上がると柳ノ壇山付近まで上がることができる。(あとで上から往復してみて確認してわかった。ただし作業道なので、これも安易に入ってはいけない。)
さて、地形図上での支線の途切れた地点まで来た。が、実際にはまだ先まで道がある。よし、佐須峠まできっとあるはず・・・と張りきって歩くが、いやはや行き止まりだ。地形図で確認すると、あと50mほどやぶを上がれば、有明山への登山道に出そうである。一休みして、よっこらとやぶの中へ。しかし、思ったほどの木、枝もなく、10分ほどで、佐須峠付近の「地籍図根三角点」の近くに出た。
そこから有明峠まではゆっくりとした傾斜の広い道から心地よい登山道を巡る。有明山山頂に着くと、陽ざしは朝より強くなり、ぽかぽかとした中である。しばし、ゆっくりと昼食タイム。とんびが旋回しているので、後方確認をしながら、食事をする。対馬のとんびは、平気で人が食べているものを後ろや横からかっさらっていくのだ。
林道を歩くことになるが、八幡神社発で5時間半、10kmの周回ルートを楽しむことができた。
あたたかくなってくると、やぶ歩きが出きなくなるので、ちょっびりさみしい気もするなあ。
今年初めて、うぐいすの声を聞いた。もうすぐ里に下りてくるだろう。花の季節がやってくる。
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成相山の山腹を巻く林道を今日は歩くことにする。
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有明山登山道から、成相山を巻く林道へ。
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成相山は厳原方面から見ると秀麗な山なので、この林道からの眺めはなかなかよい。
左写真は袖振山、右写真は阿須の採石場方面。
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砥石渕を見下ろし、上見坂、権現山、隠蔵寺山の稜線に見入る。
対馬は低山ではあるが山がいっぱいである。
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林道途中にあった一本の椿の木。一人の佇まいがまたいい。
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下りながら眼前に近づく有明山方面。取り付きはここかなあと下見して、今日はまた林道を進んでみる。
佐須峠近くにのびる林道へと入って歩く。
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ゆるやかな道を歩く。15分ほどで沢音がする場所へ。
この先を左に上がると、柳ノ壇山の近くに上がることができる。
(作業道なので、安易に入るのは危険です。)
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初めての道は思いがけない眺めをブレゼントしてくれる。
一昔前の「○○すぎ〜、○○す〜ぎぃ〜かいはつ」のCMの歌が頭の中を流れてきた。
ちょっと古い(笑)
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林道は終点となり、意を決してやぶに突入。しかし、10分ほどで登山道に出た。
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その後、作業道をいったん下って取り付きを確認。登り返して、有明山を目指す。
心地よい木漏れ日の道満載である。
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有明山山頂に着く。ぽかぽかとした山頂のひととき。
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下り初めて、鹿と遭遇。
こちらをじっと見てなかなか逃げようとしない。
対馬の鹿は大きいので、山で出会うとどきっとする。
春先は鹿の姿を一年で一番目にするときである。
今年の冬は鹿の姿をあまり見なかったので、ちょっと懐かしい気もした。
林道を巡る山旅もまた楽し。いつもと違った風景がうれしいものである。
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