前山・滝沢尾根

2008年2月11日

 最初は、10日三田原山の予定でした。ところが、仕事の都合上、10日は厳しいので、11日に1週間前に登った前山に再び行くことにしました。怪我の功名と言っては何ですが、同じ場所を登るというのもそれなりに楽しい。同じ場所だから、天候の違い、雪質の違い、参加メンバーの違い、自分の精神状態の違い、そういうのを直に考えられる。案外、今まで気がつかなかったかもしれないが、必要なことかもしれません。前山をホームゲレンデでなく、ホームツアーコースにするかもしれません。

2月10日
16:12 新宿駅発→16:39 大宮駅着
             16:50 大宮駅発→18:00 長野駅着
                         18:37 長野駅発→19:24 妙高高原駅着
19:40 宿の車来る→19:45 宿

2月11日
天気:晴れ
主催:妙高バックカントリースキースクール(MBSS)
ガイド:B・R氏(先週と同じ)、参加者:自分を含めて4名(うち二人は山スキーヤー)
8:30 宿出発

朝、山の朝はやっぱり良い(宿からですが…) ゲレンデから見た妙高山

9:00 集合
 やはり、深い雪を登るには、今の自分のストックでは短く、「長いのを買った方が良い」ことを言われる。案外購入した時はここまでテレマークをやる意識がなかったかもしれない。ゴンドラを1本、リフトを1本乗って、ツアー開始地点に到着
9:50 シールを貼り、ゲレンデの外へ
 前回と違い、今回は雪も降っていなかったので、きれいにシールが貼れ、シールがはがれることもありませんでした。

ゲレンデから
 あれが前山
 あそこまで登る
シールで山を登る(1)
 登りは、前回よりもすんなり行けました。
シールで山を登る(2)
 晴れた雪山というのは、たいてい雪質が悪いが
 写真はきれいだ
休憩です
さあ、出発

10:45−11:00 弱層テスト
 今回も先週と同じ付近で弱層テストです。掘った深さは前回の方が深かったです(理由不明)。前回が、肘から2−3回で崩れたのに対し、今回は肘からで5回くらいで崩れました。前回よりも多少ましですが、コースをきちんと選ばないと危険という点では同じ。ガイドさんによると、信号で言うと「黄」(青でも赤でもない)。

まず、雪を掘って 四角柱の上にシャベルを置き、叩く

 前回この後、急に憶病になって、前のめりになる悪い癖が出てしまったのでした。今回は、棒立ちにならないよう膝を曲げて登ったら、前回よりもすんなり行けました。でも、一人ペースが遅めの人(遅め程度であって遅いわけではない)がいたから自分のペースを維持できたかもしれない、全員が速いペースだったら違う結果が出たかもしれません。その他、長いストックを購入すれば少しは改善するだろうか? いづれにしろ、ストックを突く位置は後ろ、を言い聞かせながら今後もシール登行をしたい。

頂上までもう少し 前山山頂

11:50 前山山頂・昼食
 山頂にいたのは自分達ともう一パーティーだけだった前回と違い、今回山頂には他のパーティーも多く来てました。山頂から妙高山が、大きく見えます。南地獄谷の湯煙が上がっているのが見えます(今回、手袋をしたまま写真を撮ることに挑戦したら、レンズの部分に気がつかずに手袋がかぶっていて、多くの写真の左上に黒い「ぼやーっとしたもの」が写っていました。湯煙の写真は撮ったのですが、左上に黒いものが写っているためここには載せられません)。

山頂(ちょっと下)から見た妙高山 昼食

 さあ、出発、シールを板から外して、靴を板にセットして、出発のはずが、「なんか違う? こんな前に滑ったっけ? なんだろう? 昨日したワックスが効きすぎているのか」と思っていたら、他の参加者の方から「クライミングサポートが上がっているよ」と言われてしまいました。初心者みたいなミスです。
12:30 前山出発

滑ってくるのを撮るのは苦手(1) 滑ってくるのを撮るのは苦手(2)

下りは
(1)先週よりも雪が重かった。
(2)先週よりもトレースが多くの場所にあって、スピードの緩急がつけづらかった。トレースのある場所を滑った場合、新雪よりも滑るスピードは速くなる。
(3)先週よりも人数が多い分、滑るタイミングをもっと考えるべきだった。先に滑るのを待って時間をおいて後から行ったはずなのに、さまざまな条件によりいつのまにか追いついてしまい、止まらないとぶつかりそうになる。
 などあって、先週の方がはるかに楽しく滑れました。自然の中を滑るのだから、すべてが好条件というのはほとんどない。天気がいい時は、雪質が悪かったり。天気が悪い時は、雪質が良かったりです。今回は、少なくとも、天気の良い前山を体験できました。
 最後は斜面をトラバースです。
14:00 ゲレンデに戻る

今回のルートのトラックログ(登り:赤、下り:黄、弱層テスト:旗印の地点)
今回の山行の速度の図(区間1:登り、区間2:昼食+下り)(ゲレンデを含まない)

14:30 宿
15:42 慶応山荘前(バス停)発→15:50 妙高高原駅着
16:52 妙高高原駅発→17:33 長野駅着
               17:41 長野駅発→19:06 大宮駅着
                           19:34 大宮駅発→20:00 新宿駅着

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