自転車オートバイ風自転車(5) 2005年4月

ベロソレックス風のプレスフレームを持った自転車製作の5回目です。ここまで来てもまだ各部の処理について考えたり、モロモロの細かい作業をしたりしています。自分で納得できるようにていねいに作りたいですが、やっぱり時間がかかりますね。もう1回でこのテーマは終わらせる予定です。

フレームはウレタン塗装でクリーム色にしてみました。しばらくこの状態で見ているつもりです。フレームは組み立て式ですからフランス国旗をイメージした3色塗分けも考えましたが、、、車体塗装は最後のお楽しみと同時に最後の大きな悩みですね。


製作品の説明

フロント部 みなさんの予想の範囲とは思いますが、エンジン部はFRP製バスケットを付けてみました。ベロソレックスでは本来エンジンが付きますが、こちらは自転車ですから何か役に立つモノ、、、ということでの製作です。外観はエンジンふうにしてみました。一部にエンジンのフィンをイメージした湯たんぽのような波模様を付けています。A4サイズがタテに入る大きさになっています。写真の状態は仕上げ前です。

 

製作は写真のような片面のみマスター型を作ったものからFRPで型取りし、さらにその型からFRPで製品を2個取りして前後を組み合わせています。フレームと同じようなプレス品のイメージも欲しかったので、側面はリブが立ててありフチ取りのようになっています。もちろんFRP成形上のデザインでもあります。

 

バスケットと車体の組み立てはヘッド部とブレーキ貫通穴から取付金具を付けています。ここは一般的な取り付け方法です。

テール部 この部分とナンバープレート部はまだ考えが固まっていないのでモデルです。アルミ板をベースにしたリフレクターを想定。実物はテールライトになっていますが、あまり大げさになってもどうか? と思いましたので薄く、軽く、コンパクトにまとめてみました。

ナンバープレート部 車名をNaniSolexに決定し、プレートに表現してみました。あんまり「芸」がないので、気にいっていません。もっと違う案がないかなぁ、、、ここは最終回までの宿題、、、と言ってもたいした答えはありませんが。


残っている作業は小物部品の製作、表面処理、細かい仕上げです。ここまでの状態で全体写真を撮っておきました。ほとんどベロソレックス状態になっています。まだまだ分解、組立をしますので仮塗装です。


フロントバスケットの検討用に鉄板の湯たんぽを購入して考えています。昔ながらのモノですがホントにいいカタチをしていますね。機能、強度、生産性、コスト、見た目も悪くない、ほんとのグッドデザイン。全体の曲面がきれいですから、最初は取り出し口を作って今回のバスケットにそのまま流用しようと思ったくらいです。こんないいモノは長く残ってほしいですね。

今月は神社のおさい銭箱を(断りきれずに)作っていましたので、作業日誌は思ったほど進みませんでした。依頼品のおさい銭箱は盗難防止のため、角パイプと鉄板3.2tで箱型に溶接し地面に固定するタイプです。こういう動かないモノ、乗れないモノの製作はどうも気がのりません。せめてタイヤとハンドルくらい付けさせてもらえば、、、もっとかっこ良くなったはずです。

自転車ってほんとにムズカシイ。、、、おさい銭箱はカンタン。


次回は5月8日までに更新します。テーマは自転車タクシー製作(2)で予定。

どっちのサイクルショーはどうなっている?とか、どこまで出来た?との「心配メール」もいただきますが、たしかに、いろいろ言われると心配になってくるから不思議です。

*メールアドレスも変更しました。3月の半ばに変更しましたが、メールの行き違いもあったかも知れません。しばらく使っていたので気分転換してみたくなりました。

こんな話しですがわかってもらえますか?