ベロソレックス風のプレスフレームを持った自転車製作の4回目です。塗装や仕上げはまだです。
製作にあたって現物の各部の処理も観察していますが、日本的なまとめ方(製作作法?というか)とは少し違っています。細かいところで「ウーム?」というところがあります。やっぱり文化が違うんでしょうか? まァ、はっきり言えるのは、、、クニが違いますよね。
製作品の説明
ハンドル部 ポスト部は普通の形式です。突き出し部の長さはほとんどありませんが角断面になっているのが珍しいです。自転車部品ではないのかもしれません。
バーの製作も同時にやっています。形状はアップ型ですが、ちょっと珍しい、なんとなく愛嬌のあるカタチをしています。ホッとするカタチですね。ブレーキレバーは逆レバーです。なぜか初期の頃からこのタイプを採用しています。
サドル部 舟線部は鉄板で作りました。舟線部とシートポストがバネで接続されます。汎用品のバネの端部を改造して取り付けました。
スタンド部 現物は打ち抜きと曲げの総型プレスで形状を出したものですが、今回は現物をイメージした別形状のモノにしました。プレス板とパイプを組み合わせた構成です。ちょっと違ったモノになりました。跳ね上げ用バネを取り付けて動作を確認します。バネは汎用品を使いました。
Fホーク部 総型プレスで成形したいところですが、今回はそうもいきませんので、鉄板を溶接で張り合わせて作りました。本来はやりたくない製作方法ですが、パイプ材を使うとイメージが違ってくるのでアレコレ悩んだ末に、、、仕方がない。ホーククラウンとはボルト止めになっています。
フレームや部品などもだいぶ出来上がってきました。あとは塗装とメッキ、組み立て、、、エンジン部の処理。細かいところをあげるとキリがありません。ここまでの状態を仮組みしてみました。
サドルバネの取り付けはシートポストに直接ネジ止めになっていますが、なんか無理矢理取り付けたようで、ここの処理も気になりますね。バネ台座を付けたりするとバネのおさまりは良くなりますが、こんなことをやっていくとフツーの自転車になってしまいます。 ちょっと荒っぽい処理がベロソレックスの魅力なのかもしれませんね。
時間あたりの加工性ではプレス加工はたいへん優れていますが、今回のような手作り作業となるとハナシは別です。金型(簡易型)を製作してセットするまでに時間がかかりますね。段取りまでがプレスの作業工程すべてといってもいいかもしれません。今回の作業も型を用意して材料をセットすれば作業は思ったよりも早かったです。やっぱり最後は金型だなぁ、、、。
次回は3月8日までに更新します。テーマは猫車 改(2)を予定。べつに無理に提案しなくてもイイのかもしれませんが。
車名も悩んでいますが、今のところ候補としてはNaniSolex。見た時に「なに? ソレックス?」なんていう会話が飛び交うことをイメージしてます。あるいはベロベロソレックスとか、、、こんなところであんまり遊んでいるとマニアの方に叱られるね。
こんな話しですがわかってもらえますか?