自転車タクシー製作(3) 2005年6月

自転車タクシー製作の3回目です。ゆっくり作りたいのですが愛・地球博の会期中にとりあえずでも完成させた方が良いだろう、、、と考えなおしました。

今回提示のものは製作品のモデル提示です。5タイプ作り実車の進め方を決めました。前回のおさらいとして「お客さんは前側、運転手は後側」このスタイルで考えていきます。(考えている場合じゃないんだけどサ。)


モデルもいろいろ

1、赤色のタイプ 一番最初に作ったモデルです。レイアウトをオサエてみただけのもので、全体の細かなカタチはまだよく考えていません。後ろの自転車は普通の自転車のように走行時には左右に傾けることができるようにして、自然な走行感をねらっています。普通のスタイルなので今回あえて作るモノではないかもしれません。簡単に言うと「つまらん」。

 

2、緑色のタイプ ちょっと変わったことをやってみたくなったので、前輪で駆動して、ハンドル操作により後輪で方向を変えるタイプを考えました。こちらの方がいくらか乗り物のカタチになっていますね。レトロ風にまとめて、まちおこし! などのイベントで動かすと人気が出るカタチかもしれません。気に入ってきましたが、もう少しがんばりましょう。

 

3、ねずみ色のタイプ こちらの特長は前車輪を座席の下に納めてしまおうという案です。前輪まわりがスッキリして「乗り、降り」がラクにできそうです。視界も広く確保できそうですね。自転車特有のゴチャゴチャ感を減らしたこの案も好きです。まだまだ考えます。

 

4、黒色のタイプ 4輪タイプも作ってみました。作る方からするとなるべく車輪が少ない方がシンプルになるので3輪タイプを中心に考えてきましたが、こんな考え方もあると思います。モデルをながめて考えてみると4輪でも3輪でも製作上からは大きな違いはないようです。運転者の上部には取り外し、または折りたたみができるルーフも考えてみました。そろそろ打止めにしてビールでも、、、。

 

5、黄色のタイプ タイヤの配置を変えてみました。どことなく愛嬌があるので好きなタイプです。前後の車輪サイズを変えた方が一般自転車との違いがハッキリして人目を引きそうですね。お客さんが乗車した時、しない時の重量のバランスは気になるところです。キリがない。

 

公共のイベントで動かすことを考えると「親しみやすさ」、「カワイさ」に比重を置いた方が良いだろうし、飽きずに長く使ってもらえると思っています。来場者の目を楽しませる、こころをウキウキさせる、、、そういうところにこの自転車が奉仕してほしいと思っています。


スタイルの決定

各タイプをいろいろ考えてきましたが、こちらが今回製作する決定モデルで黄色のタイプがベースになっています。実物大のレイアウト図面(かなりでかい)を書いていますが、お客さんシートの小型化(軽量化)、ルーフ部の形状はまだまだ考える必要があります。

 

どのタイプを作るべきか、、、最終決定会議を(自転車会社)新入社員時代の取締役設計部長と二人でおこないました、、、どこまでいっても上層部の意向は重みがあります。


考えていること

今回の自転車タクシーはまちおこし! 的な利用のしかたがいいだろうと思っています。イベントなどに来場された方々を乗せて会場を回ったり、記念写真を撮ったりして楽しんでもらう利用法です。前側にお客さんを配置した方が広く見てもらえるし、お客さんとしても他の来場者の注目を集めた方がより楽しいだろうと(勝手に)考えています。

自転車タクシーとして「営業」する場合も、後方から自動車に追いこされる状態が多いと思いますので、運転手が後側として考えてみました。もちろんこれは考え方ですからどちらの形式でもアリだと思いますが。

ベースとなる自転車タクシーを作って、それに各地の名産品、特産品、例えば織物、木材、竹、和紙、石? などを後付けしてオリジナル展開していけばさらに面白くなっていくと思います。まちおこし! にも貢献できますしね。そんな自由度も必要でしょうね、、、特産品でもナマモノはちょっと、、、まぁ、いいか!

自転車ってほんとにむずかしい。


次回は7月8日までに更新します。自転車タクシー製作(4)を必ずやります。

ホネ休め企画としてグライダーでまちおこし!も作ってみました。チビグラも評判が良かったので調子に乗って作っています。(写真にすると不気味な色になります)

こんな話しですがわかってもらえますか?

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