今回からの新企画はFRPボディを持った自転車の製作です。車名はレコードブレーカーとしました。特に速度記録に挑戦しようというわけではありませんが、、、カプセル型や全天候型の自転車と言った方がわかりやすいかなぁ。ナマエだけカッコ良すぎたかもしれませんねェ。
初回の報告は1/5スケールモデルでの説明です。ウレタンの発泡材で形状を出してみました。こんな感じのカプセル型自転車です。あまり見たことはないかもしれませんが、高い速度をねらった自転車や雨、風を防いで快適に自転車に乗りたいといった場合に製作されています。
ここでモデルの提示
以前からこんな自転車を作業日誌のテーマにあげていこうと思っていたのですが、フルカバータイプの自転車製作はFRP型を(ひとりで)作るだけで大変な時間がかかってしまうんですね。今回の製作方法は製作時間を思いっきり短縮するすばらしい案になっています。
こんな感じで作って行こうかな
1)ボディ形式はグライダー型自転車の成形型をベースにします。グライダー型自転車は複数製作するために成形用の型を作っていますのでこれを流用し、後輪部の形状をこの企画に合わせて変更しています。
2)前輪14(または16)インチ、後輪は20インチを想定した3輪タイプ。後輪駆動(ちょっと窮屈かな)で、車輪は外側に張り出してみました。
3)内部の自転車はパイプで構成したものを作ります。
ノーズ部からルーフにかけては変更しませんので、変更できるところは後部の形状だけです。この写真は上のモデルの後部をバッサリと切ってみました。全体を切り詰めて、なるべく単純なカタチにした方がいいかなぁ とも思っています。
しかし、これはちょっと切り過ぎたかもしれません。カリ上げしすぎたみたいです。
自転車はこんな模型と違って人間が乗車しますからしっかり作らなければなりませんし、けっこう大きいモノになりますね。大きくなると製作上もいろいろたいへんな部品がでてきます。なるべく考え込まないで気楽に作っていきます。しかし、製作後がまたたいへんです。、、、本音を言うとジャマなんですね。大きくて迷惑します。
今回は運動会の季節を意識してレコードブレーカーなどという勇ましい車名にしてみましたが、なにしろボディがずんぐりしたカタチをしていますから、太ったレコードブレーカーになりそうですね。自転車界では「レコード」の称号は特別な意味をもっていますから、特にイタリア方面からクレームがつくかもしれませんね。叱られないうちに早めにあやまっておいたほうが良さそうです。
自転車ってほんとにむずかしい。
内容はまだ決めていませんが次回のレポートは11月8日までにします。その他の新企画としては「ダルマ型自転車」の製作も予定しています。ダルマは縁起モノですから新年に向けてぜひやっておきたい企画です。
こんな話しですがわかってもらえますか?