今回は旧い自転車ランプの製作をテーマとしてみました。以前から自分のペダーセン自転車(Dursley Pedersen)に取り付けるカーバイトランプ(ホンモノ品)を探していたのですが、なかなか気に入ったのが見つかりません。壊れていたり、高価だったり、、、いっそのこと自分のイメージで作ってみよう!
サイクリングにもモノ作りにもいい季節になってきました。さわやかな季節の中で思いっきり旋盤で削って、、、と思い、「マニアック・シリーズ」に取り上げてみたわけです。最初はいい気分で削っていても、やっぱりだんだん疲れてきます。あんまり続けてやっているとカラダに良くないようですね。
自転車乗りのまわりに1個はころがっているライトが素材です。最近はLEDタイプが多くなったのであまり使わないタイプですね。乾電池がなくなったまま置いてあったもので、乾電池は液もれ状態です。これを分解して作り変えてみました。
レンズカバー、電球ソケット、パラボラ部が使えるのでバラバラにして取り出していきます。無惨な状態ですが、いちいち気にしていてはモノはできません。プラスチックのカバーは直径55ミリあります。
削りましょう
いくつかのスケッチで検討していますが、削り出しで製作するつもりなので、それに合った形状にしていきます。各パーツごとにアルミで製作していきます。もともとは単1電池でしたが単2に変更しました。
ライト部のアルミ材料は直径95ミリからの削り出し、、、どんどん削りましょう。
スイッチはクルマ用を流用しましたが、走り屋タイプのスイッチなのでちょっと精悍な感じがしますね。もっとトボケた、マヌケな感じのモノを探したのですが、時間ぎれでコレになりました。スイッチノブはアルミですから気に入るまで手直ししたいものです。内部配線はまだやっていませんので、これで点灯するかどうかわかりません。まだ未完成です。
完成状態
自転車のハンドルバーに釣り下げるためのベルトを付けてみました。よくあるタイプの鉄やアルミのバンド止めも考えましたが、ラフでアバウトな作りの方がより雰囲気が出てくるのではないか? と考えたわけです。機能、性能よりイメージ重視ということです。
全体にバフ研摩でもっと磨きをかけたいところです。ピカピカにすれば点灯しなくても明るいかもしれないね。
完成状態
取り付けて写真を撮ってみましたが、ごちゃごちゃしていてうまく撮れません。この釣り下げ状態だとハンドル操作でブラブラします。もうすこし改良したいと思っています。
今回のテーマで最初に製作を考えていたモノは(ホンモノの)カーバイトランプでした。実用的ではありませんが、なかなか雰囲気があり、取り扱いの面倒なところがピッタリ(?)と考えていたのですが、どこかアンバランスなマニアックさが気になって乾電池式に考え直しました。
自分のペダーセン自転車(Dursley Pedersen)はイエスパー・ソリング氏(Jesper Solling)のレプリカですから、ランプだけホンモノを追求するのはかえって許せない気がしたんですね。カーバイトランプの雰囲気を取り入れて、乾電池で点灯させるレプリカのようなモノの方が、ペダーセン自転車(Dursley Pedersen)のレプリカに合うだろう、、、と考えた結果です。あんまりこだわる部分ではありませんが、、、
自転車って、ほんとにむずかしい。
次回レポートはさらに続けて「マニアック・シリーズ」を考えています。テーマを思い付いただけなので、製作はこれからですが、リアディレイラーの製作くらいがちょうどいいかもしれない。
しかし、これはいくらか変速しなければまずいだろうなぁ、、、だめだったらシングルギヤ用のディレイラーと言い張るつもりです。
更新は6月8日までにします。
こんな話しですがわかってもらえますか?