あたらしい自転車の製作テーマを選んでみました。ここで製作する自転車はレジャー施設などにある「おもしろ自転車」です。この手のおもしろ自転車、変わった自転車は一般には走っていないので、なじみとしてはありませんが、乗り物が持っている楽しさの本質のようなものが含まれているんじゃないかなぁ、と、、、、作り終わって思いました。
ここんとこ頼まれて3台作っていましたが全部違うタイプでした。その中の1台をレポートに選んでいます。ふざけた自転車ですが、自転車の自作を考えている人にも参考になるかもしれません。相手先のあることなので全部は公開できませんが、なにかの参考になればうれしいです。こんなところからモノづくりを始めていくのも一つのやり方じゃないかな。
まずはこんなイメージモデル
1/5スケールのモデル製作。なるべく早く、簡単に表現することがポイントです。考えこんだら作れないからイメージ先行でカタチにしていきます。考えるのは後からやります。、、、反省も後から、、、しない場合も多いです。
このフレームは3ミリから7ミリくらい。ロウ付けで製作。目見当でもいいからなるべく早く作ってみます。
この段階に来るまでにもモデルを作って検討しています。お馬さんモデルなんかも作って提案したり、、、。「くだらねぇ、、」なんて自分で決めないで、なるべく広く相手先との接点を見つけていきます。今回の場合は相手先のイメージが第一ですから、納得するまでモデルの提示を続けます。
もちろんモデル製作までいかなかった案はもっといっぱいあるわけですね。そんな案でも自分の考えたアイデアは後々どこかにつながってくることがありますから大事にしておきます。どっかで役に立ちますって。
続いて図面で、、
製作図面とともにレイアウトの検討もしていきます。なるべく部材を減らしたいですが、動きの中にも無理があったりして、、、作りながら、カタチを見ながら考えていく部分もありますね。図面だけで決めないやり方もありますね。
フレーム
ペンキを塗り終わって、ひっくり返った状態の写真です。自転車としては大きいので、塗料をガン吹きするのもちょっと難しいかなあ。今回は刷毛塗りでボッテリと厚く塗る方がイイ感じになると考えました。溶接痕などもパテで処理して、ゴツゴツしたひっかかりなどもつぶしておきます。
誇り高い自転車乗りは観光地などで「おもしろタイプの自転車」を見かけても、まず乗ることはないと思います。ロード乗りとかモールトン乗りが喜ぶとは思えないし。自分の場合も「見てもしょうがない、、、あんなモノ、、」などと顔をそむけている?ことが多いでしたが、、、今回は頼まれて製作したので、自分としてもいろいろ考えましたが、実際に作るとなるとけっこう難しいモノですね。食わず嫌いの自転車だったかもしれません。
自分で実際の製作しなくても、、、プロジェクトなどを進めていく場合などでも参考になれば幸いです。自分のやってみたい方向と相手先との接点をどうやって見つけていくか、、? むずかしいテーマです。最終案だけをプレゼンするのではなくて、模索している過程も見せていくのもいいんじゃないかと思っています。
次回の報告は1月8日にします。おもしろ自転車の製作テーマを続けてやっていきます。実際の製作と完成状態です。今回はほぼ出来ているので遅れることはないです。完結編。
これから、、、年末ジャンボ的大きな宿題。
こんな話しですがわかってもらえますか?