仲の悪いたとえに犬と猿がありますが、自転車乗りであればどこかで一度は犬と戦っているように、犬と自転車の相性もあまり良くないみたいですね。だいたい、なんであんなに吠えながら全力で走れるのか不思議です。52Tx13Tを170ミリで回しながら大声で叫び続けるようなもんで、、、これはたいへん苦しい。今回の製作品はそんなバトルに終止符を打つための新提案になっています。
自転車に乗っていてびっくりしたこと。 家の近くの利根川サイクリングロードをBSモールトンで走っていた時のことです。100mほど前方のまん中に茶色のイヌが背中を向けて横たわっていたんですね。近付いてもピクリとも動きませんし、全体のボリューム感から、「死んでいる。しかもまだ新鮮だ」と思ったわけです。そんなものはあまり見たくありませんから、目をそむけて通り過ぎたのですが、、、、(つづく)
これは?
1)最初の手順としては図面になります。いろいろ書いた中からこのスタイルを選びました。前後にホイールが付いて、自転車乗りがモガイテいる状態をイメージしています。
2)スチレンフォーム材の25ミリ厚4枚で立体的な状態にしてみます。外形を切り抜いて、重ねて固定しています。新聞紙を下地に貼付けた後に、障子紙を全体に貼付けていきます。全長が500ミリ、全幅が100ミリあります。
3)表面を塗装して下地を仕上げていきます。ここにデザインを書き込んでいくことになりますが、なかなかむずかしいです。線がふるえないように呼吸を止めていっきに書き込むのですがうまくいきません、、、心臓の動きも止める必要がありそうです。
自転車型ダルマ(自転車安全だるま)
この正体は自転車乗りのための創作ダルマの製作企画。昔あった自転車のカタチにちなんでダルマ自転車というタイトルにしましたが、正確に言うと自転車ダルマの製作ということになります。色付けのラインがヨレていますが、乗り手の疲労感、ぐったり感を表現しています。(?)
こんなカタチの創作ダルマですから、この考え方でオートバイや自動車をモチーフにしてそれぞれメーカー各社がダルマを発売したらどうでしょうか? あるいはタイヤメーカーとか。希望者がいると思うのですが、、、トヨタ製のダルマやブリヂストン製のダルマって、見てみたいよね。
ラットエンジニアリングとしてはダルマの量産計画はまだないので手作りとして進めてきました。聞くところによると、実際のダルマ製作ではもっと効率的な生産方法をとっているようですし、使用材料もだいぶ違うようです。でもこういうモノの製作にも目を向けていくと今後の役に立つんじゃないかなぁ と思っています。
ダルマの場合にはスミで目を書き込みますので、こちらも同様にやってみました。自転車では前後輪で右側と左側のそれぞれにスミを入れることができます。言い換えると1台で2年分の祈願が可能ですので、普通のダルマよりもオトクになっています。また、デラックス型としてタイヤの接地部にウエイトを内蔵して起き上がり式にしたタイプも欲しいところです。
最初は交通安全の祈願ダルマを考えていたのですが、余計なお願いごとも書いてしまいました。自転車でお犬様を振り切ることはできますが、煩悩を振り切ることはむずかしいようです。
自転車ってほんとにむずかしい。
次回のレポートは12月8日までにします。テーマはレコードブレーカー(2)にしようと思っています。もうすこし作りこんだ1/5スケールのモデル提示。どっちのサイクルショーは遅れ気味ですが11月中にはまとめます。
(つづき)
そのまま通り過ぎて利根川サイクリングロードの端まで行って、Uターンで同じところまで戻ってきたのですが、その間は約1時間。
やっぱりまだ死んでいる、、、と同じように目をそむけて側を通過しようとした瞬間に「ウッー!!」って、いきなり飛びかかってきたんですね。サイクリングロードを往復して帰り道でのことですから、これにはほんとにびっくりしました。なにか用事があるんだったら初めに言ってほしいものです。フレームポンプでひっぱたいてやるんだった と思ってもBSモールトン用は短すぎるしなぁ、、、やっぱり自転車安全ダルマのようなモノが必要だと思うんですね。
みなさまのサイクリングの安全を祈念して今回のレポートの終わりとします。
こんな話しですがわかってもらえますか?