BSモールトン自転車のつづきです。前回、なにを入れればいいんだろう?と終わっていたことで心配になった方もいらっしゃったかもしれません。大丈夫です。ちゃんとつくりました。なかなかまとまって見えるので安心しました。原型から成形用の型(反転型)も作っていますので、2個製作しました。取り付けはキャリヤ部にちょうど六角レンチ(付属工具)が取り付けてあるブラケットがあるのでここにネジ止めしました。余分な金具や特別な細工が不必要でスマートに取り付けできます。塗装色によってイメージがだいぶ変わってくるもんですね。いくつか作ると塗装色を変えたり、マークを貼ったり、ラインをひいてみたりと、いろいろな検討ができます。
しばらくはこれを使用して改良を加えたいと考えているところです。BSモールトン自転車はペダルがワンタッチで着脱できますので分割時のペダル入れでもいいなと思っています。
話しは少しズレますが、このペダルはすばらしいですね。こういう部品はなかなかできないと思います。BSモールトンは買わなくてもこのペダルだけは買っておいた方がいいと思います。あとでプレミアがつくんじゃないかな? わたしもサイフに余裕ができたら、いわゆる投機の対象として2ペアほど購入しておくつもりです。
そのほか作業上の安全衛生にも注意して作業してください。わかっていてもついうっかり、、という事故がありますからね。特に火気、換気、体の保護などについては要注意です。自分で経験したマヌケな事故例を紹介します。みなさんは安全第一でこんなことはないようにね。
事故例1 友人A氏と省エネルギーカーレース用ボディ(ガソリン1リットルでどれだけ走るか?というアレです)をFRP積層中にポリエステルが飛び跳ねてA氏の目に入ったんですね。目はひどい激痛でたいへんだったそうです。また、コンタクトレンズを装着していましたのでこれもダメになりました。積層時は保護めがねをつけてください。でもコンタクトはたぶん強度的には向上したんじゃないかな? 強化コンタクトということで。
事故例2 ヒコーキ型自転車のボディ(全長3.5メートル、翼幅2.2メートル)を張り合わせ作業時に胴体内部にもぐりこんで作業していたんですが、スチレンなどの有機溶剤のガスの発生で途中からドキドキして息苦しくなってきたんですね。つまり、換気不足。あのまま中にいたら西方浄土に旅立っていたかもしれません。ヒコーキでひとっ飛びなんて。
モールトン自転車では自分の使い方だけから考えると、バッグや前後キャリヤが大きいような気がするんですね。取り付け部分はフレームに固定されていますから、ハンドリングへの影響は少ないように思えますが、あの大きさは必要なのか? いったいなにを入れるの? といった疑問は浮かびます。でもたぶん、本当に生活に根付いた使い方をしているんでしょう。道具として使っているんですよね。
今回のものとは別にアルミのボックスも検討中です。キャリヤをはずして取り付けます。これはまだ製作途中のものですから、もうすこしまとまったら改めて報告しますね。
モールトンの本やカタログなどを見ると、frame skin(フレームカバー)というものや、in-frame bagなるものも以前にはあったようで、今回のFRPボックスもアリかな?と勝手に思っています。さて、モルちゃんどうかな?
自転車ってほんとにむずかしい。
次回報告の納期は4月8日です。
どうもマニアックな患者さんが多いようです。でもウチはお医者さんじゃないですからね。どちらかというと調剤薬局に近いかもしれないな。 そうか! タイトルを「処方せん」に変えた方が、、、一応ことわっておきますけどホケンはききませんから。
こんな話しですがわかってもらえますか?