設計費用 設計業務は、敷地を調査して平面プランを決めてゆく「提案設計」。決まった平面プランに基づいて具体的な仕様や構法を決め、基本図面を作成する「基本設計」。工事に必要な図面を作成してゆく「実施設計」。木材の設計や検査等をする「木組み設計」。そして、工事が適切に行われるか監理をする「工事監理」。の5つのカテゴリに分かれます。原則としてこの5つを一貫して行うことを当社の設計業務としております。 |
Q:工務店さんや住宅メーカーさんの設計と違うのは? 工務店という設計と施工を一緒にやる・・工務店というシステムは、日本独特のものです。本来、敷地やクライアントの様々な条件の中で、専門家として、建築に関わることをアドバイザーとして手助けをするのが設計のはじめの役割です。そして第二段階として、工事や見積もりのチエック機構としての役割があります。工務店に所属する設計は、どうしてもその工務店の利益や方針優先の判断や設計になっています。そして現場でも施工優先になりかねません。 設計費、工事費の違い 工務店さんの場合、業者から見積を集め、各工事の工事費を算出します。 実施設計費、工事監理費および木組み設計費 原則として木造を含む場合「実施設計&工事監理」「木組み設計監理」は1セットで「契約」をいたします。但し、古民家リフォームなど、新たな木組みがあまり発生しない現場の場合は「実施設計&工事監理」のみとなります。 現場の状況や依頼内容によりその都度、検討させていただきますのでご相談ください。 |
①提案設計 提案設計費用 : 2階建て一般住宅新築の場合:3万円、改修再生や古民家調査、耐震調査を含む場合:6万円 、店舗事務所等は、用途や規模により料金を算出します。(※消費税別) ②基本設計(定額) 基本設計費用 : 一律 60万円 (消費税別) 設計契約が必要です。 間取りを決定し、実際に設計図を作成する作業となります。敷地の詳細な調査を行い、基本図面(配置、平面、立面などを作成し、簡易的な構造検討、耐震診断などを行います。) ③実施設計と工事監理 設計監理契約が必要です。 工事で施工ができるような図面を作成するのが実施設計、その図面のように現場が進行しているかチエックしするのが工事監理です。まず基本設計で検討したプランを元に実際に図面を作成してゆきます。そして図面を元に工事金額や施工業者を選定&決定してゆきます。 |
④木組み設計 一般的に木造設計では、簡単な梁伏図などをかいて、あとは業者におまかせ。もしくは、プレカット工場にすべておまかせ。というパターンがほとんどです。この場合、間取り、構造、材料、意匠のバランスや整合性がとりにくいですし、プレカット図をチエックできない設計者も多いのが現状です。 天然乾燥木材が手に入りにくい場合など・・・大工さん、工務店さんが購入できるよう・・若しくは、クライアント(施主)が直接購入できるように支援いたします。 手刻みや加工が難しい場合、できる大工さんがいない場合など・・・大工さんや工務店の選定は、当社管理で行います。お知り合いの大工さんや施工店さんで加工や施工をしたい場合などは数回、当社で打合せをさせていただき、クライアントの合意を経て、お願いすることになります。また、コスト削減の為にプレカット等をご検討される場合もバランスを考えてご提案させていただきます。詳しくはご相談ください。 遠方(静岡県外など)で刻みの出来る大工さんがいない場合など・・・構造材の加工~建前までの作業を当方提携の大工さんや工務店に行ってもらうことができます(補強金物設置まで)。建前後は、現地の工務店さんや大工さんに施工していただくカタチになります。但し、建前時に現場で必要な仮設関係のモノ、現場備品、レッカー、現場保険対策、周辺対策などは現地にて用意、準備することになります。 |
設計費用算定式 A:基本設計費(定額)+(B:実施設計&工事監理費→建設予定額 x 設計掛率) = 設計費用(税別:設計契約額) Aの基本設計費 60万円(定額) Bの掛率 建設予定額x5%~8%(敷地状況や内容により異なってきます。お問い合わせください) 建設予定額 建設費について建設費は、まず基本設計段階で概算を算定します。実施設計が進んだ後、実際に大工さんや工務店に見積をしていただきます。下記はあくまで参考です。設計は、建築予算や計画のシュミレーションです。クライアントの予算に近づけるアイデアを盛り込みながら、設計を進めていきます。 |