日蓮宗妙厳山信隆寺(茅ヶ崎市) | トップへ |

合掌。立冬の候。もう冬です。先日まで夏だったのに・・・
それでも今年は昨年に比べれば少しは涼しかった気がします。
皆さまは、どう感じていますか? 今年の夏、熱中症は大丈夫でしたか? 知らず知らずの間に水分が不足して熱中症になるらしいです。怖いですね。この夏の熱中症患者(救急搬送された人)は昨年に引き続いて十万人を超えたそうです(総務省調べ)。
水分も大切ですが塩分ミネラルが不足すると良くないみたいです。昔、スイカに塩をかけて食べていたのは甘さを引き出すためだけじゃなく、深い知恵だったのかもしれません。今では塩分チャージなるタブレッツや経口補水液 OS-1などというものがあって塩分を補給するそうです。頭の中が昔の人間である私は味噌汁が大好きですから、味噌からミネラルも塩分も取れてるつもりでいます。年をとるとある程度、塩分には気を付けなければならないことは承知していますが、味噌汁はおかわりしたいのです。ですがやはり、耳元で声が聞こえるのです・・・「塩分取りすぎよ・・・」と。「しょっぱいもの食べすぎ」「お酒飲みすぎ」「テレビの音がうるさすぎ」すぎ、すぎ、すぎ・・・すき、すき、すきとは言ってくれません。そして「働きすぎ」とも言いません。でも汗をかいて部屋に戻ると優しく言ってくれるのです。「塩、なめときなさい。熱中症になるわよ」と。私は塩をなめるより、味噌汁をおかわりしたいのです。
ところで皆さんは、味噌汁の具 何が好きですか? 一言では表しきれませんね。あれもこれも・・・ですよね。味噌だって色んな味があります。私は基本的には長野の合わせ味噌が好きです。赤だしも捨てがたいのですが毎日頂くのは合わせ味噌です。具は何でもかんでも入れますが、油揚げが欠かせない具材です。豆腐と油揚げ。ナスと油揚げ。ニラとえのきと油揚げ。たまりません(笑)
でも最近、ニラとえのきはヤバいことになるのです。これらを食べると歯に挟まってしまって歯の間からナイヤガラの滝のように、ぶら下がるのです。若いころはそうではなかったのにイヤですね。それとあともう一つ・・・「忘れたころにゴマの味」分かりますか?ご飯を食べ終って歯も磨いて、何時間も後にふと、ゴマの香りが口の中に広がったりするのです。多分、一粒のゴマが歯の間の何処かに隠れて居て何かの拍子に噛んだ・・・その香りだと思われます。年を取るというのはこういうことなのですか? 誰か教えて下さい。「生老病死」の四苦の一つ、老いる苦なのでしょうか? 「そんなものじゃないよ」とお叱りの声が聞こえてきそうですが、知らず知らずのうちに年をとっていくのですね。塩分も控えて、味噌汁も、そろそろ一杯にしといたほうがよさそうです・・・
塩分(塩)と言えば「敵に塩を送る」武田信玄と上杉謙信の逸話がありますが、どうやら諸説ありというものらしいです。しかし、美談(日本人の相手を思う心の話)としては語り継ぎたいエピソードです。宿敵武田信玄に塩を送った謙信は大した男だと思います。信隆寺は武田家系統のお寺ですから、どうしても信玄贔屓に見てしまいますが、上杉謙信という方は尊敬できる人物だと思います。行き過ぎたアメリカファーストで世界を混乱させているトランプさんに、このエピソードを聞かせてやりたいものです。「世界全体が幸せにならないかぎり個人の幸せはあり得ない」by宮沢賢治
自分たちだけが豊かになろうとすれば、必ず自分の首を絞めることになる。私たちは繋がって生きているからです。
今、日蓮宗が掲げている「いのちに合掌」は人間だけでなく生きとし生けるもの、植物や物質に至るまですべてのモノに「いのち」があり、全てのモノを敬う精神が大事なのだと語り継ぎます。「草木国土 悉皆成仏」の経文の如しです。「法華経」という経典にはお釈迦様が何故この世に現れたのかを次のように伝えています。
「諸仏世尊は衆生をして仏知見を開かしめ、清浄なることを得せしめんと欲するが故に世に出現し給う」と。 簡単に訳すと・・・
「仏は、すべての人が本来そなえている仏の智慧を開かせて、煩悩の穢れを除き清浄にするために、この世に出現した」となります。
つまり、私たちには「本来そなえている仏の智慧」がある。私たちは誰もが必ず「仏の種」を持っているということなのです。仏さまの教えの凄いところはココなのです。私たちが「仏」なのです。
争いごとはやめましょうよ・・・互いに敬い、自らの手で浄土を作りましょうよ。NO WAR! 南無妙法蓮華経

