日蓮宗妙厳山信隆寺(茅ヶ崎市) | トップへ |

合掌。季節の頃合いは芒種です。所謂、田植えの時期ですね。暦は本当に面白い。見ていて飽きないです。二十四節季などは、まさしく自然と人の暮らしがまじまじと見えてくるわけです。しかしながら都会や街中に住んでいると、これが全く感じられなくなってしまうからよろしくない。コンクリートに囲まれて自然を感じる時間がないと何となく感謝の心が薄くなっていく気がしてしまうのです。人も自然の一部・・・生かされているということを忘れてしまうのです。昔のジブリ映画で「人は土から離れては生きていけない」という名言がありましたが本当にそう思います。万物再生の土、太陽と水と空気。これらが無ければ我々は一日たりとも生きられないのです。そしてやがて土に返り、水に溶け、風に運ばれる・・・ということで、たまには外に出かけましょう。遠出ができない人は川の土手でも散歩しましょう。田んぼを見に行きましょう。川から水が引かれ、間もなく田植えが始まります。「我田引水」なんて言葉を口にして、意味を考え、諺って面白いなぁとか考えながら脳みそに血を送れば「我脳引血」でニューロンの田植えが始まります。ボケ防止に繋がるかも知れません(笑)カエルやドジョウ、アメンボを見つければ笑顔になり、あの独特の田んぼの匂いを嗅いで深呼吸すれば何故かしら涙が出るかも知れません。どうですか? 田んぼを見たくなったでしょう。そしてみんなで自然を守りましょう。
さて、わたくし人知れず「養蜂」をしているのですが二ホンミツバチが激減しています。農薬やウィルスが原因と言われていますが他にも蜜源(花)や水源(水場)が少なかったり、夏が暑すぎるのも原因の一つです。私が育てていた巣は夏の暑さで巣を形成する蜜蝋が溶けてしまい、巣落ちしてしまいました。十数年前は春の分蜂の時、空が真っ黒に見えるくらいミツバチがいて、毎年20リットルくらいのハチミツが採れましたが、ここ数年は5リットルも採れません。ミツバチが絶滅したら人間は四日で滅亡するとまで言われています。流石に四日で滅亡はありませんが、それほどの存在だということです。

ここでいつものネタを使うなら「私のハニーがいなくなったら、私は一日たりとも生きていられません・・・」と筆を進めるところですが、今日はやめときます・・・
世の中は全てのモノが繋がっているのです。「ありとあらゆるモノが必要な存在で、何一つとして無駄なモノはない・・・」「それぞれの場所でそれなりの意味をもって存在している」のです。一人で生きているのではない、他のモノに生かされているのである。だからこそ感謝感謝なのですよ。互いに敬い、尊重し合えば争いごとはなくなるでしょう。お釈迦様の教えにはこのようなことが書かれているのです。「草木国土 悉皆成仏」全てのモノに命があり、仏の道が示される。だから全てに感謝し、敬う「いのちに合掌」なのです。
「法華経」には但行礼拝という教えもあります。「我れ深く汝等を敬ふ。敢て軽慢せず。所以は何ん。汝等皆、菩薩の道を行じて当に作仏することを得べし〈我深敬汝等。不敢軽慢。所以者何。汝等皆行菩薩道。当得作仏〉」と。要約すると「人は誰しも仏の種を持っていて誰もが仏に成ることができる。だから全ての人を敬う」という教えです。日蓮聖人 五十二歳 佐渡流罪中に「顕仏未来記」というご遺文(書籍)に「彼の二十四字とこの五字と其の語 殊なりと雖も其の意之同じ」と記されています。彼の二十四字というのは先述の敬いの意を説いた経文。五字というのはお題目のことです。お釈迦さまも日蓮聖人も常に人の振る舞い、敬いの心を大切にされています。合掌するということは、全ての人、あらゆるモノ」の中に内在する「仏さま=仏心=仏の種」を敬うことなのです。本来、私たちはこのように生きていくべきなのです。
南無妙法蓮華経
私、佳奨は6月1日より11月30日までの半年間、日蓮宗布教研修所(平賀 本土寺)に書記(教える側のスタッフ)として入所します。檀信徒の皆様には留守中不便をおかけしますこと、お詫び申し上げます。
と言いますのも、これまで住職と二人でしていたことが全て住職一人の肩にのしかかるので、住職がそれに耐えられるかどうか? 心配です・・・以前ならば体力も充実していてパワーで押し切っていた住職ですが、信隆寺タイムス84号で「昨年のぎっくり腰の後遺症でまだ節々が痛いことがありますが、大袈裟なことにはなっていません」と書いた直後、更に2回目の強烈なぎっくり腰を患い、今でも坐骨神経痛のような痛みに悩まされていて大袈裟なことになりかけています。法事・ご祈祷・通夜葬儀・相談・例祭・年中行事・権現堂・普段の書き物・草むしりや境内清掃・日蓮宗管内の会議や行事等、やること山盛りです(苦笑)
昨年のぎっくり腰の際は庭で倒れている住職を私が見つけ、家の中に担ぎ込みました。夏の暑さで倒れている住職を見つけた方は助けてあげて下さい(笑)
冗談はさておき、お寺は檀信徒の皆さまのご協力あってこそです。行事に人が来ないようではさみしい。じゃんじゃんお参りにいらして下さい。お互いの仏さまに合掌し仏の種を育てましょう。南無妙法蓮華経 (拝)
追記~施餓鬼会、お盆、お会式には戻ります。半年間、頑張ります。
ご参拝ご苦労様でした。そしてありがとうございます。
皆さまの参拝、心待ちにしております。たくさんお参りして、仏さまに自分の顔を覚えてもらいましょう。