2025.03.23.開催
講師: 原田 亜希子先生
先生による参考花

【色彩盛花・多種挿し】 まどか
芽出し木苺・チューリップ2色・スイートピー・菜の花

【瓶花・直立型】 瓶花基本花器
リアトリス・中菊
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初等科
主枝はアイリスの伸びやかな姿を活かす。客枝はスイートピー・アイリスどちらでも構わないが、アイリスの立ち上がる姿を見せるなら中間枝がよいと思う。アイリスの葉は立体的に挿し添えること。スイートピーは色の分量を見ながら挿す。
花材:アイリス 2、スイトピー 3
いけ方:たてるかたち(基本)
花器:プリンセス山田 徳子さんの作品
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初等科
※同前
西平 美鈴さんの作品
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本科
芽出し木苺は葉を整理し、動きを見て傾ける方向を決める。菜の花は黄色の分量を上手に活かし、葉を挿し添えて足元を締める。
花材:芽出し木苺 3、菜の花 2
いけ方:かたむけるかたち(基本)
花器:プリンセス天野 茜さんの作品
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師範1
アイリスは副枝が主枝より必ず左に出ていること。葉の動きを活かす。菜の花は高低差をつけながら葉を添えていける。
花材:アイリス 3、菜の花 3
いけ方:盛花直立型
花器:小判型水盤太尾田 敬子さんの作品
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師範2
中間高の芽出し木苺は軽めの枝を立ち上げる。客枝の前傾と振り出し角度を直立型と混同しないように。葉も入れ過ぎないように注意する。
花材:芽出し木苺 3、チューリップ 3
いけ方:盛花傾斜型
花器:小判型水盤冨川 章子さんの作品
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准教
桜は5本で構成するが、付き枝を活かしてもよい。菜の花は、花の分量や表情を活かし、足元に葉を挿し添える。
啓翁桜、菜の花 3
いけ方:盛花直立型
花器:丸水盤倉中 文子さんの作品
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4級
主・副・客の立体的な交差美を見せる。主枝はあまり長くしない。オクロレウカとアイリスは、少し距離を置きながら交差させる。アルストロメリアは淡い色なので輪数が多めでもよかったが、濃い色の場合は入れ込み過ぎないこと。
花材:オクロレウカ 2、アイリス 2、レザーファン 1、アルストロメリア 1
いけ方:花奏
花器:まどか佐々木 芳翠さんの作品
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3級
チューリップも麦も役枝になり得る。麦を主枝・副枝とし、チューリップを客枝としてもよかった。主枝・副枝・客枝の頂点が不等辺三角形に見えるようにいけるとバランスがよい。スイートピーは高低差をつけながらいける。
花材:チューリップ 3、スイトピー 5、麦 7
いけ方:ならぶかたち
花器:新様式花器砂本 慶子さんの作品
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2脇
桜を主枝、副枝、中間で入れたあと、アイリスを縦に2本挿すが2本が並ばないようい注意し、葉の動きを活かしながら立体的にいける。
客枝の菜の花は、花の分量や花の表情を活かし、葉を挿し添えて全体を締める。
花材:啓翁桜、アイリス 2、菜の花 3
いけ方:盛花直立型
花器:丸水盤河上 喜春さんの作品
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2級
主枝の芽出し木苺は水に映る姿の美しいものを選ぶ。客枝はレザーファンでもストックでも構わないが、主枝よりも客枝の方が高い位置づけとなる。主枝、副枝、客枝がはっきりと分かるようにいけること。
花材:芽出し木苺、枝ストック 2、レザーファン 3
いけ方:盛花観水型
花器:丸水盤 -
1脇
ミリオグラタスを入れすぎないように注意する。スイートピーは2色を使いわけて高低差をつけながら挿す。かすみ草はグリーンの葉の上に置くことで、白色の花がいきてくる。詰め込み過ぎずさらっと入れる。
花材:チューリップ 3、スイトピー(2色)5、かすみ草少々、アスパラガス・ミリオグラダス少々
いけ方:まわるかたち
花器:まどか貞国 光桜さんの作品
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1級B
麦はほぼ同じ高さで成長していくが、いける際はある程度の高低差が必要。立ちぎみにいける。主枝のグループ、副枝のグループと株状にして見せること。穂は今から出てくるような麦として取り除いて見せることもある。出かかっているものはあまり高い位置では使わない。主脇の菜の花の辺りの日蔭は地面としてしっかりと敷く。
花材:麦 11、菜の花 3、日蔭(持参)
いけ方:写景盛花様式本位
花器:丸水盤岡 宏泉さんの作品
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1級A
桜は花の整理をしながらメリハリをつけて骨格をとる。椿は入れ込み過ぎず立体的にいける。花は色彩的に強くなりがちなため控えめに見せる。しゃがは風が吹いてきた様をいける。
花材:啓翁桜、藪椿、ぜんまい 3、しゃが 3
いけ方:写景盛花自然本位
花器:丸水盤八島 豊知さんの作品