松本家住宅
Matsumoto



 
国指定重要文化財 (昭和46年12月28日指定)
宮城県加美郡加美町南小路2
建築年代/江戸時代(18世紀中頃)
用途区分/在郷武家
指定範囲/主屋
公開状況/公開
仙台市の北方40kmに位置する加美郡小野田に所在する武家住宅である。小野田は仙台藩主伊達家の重臣で着座二番座の地位にあった奥山氏1660石の所領地で、鳴瀬川の崖上に構えられた在所屋敷・小野田所に通じる街路に北面して建つ。当家は奥山氏の家老を務めた家柄で、宝暦7年(1757)に奥山氏が黒川郡大和町吉岡から小野田へ配置替えとなった折に随従してきたとのことである。主屋は奥山氏入部以前の領主・古内氏の時代に建てられたものと伝えられるが、建築年代を18世紀中頃から末頃とする見方もあり、断定できる資料は見つかっていない。棟高の居室部と棟低の土間部から一体化した外観を取るものの、両部の建築年代は異なり、更に上屋・下屋から成り一間ごとに柱が建つ居室部に対して、土間部は下屋の無い簡単な構造で半間ごとに柱が建つなど、建前の全く異なる分棟型の体裁を取る。県内中北部の武家住宅に見られた形態との事であるが、多くが失われた現在にあってはとても珍しいものを見る想いである。



 

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