<あ>    ><><><

アースカラー
【earth color】
  大地の色の意。茶系の色をいう。

アーチ
【arch】
  上方へ弧を描いた、弓形に形成したデザイン。

アーティフィシャルフラワー
【artificial flower】
  造花の総称。

アーム・ブーケ
【arm bouquet】
  腕に抱えるデザインのブーケ。

アール・デコ
【art deco】
  1920年代〜1930年代、フランス・パリを中心に
  ヨーロッパで流行した装飾様式。
  直線や幾何学模様を使ったデザインが特徴。

アール・ヌーヴォー
【art nouveau】
  19世紀〜20世紀初頭にフランスを中心に、ヨーロッパで
  流行した芸術様式。
  植物をモチーフに、曲線を駆使した図案的なデザインが多い。
  建築、絵画、工芸、ファッションなどあらゆる芸術に広く
  用いられた。ドイツでは、ユーゲントシュテールという。

アウトライン
【outline】
  輪郭・外形。

赤土/あかつち
  関東・東海地方の台地に分布する火山灰土。
  粘土質で透水性が悪い。
  赤土をふるい分けたものが赤玉土で、赤土に比べて
  通気性がよい。

秋植え球根/あきうえきゅうこん
  秋に植え付け、そのまま越冬して春以降に花を咲かせる
  球根のこと。
  戸外で越冬させることが多いが、寒さが厳しい場合は
  敷藁などで防寒する。チューリップ・スイセンなど。

秋の七草
  (はぎ)・(くず)・桔梗(ききょう)・藤袴(ふじばかま)・
  (すすき=尾花/おばな)・撫子(なでしこ)・
  女郎花(おみなえし)。

アクセント
【accent】
  作品の中で、全体の調子を高めたり引き締めたりする為に、
  変化を与えて強調する特定の部分のこと。
   ※ アクセンントカラー=ポイントカラー

アシンメトリー
【asymmetry】
  非対称、不均等。シンメトリーの反意語。

アソーテッド・コサージ
【asorted corsage】
  数種類の花を混ぜて作るコサージのこと。

アッシャー
【usher】
  花婿の付添い人。

アドヴェント・クランツ
【Advent Kranz】
  アドヴェントのリース。
  アドヴェントとは、クリスマス前の約4週間、天井から水平に
  吊るしたり、テーブル等に置いたリースに、4〜5本の
  キャンドルを立て、日曜ごとに1本ずつ火をともして
  クリスマスを待つ、期待と準備の期間をいう。

アブストラクト
【abstract】
  抽象的なという意味。
  アブストラクト・アートは、純粋な造形と色彩によって表現した
  非写実主義の作品のこと。

アレンジメント
【arrangement】
  アレンジ(整理する・整える・編む)の名詞形。
  省略してアレンジという場合が多い。
  フラワーデザインでいうアレンジは、花をアレンジすること、
  またはその作品のことで、広い意味でコサージ・ブーケを
  除いた花の造形をさす。

アルカリ性土壌/アルカリせいどじょう
  土のpH(ペーハー=酸性度)がアルカリ性に近いもの
  (pH7以上)。
  アルカリ性が強すぎる場合は、石灰などで調整する。

アンクレット・コサージ
【anklet corsage】
  足首につける為のコサージ。

アンピール様式/アンピールようしき
  ナポレオン1世の帝政時代を中心にした、19世紀初めの
  フランスの建築・工芸様式。
  古典主義的で荘重。エトワール凱旋門などが代表的。





<い>     ><><><

イースター
【easter】
  キリストの復活祭。春分の日以降の最初の満月の後の
  日曜日(=イースターサンデー)。
  復活の象徴として、卵・ひよこ・子兎などが用いられ、教会や
  街ではイースターリリーや水仙・あじさいなどが飾られる。
  友人や親戚とガードやプレゼントを交換したり、色を塗った
  イースターエッグを飾ったりする。

イーゼル
【easel】
  キャンバスを立てかける台。(画架)

家元/いえもと
  流派を伝えていく任にあたる家のこと。
  いけばなの家元数は三千とも五百ともいわれ、正確な数は
  わかっていないが、日本の伝統文化の家元の中では最も
  数が多い。

イギリス式庭園/イギリスしきていえん
  18世紀のイギリスに生まれた、自然の風景を人工的に
  再現しようとする庭園形式。 自然風景式庭園とも呼ばれる。

いけばな
  一般に、『生け花』または『活け花』と表記するが、
  草月流では『いけばな』とする。
  植物の形を整えて、花器に挿すことがもともとの意味。
  仏前に供える花から発達したといわれている。
  さまざまな形式があり、歴史順には立花(たてばな)・
  立華(りっか)・生花(せいか・しょうか)・盛花(もりばな)・
  現代花(げんだいばな)等がありさらに古くからある
  投入花(なげいればな)や、お茶室でいけられる茶花
  (ちゃばな)等もある。

一年草/いちねんそう
  種を蒔いてから一年以内に開花・結実して枯死する草木植物。

イメージ
【image】
  心の中に描かれた像や印象のおもかげ(心象)のこと。

色の3属性/いろの3ぞくせい
  色相(色味)・彩度(色味の強弱)・明度(明るさの度合い)
  のこと。

インヴァーティッドティ
【inverted-T】
  逆さまにした(=インヴァーティッド)T字形。

印象主義/いんしょうしゅぎ
  対象から受ける印象をそのまま表現しようとする、
  19世紀後半から20世紀初めにかけてフランスに
  起こった芸術思潮。
  絵画に始まり、彫刻・音楽・文学に及ぶ。また、印象主義に
  基づく絵画運動の一派を“印象派”と呼ぶ。

インソーションメソード
【insertion method】
  花の中心に向かって、茎の真中にワイヤーを刺し込む技法。
  刺し止め。

インテリア・デコレーション
【interior decoration】
  室内装飾。





<う>     <><><><      

ヴァーティカル
【vertical】
  垂直形に構成されたアレンジメント。

ヴィタイプ
【V-type】
  Vネックとも呼ばれ、V字形に構成するコサージ。

ヴィクトリアン(コサージ・ブーケ)
【Victorian】
  ヴィクトリア朝時代(1837〜1901)の華麗さを持つ、
  比較的配色の濃い多種類の小花を使ったラウンド形のもの。

ヴィクトリアン・ローズ
【Victorian rose】
  2輪以上のバラの花びらで、1輪の大きなバラを形成したもの。

ヴィジュアル・フォーカル・ポイント
【visual focal point】
  作品の視覚的焦点(中心部分)。=フォーカル・ポイント

ウエストコサージ
【waist corsage】
  ウエストに飾るコサージ。

ヴェゲタティーフ
【vegetativ】
  植生的という意味のドイツ語。英語読みはヴェジタティヴ
  「植生的」参照。

ウェディング・ブーケ
【wedding bouquet】
  結婚式用ブーケの総称。
   (メイド・オブ・オーナーやブライド・メイドたちの持つ
    ブーケを含む)
  花嫁の持つ花束のみを指す場合は、ブライダル・ブーケ
  
と呼ぶ。  
ウォーター・ピック
【water pick】
  水を入れることが出来るプラスティック製の用具。

ウォーム・カラー
【warm color】
  赤や橙などの、暖かい感じを与える色のこと。

ウォール・デコレーション
【wall decoration】
  壁面に取り付けた花飾り。

羽状葉
  2枚以上の小葉が、茎の両側に対生しているもの。
  (先端に小葉が1枚つく場合もある。)

ウドンコ病/ウドンコびょう
  新芽や若い茎や葉・つぼみなどに、ウドン粉をまぶした
  ように生える白いカビ。病気の葉を取り除き、薬を散布して
  おくとよい。





<え>     ><><><

液肥/えきひ
  液体肥料のこと。
  原料は

エクステンション・メソード
【extention method】
  ワイヤーが短い場合や弱い場合に、他のワイヤーを
  継ぎ足す技法。

エスカーブ
【S-curve】
  S字型に構成するデザインの形。ホガース・カーブともいう。

枝物/えだもの
  生け花・フラワーデザインに使われる花木、または切り枝。

エチレン・ガス
【etylene gas】
  野菜・果物・花は、成熟すると大量のエチレンを発散する。
  カーネーションなどは特にこのガスに弱く、隔離する必要が
  ある。逆にキクはエチレンを放出しやすい。

N・F・D/エヌ・エフ・ディ
【Nippon Flower Designers' Association】
  社団法人日本フラワーデザイナー協会の略称。

FDナイフ/エフディー・ナイフ
【flower design knife】
  フラワーデザイン用のナイフ。フローリストナイフとも呼ぶ。

エル・シェイプ
【L-shape】
  L字型に構成するデザインの形。

円錐花序/えんすいかじょ
  総状花序のひとつで、主な軸のまわりに総状花序が
  いくつも分岐し、全体が円錐形になるもの。

エンパイヤ・ブーケ
【empire bouquet】
  3段ブーケのこと。

エンブレム
【embulem】
  象徴、記章、紋章の意味。
  団体や会社などのマークや紋章を、花で構成したものをいう。





<お>     ><><><

オアシス
【oasis】
  フローラル・フォーム(吸水性スポンジ)の商品名。

黄金比/おうごんひ
  線分を2分するとき、長い部分と短い部分との比
  (1.618:1)が、全体と長い部分との比(1.618:1)と
  等しくなる比率。これを黄金分割という。

オーヴァル
【oval】
  楕円形または卵形。

オーナメント
【ornament】
  装飾品、付属品。
  デザインを引き立たせるために、花の中に加える小物。

オールラウンド
【all-round】
  どの方向からでも見られる作品。=360度展開。
  (180度展開の作品は、ひとつの方向を正面にする。)

オールラウンド・クレセント
【all-round cresent】
  360度展開で作られた三日月型のアレンジメント。
   (フラワー装飾1級課題T)

オールラウンド・ホガースカーブ
【all-round Hogarth curve】
  360度展開で作られたS字型のアレンジメント。
   (フラワー装飾1級課題T)

置肥/おきごえ
  鉢土の上に固形肥料を置く肥料のやり方のこと。

遅咲き性/おそざきせい
  開花までの期間(休眠期間)が長いもの。
  (休眠期間が短いものを早咲き性という。)

オブジェ
【objet】
  物体の意。
  日常のものを本来の機能から切り離し、象徴的な芸術として
  取り入れた作品。

お礼肥/おれいごえ
  花の終わった後や果実の収穫後に与える肥料のこと。