Flower horn
アメシクの始まりである
2002年正月、フラワーホーンを衝動買いである。
フラワーホーンの購入については、表向きには言えない様な失敗があったのだがここでは触れないでおこう。
私のフラワーホーンに関する知識は買った当時には何にもなかった。
今改めて見ると、何の変哲もないフラワーホーンである。
当然名前もなく、フラワーホーンAグレードとして売られていた。
『Aグレード』、こういう響きに弱い男である。
何の知識もなかったのだが将来性がありそうで、面白そうな匂いがしたのである。
しかしはっきり言ってしまうと改良品種であるとはいえ、ハイブリッドである。
純血種の保存と言うことを考えれば、『うーむ』と考え込んでしまうこともある。
種の保存ということを大切に考えているヨーロッパのマニアなどはどう思っているのだろうか。
春になり
食べないものはないのではないかというぐらい、なんでもよく食べ、よく糞を出す。五月、大きくはなっているのだが
あまり変化も見られず、少し寂しい気がしていた覚えがある。八月、ちょっと良い感じ?
少しではあるが、黄色い色も見れるようになってきた。九月、水換えが怖いのである。
他の魚も増えてしまい90水槽の半分のスペースで飼育しているため、狭いのであろう。2003年四月
さて、ここで真友(しんゆう)の一人であり、無頼漢ズのメンバーでもある 自称アマチュアフラワーホーン日本一の塾長さんにコメントをつけてもらったので そのまま記載しておこう。2003年8月
最近、水槽の中でフラリフラリひっくり返るようになってしまった。
餌食いはまだOKであるし、手を入れると俊敏に狙ってくるところも
変わっていない。
腸にガス?お腹に空気?浮き袋の異常?
何かは分からない。
見た目の魚体も左右対称で特に膨らんでいるところも見つからない。
太りすぎというのが一番可能性が高いかもしれない。
とりあえずの対策としては、あまり空気を吸わないように沈下性の餌に
切り替えて、少量給餌でダイエットである。
解剖したら、チャッピーのお勉強の部屋のマクリカウダのように
なっているのかもしれない。
なんとかこのまま長生きして欲しいものである。
2003年11月
減量作戦により、フラリフラリ病はなくなったようだ。
少しお腹のあたりもスッキリとしたようである。
普段はボーっとしていることが多いが、餌の時間に隣のゴッドマニィに餌を与えると
『ワシにもよこさんかーい』とアピールする。
最近は手を入れても噛み付くこともなくなり、手がかからない優等生のようである。
学名について
2004年2月、フラワーホーンは30cm。
たいした変化もなく書くこともあまりないので今回は学名について少し勉強して回ったので、わかったことを書くことにしよう。
ただしここに書いたことは私が勝手にこんなもんだろうなと解釈しただけで、
間違っているかもしれません。
学名と言うのはラテン語で書かれているが、ラテン語自体の単語が少ないためにギリシャ語からも引用されている。
発音については『ラテン語の発音』と検索すれば詳しいサイトがたくさんあるのでそちらを見てみよう。
種名には『二名法』が用いられており、属名+種小名で表される。
この属名は先ほど書いたようにラテン語やギリシャ語の名詞で表されることが多く、
この名詞は『男性』『女性』『中性』のいずれかに属することになっている。
で、種小名は形容詞や人名や地名であることが多く、属名の性別?のどれに属するかにより、語尾が変化するのである。
この性を一致させねばならないと国際命名規約というもので定められているらしい。
例えば シンスピで言うならば
Cichlasoma (中性) synspilum (中性)
Vieja (女性) synspila (女性)
Paratheraps (男性) synspilus (男性)と語尾が変化する。
フェネストでも fenestratum fenestrata fenestratus と変化する。
女性形が〜a 男性形が〜us 中性形が〜um ということである。
なのでいろんな魚種で種小名が同じ魚がいるが属名によって語尾が違っていても正しいのである。
Paratheraps は男性形ということらしいのでこの属性の魚は〜usというのが正しい表記であろう。
次に人名が使われる場合ですが多くの例外はあるようですが一般的には
属名に人名が使われる場合は
男性なら〜ius
女性なら〜a 〜ea 〜ia 〜ella
種小名に人名が使われる場合は
〜anus 〜ianusという形をとり
これが性別により男性形では 〜anus 〜ianus
女性形では 〜ana 〜iana
中性形では 〜anum 〜ianum という語尾変化をします。
単純に男性の場合は 〜i 女性の場合は 〜ae
複数の場合はその構成によって 〜orum や 〜arumと付けられている例が多いようです。
そして地名が使われている場合ですが
属名に使われる場合は人名と同様にしたり、地名そのままを使ったりします。
種小名に使われる場合は 〜icus や 〜ensis 〜iensis です。
これが語尾変化して 〜ense や 〜iense となったりします。
また人名と同じように地名にも性別?があるようなので
男性の場合は 〜i 女性の場合は 〜ae
複数の場合はその構成によって 〜orum や 〜arumと付けられている場合もあります。
さて性別?ですがこれはどこを探しても、どういう基準で判断されるのかよくわかりません。
ラテン語では名詞はすべて男か女か中性かという分類になるということであるのだが、
文法上の性ということで、学のない私にはまったくもってなんのこっちゃわからない。
どうでもいいような話になってしまったが、興味のある人はもっと調べてみたりすると
その魚のいろんなことが発見できたりして面白い。
図書館に行くと学名に関する書籍がいっぱいあるよ。
おーい、フラワーよ。お前には学名はまだないんだろうな(涙。
2004年8月 フラワーホーンの小部屋は完結とさせていただきました。